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で、TTC1400の活動の方はどうなった? [JAF準国内格式N1選手権2010]

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やっとこさ秋って感じですよ。
先週、スバルサンバーで1000kmほどちゃっちゃと往復してきた仙台は、まだまだ紅葉って感じじゃなかったですけどね。
ガレージオーナーのダートラもシーズンが終了したので、EP82エンジンの修理に取りかかりたかったんですけどね。
残念ながら、地方銀行員であるオーナーは「休日がお仕事」って人なのだ。
住宅購入のために銀行のローンセンターに通っている皆さん!
ひょっとしたらあなたの目の前の銀行員さんは、実は「休日はRacing」な人かもしれないですよ。
ええ。仮面をかぶっているんですよ。みんなの前では!(はあ?)

だもんで、急遽予定が開いてしまったので、久々にBlog更新にいきます。

んじゃ、まずガレージオーナーのJAF関東ダートトライアル選手権がどんな結果で終わったかというと・・・
2010年ランキング6位でなんとかシーズンを終了することができました!
ギリッギリ・・・なんとか来年も「特別なゼッケン」の枠にひっかかることができました。危なかった。
なんとか全戦出走だけでなく、昨年よりもいい成績・・・のハズだったんですけど・・・なんかも〜
ホントに厳しいシーズンでした。ただでさえ出走台数が一番多いS1クラスなのに速い人が出てくる出てくる・・・
チャンピオンは2年連続「宇宙人」のあの方が締めたんですけどね。
結局、昨年、圧倒的な強さを誇った彼の前に立ちはだかる人たちが次々に現れて、タイトルを決めたのが最終戦の一つ前。
他のクラスも似たような傾向だったみたいで、そのおかげか9月の最終戦では、昨年よりも1.4倍(当社比)の台数が集まりました。
素直にうれしかったですよ。昨年の最終戦なんて、「ダートトライアル・・・大丈夫かな。こんな台数で。」ってものすごく思わされちゃいましたもん。

で、今年の開幕戦で、同じように台数がめっきり少なかった筑波のスプリントレースは・・・
実は、第二戦のスタートランプが消灯したところで活動停止に追い込まれていました。
何が起きたかというと・・・

実は、私、その状況をオーナーから聞かされただけなんですけどね。ああ、いや、元々「ガレージオーナーのダートラとイベントが重なっちゃうようなら、ダートラを優先するからね。」とは言ってあったんですよ。
だもんで、手伝わなかった・・・あれ?あの日は浦和レッズの試合があったから、埼玉スタジアムに行っちゃったんだっけ?あ、そうなの?

まあ、とにかく現場に居合わせなかったんですよ。スタート直後の多重クラッシュの現場。
TTC1400って、1600cc車両と混走競技なんですけどね。なにかスタート直後に前方のシビックがスピンしちゃったらしいです。
で、そこに台数が多い1400cc車両群が殺到して、行き場がなくなったスターレット勢が次々に犠牲になったという・・・・

現役ランナーの彼の白いEP82は・・・
前後に激しく衝突して、全損になったんだそうです。治そうなんて、とても思えない壊れ方になったとのこと。

その後当然、みんなで修理活動って・・・・ごめん。そうならなかった。
だって、既にダートラのシーズンが始まっちゃっているところに日光耐久でエンジンブローに見舞われている状況で、ボディを作るのは・・・正直勘弁。

私とオーナーは、「レース車両の製作経験」があるんですよ。20年近く前に。
この白いEP82と同様、P-FRで前方のクラッシュ車両に行き場をふさがれて全損してしまったAE86を中古のAE・・・あれは85だったような気がする・・・を買ってきて、パーツを移植したんです。
といっても、お金がないから、修理工場にスペースだけ貸してもらって、トンテンカン・・・
今振り返るとぞっとします。
だって、日の出とともに修理工場に集合して、ボディのアンダーコート剥がしを始めるんだよ。
早朝の静かな住宅街にハンマーの音が響き渡って・・・
あの当時、「修理工場の奥さん、よくご近所中に挨拶して回っているなあ・・・」ってボケッと見てた。
あれ、だいぶ迷惑をかけまくっていたんだね。騒音で。悪いことをしてしまった。っていうか、ホントに当時は、何にも感じてなかった。学生っていうか・・・新入社員の頃か?「若い」って無神経だね。

