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本庄軽One耐久NNクラスってどんな時間進行? [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]


「ああ〜!!!!」という悲鳴というか、叫び声がする方向を振り向くと・・・

ミラがお空を飛んでた。白いミラ。

星になった・・・じゃなくて、なんかその後の光景が・・・アレ、アレを思い出してた。

そう。クリスマスケーキを帰宅途中に道路に落としたあの光景。

走馬灯ってあるんだなあ・・・クリスマスケーキの箱のように・・・ミラがゴロンゴロンと・・・40回転ぐらい(嘘です。)


転がった車両の方に近づかなかったです。あの10年前のツインリンクもてぎと同じ。

「ああ、クラッシュした車両、うちのだな。」

見なくてもわかった。

思ったのは・・・「この大会、長い付き合いになるんだなあ・・・」ということ。

Joy耐も初出場の2011年に全損ですから。

あれから気がついたら、あっという間に10年です。今日の10時からJoy耐2021は参加受付が開始されましたが、我々は今年も出場します。


で、このGOLDEX本庄モーターパークでの軽自動車耐久の話は・・・1回で済ませるつもりだったのですが、大失敗に終わったので・・・何回かに分けて話をしましょう。

というのは、この大会、どんどん参加者が増えると思います。今回は、総計22台の出走でしたが、非常に面白い大会だったので、これからもっと盛り上がっていきます。

で、宣言をしておきたい。


俺たちみたいになるな。大失敗しちゃった。最初の大会で。

あ、ちなみに今回の2021年第1戦の結果は、全22台中、予選16位 決勝リタイヤという結果でした。


さて、今回のテーマは・・・「大会進行(スケジュール)」の話をしましょう。

正直、コースを2回走っただけで、事前情報全くなしで本庄モーターパークに集合しました。

朝7時が集合時間だったのですが・・・7時少し前に本庄モータパーク周辺のコンビニエンスストアには、それらしい人たちが集まっていました。

その中にオーナーを発見。

「いやあ・・・朝、早く来すぎちゃってさあ・・・みんなコンビニで時間調整しているみたいだから、真似してた。」

「早く来たって、何時ごろ?」

「5時半。」

・・・・早すぎるぞ。いくらなんでも。

ちなみに私は・・・午前1時半から、全く寝る事ができなくて・・・家で時間調整してきたんだよね。まあ、いつものこと・・・ほら、遠足の日の前って、眠れなかったでしょ?ええ、アレですよ。アレ。ワクワクしすぎちゃって。

バナナはおやつに含まれるのか?みたいな。


でも、休日の関越自動車道って、朝早くなのに渋滞が始まっているんです。正直、ちゃんと7時に到着できるか不安だった。途中。


本庄モーターパークの入り口に到着すると、係員さんから言われたのは、「サービスカー以外は、ピットに入れません。駐車場に止めてください。」

私の乗ってきた車両がサービスカーになることは決めてあったので、ピット内の白いミラを探して・・・横付け。

「ピット位置が先着順だったら嫌だなあ。できる限り朝早く来て、場所取りをしないと。」と思っていたんだけど、そうではなくて、ピット割が大会主催者から連絡されるのだそうです。

で、本当に「軽自動車1台プラス普通車1台」のスペースしか割り当てられないので、そんなに荷物は持ち込めないです。


後ろについてきたはずのオーナーが・・・なんかいつまでたってもミラのところに集合できない。

なにぶん、今日初めてこのコースを走るのだ。案の定、駐車場の位置がわからなくて、少々放浪したらしい。

事前にこのコースで練習ができる時には、山の上の方まで自分の車両でゆっくり上がってみたほうがいいです。セーフティーローダーとかも十分に止める事ができる広い駐車場があるので。


外車整備係も到着したので、全員で事務所で受付。

待ち時間の間に外車整備係に話を聞くと・・・

ぐらいに入り口に来たんですけど、もう、”絶対にこの周辺に車を止めさせない。”って感じでしたよ。近寄れなかったので、周りをドライブしていました。」

あ、う〜ん・・・チミもワクワクしちゃったのか。寝れなかったのか?そんな時間に到着しちゃうとは。早すぎるぞ。みんな。


受付と車検はほぼ同時進行という感じです。

とにかく、朝7時集合後、いろいろな作業を同時並行で行わないといけない。今度は、車検ね。車検。

と言っても、ミラを出走できる状態にした後は、「ヘルメットを1つでいいから天井に置いて、フロント側をジャッキアップして係員さんを待つこと。」

係員さんを待つ間にトランスポンダーを装着する位置をみんなで決める。


なんでフロント側をジャッキアップ?

