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ノーマルクラッチディスクは、丸3年しか持たないみたいです。 [EP82日常整備]

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今年のJoy耐・・・・予想はしていたけど、「中止」になりました。

1月5日の筑波初走行の際に、まさかのアウトラップ最終コーナーでスピンアウトしたときに・・・

ポスト員さんに差し出されたあっつ〜いコーヒーを飲みながら、「今年は、良くないことが起きる年なんだろうなあ・・・」とは思っていたけど、こうなるとはなあ・・・

お正月の頃にニュースの端っこで、「中国武漢で新しい病気が蔓延し始めている」と報道されていたぐらいだものね。

まだ、クルーズ船も日本に近づいていなかった。


やっぱり、2月にPerfumeのライブに行っちゃったり、3月に群馬サファリパークに行っちゃったりした罰なんでしょうか・・・

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群馬のサファリパークは・・・カラスの軍団に制空権を完全に握られている不吉な場所だった。

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ただ、参加されている(?)動物の皆さんにお触りしまくりという、今までいろいろな地区の動物園に行きましたけど、これほどまでにお触りし放題の場所は・・・他に体験したことがなかったです。いやあ・・・すごい。


カンガルーさん達がゆっくり休んでいる一角に入っていくと・・・遠くから小さなカンガルーさんが・・・

え?

私?


え、なんで、周りに人がいるのに遠くから私の目の前に・・・



袖をカジって・・・いや、あの・・・なにか予言を述べられるのかい?


「人類は、これから未曾有の危機を迎えるのじゃ・・・のちのち生き残った者達は、こう振り返るんじゃよ。」

「?」(いや、ホントにずっとハムハム・・・・)

「2019年までは、幸せな時代じゃった・・・みんな、ちゅうができたんじゃから・・・」

「いや、あの・・・濃厚接触って、そこまでいかなくても・・・」

「あの頃〜俺たちは〜若かった〜・・・ベロベロしまっくっていたんじゃ・・・みんな、なんとかウイルス(COVID-19って言って)で倒れるなんて想像できずに・・・・」


え?終わり?


あ、はいはい。本題ね。本題。申し訳ないね。いつものことながら、前振りが長くて。


ガレージから出すこともできなくなったEP82。

エンジンはかかってる。でも、全くギヤがセレクトできない。


多分・・・たぶんクラッチだ。

でも・・・2016年にこのエンジンに載せ替えたときに同時にノーマルクラッチ板に交換したんだよ。たった3年ほどでクラッチディスクって無くなっちゃう物なのか?


ガレージで悩んでいると、TTC1400の大ベテランドライバー様がやってきて一言。

「どうした?今日は何を悩んでいるの?」

事情を一通り話すと・・・

「それ、クラッチカバー一緒に交換した?」

へ?クラッチカバー???


クラッチカバーなんて・・・2012年にこのボディを作ったときに・・・いや・・・2011年に自分たちでエンジンを組んだ時・・・か?その時にフルメタルクラッチを組んだときについてきた強化カバーをそのまま使っているだけだよ。


クラッチカバーなんて、減らないでしょう?交換する必要あるのかなあ・・・


「クラッチカバーは、消耗品だよ。真ん中の羽みたいな部品がどんどん削れて、薄くなっていくんだ。交換しないとだめだぞ。2年ぐらいで、いったんチェックする物だよ。」


そうなの?知らなかった。別にクラッチそのものを交換していれば、ずっと使えるんだと思ってた。


振り返ると・・・なんでノーマルクラッチになったかというと・・・



その後の2016年ぐらいまでは、2年に一度、エンジンブローに見舞われていて、その期間中にTRDの強化クラッチに交換。


この2年に一度、エンジンブローに見舞われていた頃に考えたのは・・・

「筑波の2ヘアピン進入で、ブレーキング終了後、ターンインまでのところまでで、車体がガクガクしてしまう。どんなにスピードを落としてターンインを開始しても、クリッピングポイントに到着するまでの間、フロント側のガクガクを収められない。」


