練習しないのに金曜日に入って大丈夫? [JOY耐2018]
高校野球やってますねえ・・・
母上様は、高校野球が大好きなんですよ。プロ野球は見ないくせに。
「一生懸命なのがいいんだよ。今日負けちゃったら、終わりだものね。」って良く言ってる。
まあ、そうだよね。本当にすごい一生懸命だ。
でもさあ・・・それをエアコンが効いた室内でTVを通して見てるってのはちょっと・・・
みんな少し考えてみてよ。
真夏のお昼にTV中継されるスポーツってある?
え?ビーチバレ〜・・・ん〜・・・TVでみたことがない。
え?ゴルフ?あ、う〜ん・・・いや、あれは、自分でドリンク飲んだり、カートに乗ったりできるじゃない。
え、千葉のネズミの国の皆さん?え〜・・・とね。確かに水の国では、この真っ昼間にほぼスポーツを・・・
いやいやいや。夢の国に”着ぐるみ”は、いませんから。ええ。
大人がさあ、子供に”ただでさえ熱中症になりやすいグランドの上。守備の間は、全く水も飲むことができない。”大会を強いているんだよ。高校野球。
プロ野球もやればいいのに。子供達にそれを強いることができるんだったら。真夏のお昼に試合。
さ、ほら。胸がなんか・・・痛いだろ?
「そうさ・・・俺たちも君たちのように輝いていた頃があったのさ・・・なのに・・・なのに今は、真昼間からビールを飲んで、君たちの頑張りを見ながら、”ウイ〜”とか言ってる堕落した大人になったのさあああ〜!いつの間にか!!!」
さ、みんな。エアコンを切って。
それで、家の全部の戸を開けるんだ。
で、正座をして、NHK中継を眺めるの。あ、ちゃんと視聴料払ってね。BSで見ている人は特に。
あの高校生たちにどんな仕打ちをしているのか、自分たちも自宅で体感してみるんだよ。
(危険です。やめてください。)
はい本題。胸が痛くなる話は、ここまで。おかしいからね。本当に。高校野球。
今回のお話は、「JOY耐前日(金曜日)」のお話。2018年版。
毎年、JOY耐開催期間の金曜日は、「練習日」になります。
で、私たちも金曜日には、ツインリンクもてぎに入るようにしています。
なぜかというと・・・これまでの4回の参加で変な傾向が見られました。
1)土曜日にツインリンクもてぎに入った年は、必ずリタイヤする。
2)JOY耐に車両を持ち込む時に、必ずセーフティーローダー絡みでおかしなトラブルが起きる。
(セーフティーローダートラブルは、ちょっとJOY耐時も含めて、全ての参加時。)
なので、今年も必ず金曜日にツインリンクもてぎに入ろうとしてたのですが・・・
困ったことに、金曜日に誰も集合できない。今年。(月末最終営業日だもんね。)
それどころか、私は、午後には親会社で会議出席。
「んじゃ、今年は、土曜日にツインリンクもてぎ入りだな。」って・・・・言えない。無理。
だって、きっとまたリタイヤになるよ。土曜日にツインリンクもてぎに入って、準備を始めるとなると。なんでかわからないけど。
どうしたかというと・・・
「木曜日午後から準備開始。金曜日朝にツインリンクもてぎで車両を降ろして、新幹線で移動して、14時の会議に間に合わせる。」
金曜日の朝、ツインリンクもてぎに向かう道中で不安だったのは・・・
「1つのピットを2チームで使う。相手のピットの人にどう言おう・・・車両置いていくだけなんて、邪魔だろうなあ・・・」
JOY耐では、1つのピットを前後に2チームで分けて使います。
別に話し合いをするわけではなくて、いつも我々は、「空いているスペース」を使わせてもらう形。
慣れているチームの方々(大きいチーム)は、必ず皆さん「後ろ側」を指名します。
後ろだと、テントを張ることができるから。
我々も2011、12年とテントを張ってみたけど・・・使わなかった。
人数ギリギリなので、そこに座っている暇がない。
なので、自然とテントを持ち込むのをやめてしまいました。
「じゃあ、自動的に前側を使うんだろ?」
あ、うん。そうなってるんだけどね・・・そうすると、車両をピットの前方に置くよね。
で、後ろの車両が走行する時にパッと車両を引き出さないといけないんです。
でも今年は・・・置きっ放し確定。ピットに誰もいないのに車両だけが置いてあることになる。
ちょっとなあ・・相手チームの方に面倒かけることになるよなあ・・・
そんなことをぐるぐる考えながら、ツインリンクもてぎに到着。
指定ピットを目指してみると・・・
・・・・え〜と???
