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もてぎのP-FR/AE86レースに行ってきました [P-FR/AE86RACE2013]

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いやいやいやいやついに90万PV突破です。ほんとに皆さんありがとう。
今一度このBlogってなにを書いているの?っていうところを思い出してみようと思うのですが、
このBlogは、
「地方銀行員が25万円で買ってきたトヨタスターレットで筑波サーキットや日光サーキットを走っているうちに、エンジンが壊れちゃって、自分でエンジンをオーバーホールしたけど、今度はもてぎの初出場Joy耐でボディが全損。で、5万円で買ってきたAT車を自分で競技車両に仕立てるところを記録したBlog。時々作者が車関係以外からも脱線した記事を書くので、5年以上が経過してもなかなか前に進まない状況を”ほぼそのまま”記録しています。」
という記載でいいかな?みんな。

ちなみにこのBlogの作者(私ね)は、車両の持ち主ではありません。あくまでもお手伝いさんで、「は〜。よくやるなあ。」って毎回毎回思っていることを、月に一回ぐらい脚本家のたまちい様が降臨されたときに気まぐれで記事にします。

もともとは、25万円でオーナーがFISCO仕様のスターレットを買ってきたときも「ふ〜ん。」って感じだったんだよね。時々走るのを手伝えばいいんだな。って。
で、「エビスサーキットで12時間レースっていうのをやっている。」という話を聞きつけたときに、その参加の様子をBlogってヤツに記録しておこう。と思ったのが、このBlogの始まり。
耐久レースに出るっていうのが、思ったよりも大変で、自分が色々調べたり心配しなきゃいけなかったことを記録に残して、たくさんの人に見てもらった方が、同じような苦労をする人が減るだろうって思ったところから始まっています。

もう5年以上かあ・・・こんなに長く書き続けると思わなかったんだよね。ネタがなくなるだろうと思ってた。
え?「更新が月に一度じゃなければ、とっくにネタ切れだ。」って?
いかんな。ほんとのことを言っちゃ。

さて、2回「雑談」を書いていたら、またも「ねえ・・・ほんとにネタがなくなったの?」と真顔で心配される事態になったので、今回からまた「車」の話に戻しますよ。
といっても、今回は、いつものスターレットのお話ではなくて、「トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノ」のお話。

私達の活動「耐久レース」の他にいつも手伝っている筑波ツーリングカーシリーズ(TTC)があるのですが、筑波サーキットでは、このスプリントレースの他に「P-FR/AE86レース」というものを長く開催しています。
(イベント日が時々TTCと一緒になる。)
今年のシーズンが始まるときに「P-FR/AE86レースがとうとうツインリンクもてぎに進出するんだよ。」という話を聞いていました。AE86レースの彼から。

で、即座に「出場するんだったら、セーフティローダ運転係に任命してくれ。」って頼んでおいたんです。
いつも競技の現場だけじゃなくて、整備で困ったときになにかと助けてもらっているしね。
セーフティーローダーって、借りるのも大変だけど(レンタカー会社で保有台数が少ない)運転よりも「一晩止める」のが、大変なんです。
車両が長いから、そんなのを止められる駐車場を探すのが大変。

私は止められるコインパーキングを知っているから、かなり有利。
さて、今回の記事は、「筑波サーキットとツインリンクもてぎで競技車両を走らせているみんな」にぜひ知っておいてもらいたいお話ですよ。
刮目せよっ!

1)筑波サーキットとツインリンクもてぎは、休まず走って2時間半の道のり。
2)立派な施設のツインリンクもてぎは、サーキットに入るためには必ず車両積載車が必要。(ゲートからコースまでの距離がとってもとっても遠い。)
3)よって、筑波サーキットのように「ゲートの目の前に貸しガレージ」は無い。
4)筑波の貸しガレージは、都内で駐車場を借りるよりも全然安い。
5)筑波サーキットの方が、サーキットライセンスも走行料も全然安い。(コース長が短いから当然なんだけど)
5)もてぎ1.5チャレンジカップ車両は、TTC1500として競技出走が可能。
6)もてぎ1.5チャレンジカップ車両は、もはやEP82勢(TTC1400)よりも速い。実体験として2012,13年と思い知らされてしまった。