「クラッチ・・・か、LSDか?クリッピングポイントに向かう最中にアクセルONしてしまえば、ガクガクするのは消える。」


で、クラッチをノーマルにしてみたんです。2016年に今のノーマルエンジンに載せ替えたときに。

効果は・・・あったんだと思います。

クラッチペダルが軽くなって、長時間のドライブが楽になっただけでなく、あれだけ悩まされていたエンジンブローもせずに2018,19年とJoy耐を完走できたんですから。


駆動系の強化されたパーツのせいで、エンジンのクランクに変な力がかかっていたのではないかと・・・


まあ、エンジンブローしなくなったことと引き換えに今度はノーマルのクラッチ板が耐えられなかったってことなのかな?


今度は、Excedyの強化クラッチにしてみよう。

購入しようと調べていたら・・・なんか・・・重々注意事項扱いになっていた。

「クラッチディスクを交換する際には、同時にカバーも交換してください。」

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・・・ひょっとしてなんだけど・・・TRDフルメタルクラッチ用のカバーに別のディスクを装着していたことがエラー原因かね?

入手したクラッチキットは・・・確かにカバーも頑丈な感じ。

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強化クラッチディスクも・・・こうやって、よく観察してみると・・・・

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そうなのか。板そのものも強化品なのかもしれないけど、一番の違いは、真ん中・・・ノーマルクラッチだと、ゴム部品になっているところが、全部、頑丈そうなバネに交換されている。


確か以前、TRDの強化品を使っていたときは、このバネが削れてしまって・・・ノーマルのクラッチディスクに交換したんだった。


AE86レースの彼にあの「クラッチセンター出しシャフト」を借りて、サッサと交換する。

まあ・・・経験ってすごいよな。って思う。

オーナーと二人で交換したんだけど、ミッションケースをうまく下からジャッキアップしてあげれば、そんなに下に潜ったまま、ウンウン言わなくても、クランクシャフトにドッキングできた。

ジャッキを複数持てるようになったからってこともあるんだろうけど。


外車修理係がドライブシャフト取り付けを手伝ってくれたので、二人が作業をしている間に取り外したノーマルクラッチを点検すると・・・


残念。


今、Macのデータを確認すると、外したノーマルクラッチの写真データを持ってない。


相当焦ってたんだなあ・・・速く走らせられるようにならないといけないって。

確か、外したクラッチカバーはまだ保管・・・していたと思う。

いつか教材として、整備仕様書の指示通りに計測を実施してみようと・・・まあ、その時にまた写真を撮ろう。


不具合の原因は明快だった。

クラッチの”板”そのものは、まだ全然使える状態だった。

ただ、強化クラッチディスクでは、あの”バネ”に交換されているパーツが・・・ノーマルクラッチだと”ゴム”になっていて・・・ほとんどのゴムパーツが、ボロボロに砕けていた。


よくこんな状態で、2019年のJoy耐を完走できたよなあ・・・「競技をする。」って、ノーマルパーツでは想像できないような酷使をしているんだなあ・・・


多分、競技速度での熱対応がうまくできなくて、ゴムパーツが劣化したんだ。


早速、筑波サーキットを走行してみる。

大丈夫。ちゃんと走れるようになった。ただ、クラッチ操作が・・・


クラッチペダルがまあ重くなったのはいいとして・・・これ、クラッチ接続の作業を丁寧に行わないと・・・


シフトチェンジの時にドカンと左足を上げてしまうと・・・ものすごいショックが車体にかかる。そうっと・・・ゆっくり操作を心がけないと・・・


2ヘアピン進入での振る舞いは・・・明らかに進入速度を間違えてしまうと、やっぱりガクガクする。

自分の走り方のテーマなんだろうなあ・・・1ヘアピンでこの症状は出ないし・・・スプリント用車両群に詰められてしまうのは、2つのヘアピン区間なんだよね。


走り終わって、下回りを一通りチェックすると・・・冷却水が漏れてる。この車両。も〜・・・・


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