時間は、9時半。う〜ん???今までにないパターンだ。想定外の事態。誰も来てない。2チームとも。
取りあえず、車両を降ろしちゃおう・・・と思ったら、衝撃の事実が。
始まったよ。まただよ。セーフティーローダー絡みのトラブル。
ものすごくショックを受けて、写真を撮るどころじゃなかったんだけど(如何にして車両を降ろすのかって事態。)EP82が、「辛うじて荷台に引っかかっている。」状態になってる。
今回借りたセーフティーローダー、走行距離が少なかったんです。
で、アタリがついてなかったのか、初期不良なのか・・・ブレーキをかけると、ガツンとクラッチを切り離すATシステムになっていました。(ものすごい衝撃)
帰りにエアブレーキを解除にして走ったら、その衝撃もなくなっていたんですけどね。
で、どうもその衝撃で、車止めを超えて、EP82が荷台の前端まで飛び出しちゃってた。
しかも、左側一杯にステアリングを切った状態で、煽りに辛うじて引っかかっている状態。
前後共、フックは掛かってたんだけど。
木曜日にせっかくグランドスラムエスプリの皆さんが4輪アライメント調整をしてくれたのに・・・
これじゃ、全然狂ってるよ。
なんとか車両を降ろして、少し走らせてみる。
「う〜ん・・・なんか左に寄るような・・・でも、荷物もたくさん積んだ状態だからなあ・・・」
なんかもう・・・そういえば、2015年は、車両が勝手に滑り降りちゃって、牽引フックで辛うじて引っかかってくれる事態になったんだっけ。まあ、いつものことと思おう。
そんなことをやっているうちに10時半。まだ誰も来ない。
・・・・車両にお手紙を書いて、シャッターを閉めよう。どうも、このガレージは、今日は休業のようだ。
「今日は、この車両の関係者は誰もいません。お邪魔でしたら、エンジンをかけて動かしてください。」
本当は、ピット側に突っ張りオーニングを設置しておきたいけど・・・
万が一、強風に煽られたりしたら大変だ。明日、みんなで準備しよう。忙しいけど。
さて、じゃ、背広に着替えて・・・
トラックに乗り込む所で、ばったり筑波サーキットの魔神様に出会った。なんかものすごくびっくりしてる。
「おうっ!出るのか?この大会。」
「はい。出ます。でも、今日は、車両だけ持ってきました。これから会社です。」
「本気かよ!」
ええ・・・本気なんだってば。
結局、新幹線に乗っても、30分遅刻。
親会社の大ホールに恐る恐る入る・・・って見つかった!!
「やっと来たか。はい。じゃ、発表して。そっちの会社の進捗状況。」
ふう・・・正月から抵抗していたんだけど、欠席とか許されなかったんだよ。国際規格が変わると、実務者は大変だ。
こんな感じで、集中しないまま突入した2018年JOY耐は・・・土曜日に色々と面倒な事態を迎えます。
それはまた次回。
JOY耐2018いくらかかった? [JOY耐2018]
会社の出入り口に若者が一人。
あっちウロウロこっちウロウロ。
呼び出し電話に手をかけて・・・下ろした。
明らかに不審者。不審者ですよ。奥さん!警察警察!