という背景があります。
ここで問題が、「車両積載車」(私達の場合は、必ずセーフティーローダを使用)をレンタカー会社から借りようとすると・・・
24時間で借りようとしても無理です。必ずオーバーします。
私の今回の遠征では、
1)土曜日夕方にセーフティーローダを借りに行き、そのまま筑波ガレージで競技車両を積載
2)日曜日の決勝終了後、筑波ガレージに戻ってこられたのは18時すぎ。
となりました。

どうやっても「24時間+α」必要です。契約期間。
しかも、たいていのレンタカー会社は20時で終了ですから。
今回のツインリンクもてぎでのP-FR/AE86レースの場合、お昼に決勝が終わったのに戻ってこられたのは夕方遅くです。
マーチや、シビック勢の人たちは、もっと遅い戻りになったはずです。

「逆に朝、ガレージに車両を取りに行って、そのままツインリンクもてぎに向かえばいいんじゃね?」って?
う〜ん・・・・無理。
だって、ツインリンクもてぎ集合が朝6時だもん。
どうやっても、前の日の夜には車両を積載しておかないとね。

さて、6時にツインリンクもてぎに集合してみると・・・
耐久メンバーが、結局ほぼ全員集合して彼の手伝い。いやいやいやいや。いつも彼を支えてくれるメカさん達がいるんだから、私達は隅っこの方でチマッとしてますよ。体育座りで。

今回の走行コースは、いつものあのりっぱなピットがあるメインコースの方ではなく、「東コース」と呼ばれる方だった。
Joy耐で走っていると、「ふう・・・もう1周したかな?」と思った頃に右側に出てくるあの施設って、これだったんだ。
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筑波サーキットの1周分ぐらいのところで出てくるんだよね。このピット。
コース上から見ると立派な設備だと思ったんだけど・・・
なんか、袖ヶ浦を思い出しちゃったよ。すごく似てる。各ピット間に壁がないところとか。

最初は、「屋根がついていても・・・全然日光を遮ってくれないぞ。」と思っていたんだけど・・・
この屋根「真夏のお昼頃にちょうど日が陰るように」設計されているんだね。確かにお昼の時間帯はすごく楽になりました。

AE86を降ろして準備をしていると・・・競技役員の方がやってきて一言。
「ようこそツインリンクもてぎへ。良く来てくれましたね。」
恐縮して挨拶をしていると、周りの人たちが「だって、このドライバーは、20年間皆勤賞だよ。ほんとに表彰して欲しいよなあ・・・全国でもそんなにいないと思うよ。プロでもないのにシリーズ皆勤賞をずっと続けるなんて。」

へ?
AE86レースの彼を見て・・・・そういえば、私達の第一次活動の頃から顔は知っていたけど、あの頃からAE86だったっけ?
「それだけじゃないよ。この車両だって、皆勤賞なんだぜ。最初の1戦目から、ず〜とこの車両で続けてられるんだから。博物館に飾って欲しいよな。"20年間戦い続けられる競技車両"って。」

呆気にとられちゃった。
我々のメンバーは、全員間違いなく速いと思っていたけど、ずっと安全に競技を続けてくるなんてなあ・・・すごいなあ。
どおりで今年のJoy耐でコントロールタワーでの協議中に「接触の状況はビデオで確認した」と言うアドバイザーに対して、蕩々と話ができたんだ。

本人に話を聞いてみると・・・
「う〜ん。今回のもてぎ遠征は、86勢は10台だもんなあ。筑波の時よりも少ないんだよ。お金が余計にかかるから仕方が無いんだけどね。」
だって。自分の皆勤賞のことは、全然コメント無し。「出場し続けるのが自分の生活のリズム」って思ってるみたい。