全然簡単な車検だった。ぐるっと外観検査と、ウインカー類の作動検査の後は、ギヤボックス周辺をチラッとみられておしまい。

なんだかやたら簡単な車検だな。と思っていたら、我々の車両は「ナンバー付き」だからとのこと。「自走してくるんだから、道交法違反の改造はしていないよね?」という前提なのだそうです。ギヤボックス周辺をチェックされるのは、「レギュレーションでLSD装着を禁止している。」ためとのこと。


隣の若者たちの車両は・・・我々と全然違って、筑波やツインリンクもてぎ並みのチェックが入っていた。入念に。

なんか・・・やたら若い人たちが集まる大会だな。とは思っていたけど・・・車両の仕様も違うらしい。あちらは、ロールケージまで入ってる。


全車の車検が終わった後、すぐにドライバーズミーティングです。

広いピットで、係員さんが前に出て、参加者がそれを輪になって聞くというスタイル。

きちんと話を聞いたほうがいいです。ドライバー交換手順やガス補給手順の説明があります。かつ、落とし穴がある。ちゃんと聞いてないと。他のコースや大会では見られない独特のルールがあります。


そのミーティングの中で気になる発言があって・・・

「タイヤ。飛ぶので、しっかり増し締めをして出走させてください。」

うわあ・・・軽自動車ゆえの現象なのか、それとも整備不良なのか・・・実際、この大会を最後まで見学(出走していたはずなんだけどね。)したオーナーによると、終盤にタイヤ外れ事故が発生したそうです。

なので、実の所、私はコースはほとんど見ていなかったんです。遠くから時々眺めるだけ。とにかく近寄るのはよそうと思っていました。1日。


気になっていたのは、このコースを初めて走るオーナーの処遇。

事前のライセンス講習を受けていないで、本大会を迎えてしまった。

でも、ドライバーズミーティングも終了してしまったし・・・これ・・・どうなるんだ?コースライセンスの取り扱い。

しばらく、オーナーの姿が見えない・・・と思ったら、帰ってきた。

「別の場所で、コースライセンス直前講習会があったんだ。でも・・・予想していたよりもたくさんの人が講習を受けていて驚いた。」

・・・・そんな人達と競技をするの?5時間。


9時から練習走行・・・というか、もう、これ予選。

9時からの40分で、オーナーをコースと車両に慣れさせないといけない。

車両の持ち主であるTTC1400大ベテランドライバー様にチェック走行してもらった後、オーナーにとにかく走ってもらった。耐久だから予選順位なんて気にしない。


10時には、グリッド整列開始。


グリッド整列のためにミラを押している段階から、私の頭の中はグルグル。

1.コースには近づかない。絶対。

2.車両を傷つけずに帰ってくる。追突されたり、抜きにかかっているのにスペースを与えないで、ぶつけてくるような相手がいっぱいいる大会なんじゃないか?ちゃんと無傷で済むだろうか・・・

3.走行中にタイヤが飛んできたら、どうやって避けよう・・・


グリッド整列終了後、ローリングスタート開始。
ドライバー交代を10回もしないといけない大会ということで、早々にその作業の時間がやってきた。
決勝がスタートしたところで、大会関係者の配慮に気がつかされることが起きました。
「初めてこの大会にやってきてくれたチーム」ということでなのか、我々のピット位置は、とにかく全ての作業がしやすい場所だったんです。
最初は、周回タイムを掲示している計時システムの目の前が自分たちのピットなんて楽だなあ。と思っていたんです。
何しろ、自分たちの車両の正確なラップタイムを遠くから電光表示板で確認できる。
それだけではなくて、自分たちのピットの目の前が、「ドライバー交代エリア」だったんです。
なので、各チームのドライバー交代作業方法を確認した後、自分たちの交代作業に取り掛かることができました。
まあ、初めてだったが故に注意を受けてしまったのは、「自分たちの交代の番だからと言って、エリアの場所取りをしてはダメで〜す!」
なんか・・・はやる心のせいか、どうしてもエリア内にグイグイ入っちゃうんですよ。体が。
そのせいで、ピットロードに進入してきた車両が、「え?え?この人達、俺たちのチームの人じゃない・・・」ということで、フリーズしてしまうことが発生していました。ごめんなさい。
恐らく、経験値が高いチームは、事務所棟に近い場所が割り当てられているんだと思います。(ドライバー交代エリアから最も遠い)何しろ、事務所等に近い側では、「スリックタイヤ?」と思うような走り尽くしたタイヤとかを置いているようなチームがありましたから。
自分の担当時間を無事にこなした後、落とし穴発生。
ドライバーミーティングで言われていましたよ。
「走り終わったドライバーは、係員の机にやってきて、自筆でサインをすること。」
危ない危ない。
自分のピットに戻ってしまっていました。無事故で走りきれたことにホッとして。
あっという間にお昼の時間になります。
お昼ご飯は、ドライバー人数分、カレーが用意されていました。温かいカレー。
でも、お手伝いに来てくれた人の分はないので、別に購入する必要があります。
我々の場合は・・・走行を終えて、肩で息をしているオーナーの鼻先にカレー。
「はい。お疲れさん。」
「ハアッハアッ・・・あの・・・あのさ、普通、走行終わった後って、スポーツドリンクとかじゃ・・・ハアッない?」
「いや、カレーは飲み物だから。冷めないうちに。はい。」
食べてましたよ。カレー。レーシングスーツのまま。(いぢめじゃないよ。)
で、お昼ご飯の片付けをしている時に冒頭のシーンになるんです。
我々の大会はここまで。
その後、1時間ほどいろいろと片付けをしたのちに本庄モーターパークを後にしたのですが、この時点まででは、リタイヤ車両は我々だけでした。
それどころか、傷ついている車両も全くなかったんです。
すごいものだと思いました。
朝の段階では、「この狭いコースに22台も・・・いくら軽自動車が小さいと言っても・・・5時間グルグル回って、無事では済まないだろう。」と思っていたのですが、みんな、全く接触プレイなしです。これなら、参加者がどんどん増える大会になるだろうと思いました。
今日は、ここまで。だいぶ長い記事になってしまいました。
次回は・・・「持ち物」の話でもしましょうかね。


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