じゃなくって。ふう・・・悪かったね。うちは、受付スペースすら勿体無いって会社なんだよ。張り紙の内線電話でどこに電話したらいいのかもわからないんだな。きっと。
話を聞く。「どなたにご用ですか?」
「あ、あの〜う・・・今日、面接でお伺いしていまして・・・」
はうあっ!大変大変!不審者っぽいのも当然よ。まだ、なんっにもわからない大学生様が、我が社に来てくれたのね。
「あ、そ〜う。うちねえ、営業の会社なんだよね。初めての場所に訪問して、玄関口で躊躇しているようじゃなあ・・・不採用。」
「は?」
「うん。悪いことは言わない。帰った方がいいって。うちのセクションのモットーはね。」
「はい。」
「いざ!血反吐吐くまで働かん!フェイてててて!!!」
「何やってんですか!新入社員面接は、うち(総務部)でしょう!さ、あっち行って仕事してくださいよ。君も、こんなのに引っかかってないで、さっさとあっちの扉に入って!」
「あ〜・・・いや、私、帰った方がいいんじゃ・・・」
「気にしなくていい。こういうおっさんになっちゃダメだからね。早く戻ってくださいよ。席に。」
「あのさあ、俺たち、クールビズとか言って、ノーネクタイにノー上着で仕事してるじゃない。大学生にさあ、ピシッとリクルートスーツを着させちゃうってのはさあ・・・どうかと思うよ。」
「しょうがないでしょう。彼らは教科書通りにしかできないお年頃なんだから。」
「いやね。麦わらに短パン、ランシャツで来るぐらいのやつじゃないと、うちの会社には通用しないんじゃないかなあ〜って・・・」
「で、面接で、”俺は海賊王になる!”って開口一番に・・・」
「席に戻って、仕事してください。あ、君もいつまでもこっち見てないで!扉くぐって!早く!!」
ふう・・・いかんな。「型通り。」を求めてるようじゃ。
え〜と・・・なんの話をしたくて、記事を書き始めたんだっけ?
あ、はいはい。完走した2018年JOY耐のお話ですよ。
本当は、EP82リヤハブ交換の続きを書きたかったんだけど、一時中断。
これからしばらくの間は、3年ぶり(あっという間にそんな時間が経っていました。)に参加したJOY耐のお話をしていきます。
結構、「浦島太郎」になっているところもあったので。3年で。
で、今回は定番の「お金」の話。じゃん!
これまでの大会に比べて、占める割合が大きく変わったのは、「タイヤ」です。
今回初めて、
1.新品タイヤで大会に参加する。
2.決勝途中でフロントタイヤだけ、新品タイヤに交換する。
という方針で臨みました。合計6本の新品タイヤをJOY耐に持ち込んだのは、初めてのことでした。
(2015年は、ハードタイヤを4本持ち込んで、タイヤ交換のリスクを排除。それ以前は、使い古しのタイヤをみんなで持ち込んで大会に参加していた。)
この費用は、「JOY耐を7時間走りきるための最小限の費用」になると思います。
あくまでの”参加のための”費用。
この表の他にミッションの整備費や、期限切れ交換品(シートベルト・消化器)が発生しています。
それに往復交通費と宿泊費が必要です。
で、これだけの費用をかけて、どんな戦果だったのかとまとめると・・・
予選 77台出走中74位(クラス16位 ペケです。)
決勝 出走78台中総合50位(クラス10位)でした。
予選が、ほぼ最後尾のタイムしか出せないだけあって、決勝走行中のラップタイムも我々よりも遅かったのは、2台だけです。(うち1台は、完走できず。)
それでも走りきることさえできれば、全体の2/3ぐらいの順位になることができるというところが、このJOY耐の面白いところです。
これで、初出場の2011年以来、出走5回・完走3回になりました。(やっとリタイヤ数を超えることができた。)
さて、完走の仕方はわかったよ。
全くのノーマルエンジンを積んでいれば、とにかく走りきることはできる。
ここからは、「どうやってできるだけ上の順位で完走するか?」になっていきます。
ま、1年あるからね。時間をかけて、手を打っていきます。