それでもすごいと思うけどねえ。これだけの台数が集まるなんて。
P-FR/AE86レースって、一時、参加台数が確か一桁になった時期があったんじゃなかったっけ?
それがここ数年、再び盛り返すなんてね。あのトヨタ86の登場と時期を合わせるように。
逆にTTCは急激に台数が減って・・・もう、難しいかもねえ。再び増えるのは。

朝の車検は、普段はジムカーナが行われている場所でのチェックだった。
ピットから遠い。とにかく遠い。とにかく予定時間より全ての行動を早めに起こしていないと、遅れ気味になってしまう。
リフトとかがない状態でのチェックだから、係員さんも大変だ。
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予選は5位。
どうも初めて走る「東コースへの切り替え部分」に手こずっているらしい。

決勝まで3時間近く間が空いて、ボケッとスーパーFJの予選を見ていると・・・

sfj.jpg

3台ほど、「すごくうまい」と思って覚えてしまったゼッケンNO.を後で掲示板でチェックしたら・・・
予選1-2-3メンバーだった。さすが。

Vコーナーというところだったらしいんだけど、その3人だけが奥にクリッピングポイントをキッチリ取って、加速していく周り方をしていた。
あのコーナーは、どうにもどこにクリッピングポイントを取ったらいいのかわからないのだ。たいてい、内側の縁石に近づけないまま廻ってしまうことが多い。
やっぱりどんな競技でもトップレベルの人たちは、外から見ていてわかるものなんだねえ。

P-FR/AE86レースの決勝は、スタートミスで予選順位をフイにしてしまう車両が何台か出て・・・
どうしても初めてのコースのせいか、ちょこちょこ当たる車両も出て、ピットに入るうちに周回遅れになった・・・と思ったら、そのままトップグループについていけてしまう速さを持っていたりとか。
筑波周辺では、「トヨタ車だったら、KMSに行け!」と言われているあのコシミズモータースポーツの息子さんが、「なんだよっ!スタートでコケやがった!」と思ったら、最後の最後ではクラストップでチェッカーを受けたことに驚いたり。(すごくすごく速かった。ほんとに呆気にとられてしまった。)
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こちらは、コース距離が長くて、ガス欠車両が出てくる中、無事クラス4位で終了。

その後は、日陰になったピットでひたすら寝ていました。車両保管解除まで。
途中で居眠り運転は絶対にしてはいけないって思っていたので。レンタカー会社の営業時間のことも気に掛かっていて、とにかく離脱コースを取ったら、途中で寝ないですむようにしないといけないって思っていました。

保管解除と同時に直ちに撤収!
セーフティーローダを車検場の脇に置かなければいけなかったので、また離脱までに時間がかかる・・・
なんで急いでいたのかというと・・・
空が真っ暗。「もれなく雷がついてきます。」

案の定、帰りの筑波サーキットまでの道のりは大変なことになっていて・・・
完全に冠水してしまっている道路を走りながら、「広い駐車場で各自テントを張りながらイベントをこなしていたマーチやシビックの人たちはどうなったんだろう?P-FR/AE86レースよりも後の決勝だから、絶対にこの雨に巻き込まれてしまったはずだ。」って思っていました。

そのうちに不思議な光景が・・・信号機?
いや、真っ暗だ。って思ったら、脇道から乗用車が出かかってきて・・・私のトラックを見て、慌ててUターン。
あれ?信号機が赤くなった。ん???

雷でなにか交通システムに不具合がでているみたいです。
ガレージで車両を降ろした後、レンタカー店舗に急ぐと・・・
とうとう、筑波サーキット周辺は、完全に停電になってしまっていたらしい。
交差点という交差点に豪雨の中、おまわりさんが立ってる。信号機だけじゃなくて、周辺が完全に真っ暗だ。

まあ、何とか無事にセーフティーローダを返すことができた。
結局、24時間+αの延長料金が必要だった。

ま、翌日返却にしちゃうともっとお金がかかるし。
念のため、月曜日は会社をお休みにしておいたんだけど、とにかく無事故で帰ることができて良かったよ。
こんな感じです。
ツインリンクもてぎ16時離脱がギリギリかな。
それ以降になっちゃうと、24時間営業所で車両を借りておいた方がいいと思います。

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