まあ、そんな経験があったので、今回のEP82の多重クラッシュの件は、触らないでいました。
「シーズンオフになって、涼しくなったら手伝おう。この暑い中、保管ガレージで作業してたら死んじゃうよ。ほんとに。」
な〜んて思ってほったらかしでいたら・・・・緊急呼び出し。
「第5戦に出走できるから、手伝って。」
「?????」

なんだかよくわからないけど、土砂降りの雨の中、日曜日朝7時半に筑波サーキットに集結。
明らかに新ボディっていうEP82レース車両が仕上がってる。

「どうしちゃったの?これ?っていうか、普通、全損したらシーズン諦めるでしょう?なぜ復活?今。」
「5万円でATの3ドアを丸ごと買ってきた。筑波サーキットのゲート近くのショップに持ち込んで、移植してもらったんだ。パーツ。」

・・・確かに車高のセッティングが、なんか独特だけどね。データ出してある感じ?一回ぐらい乗ったの?

「うん。昨日の雨の中、練習走行したよ。なかなかいい感じだったよ。これ、ソレイユの限定車だったんだよ。ウイングがついてるだけじゃなくて、リヤワイパーもついているんだぜ。昨日の雨の時、視界の確保に役立ったよ。
それにほらっ!電動ウインドー走行中に助手席側を開けられるんだよぉ」

・・・しかも、ハイマウントストップランプまでちゃんと作動するんだ。
へ〜・・・じゃ、これで追突事故もないね。(そうか?)あ、ガソリン補充するよ。ってあれ?運転席の脇にフューエルオープナーが無い。
「ねえ。この車両、どうやってガソリンのふた開けるの?」
「あ、ふたの脇まで、ワイヤーを切っちゃってるんだ。リヤゲートを開けて、ワイヤーを押して。」
・・・なにか間違ってんじゃね?軽量化のやり方。

35万円かけて部品を移植してもらったというこのEP82は・・・そこここに「プロの仕事」が垣間見られる。
キルスイッチをわざわざものすごく手間をかけて、ワイパーユニット周辺に設置したりとね。
(通常のフェンダー上に設置してしまうと、バトルの最中にフェンダーをぶつけてしまうことがある。)

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さて、行ってみようか。予選。って・・・また雨かよおおお〜。
なんとか無事に予選5位で終了。

決勝までの待ち時間の間、AE86レース組は、予選クラス7位、決勝はなんとか4位になったけど・・・周回を重ねるに従って、上位陣と引き離されて行っちゃったからなあ・・・何か手を打たないと・・

それとあのスーパーFJの彼のレースを観戦して・・・今年は決勝5位とかになったって言っていたけど・・今回は、スタートを完全に失敗してしまった。
でも、とにかく車両を壊さないで完走できてよかったよ。

さて、TTC1400の決勝だ。
グリッドに車両を整列させると・・・予選クラス5位なのに、なぜこの位置?なんかすごく遠いぞ。フラッグタワーが。

予選でスターレット群に飲み込まれていたシビックまで、前方に陣取ってる。はあ?

後で聞いたところによると、「TTC1600と1400の間は、スタートグリッドをずっと開けましょう。春のレースの教訓を生かして。」ということになっていたんだそうです。

・・・予選15番手ぐらいの位置だよ。これ。なんかなあ・・・
わからないでもないですけどね。この処置。
実際、予選では振るわなくても、決勝の連続走行となるとシビック勢はどんどん逃げるどころか、スターレット勢を周回遅れにし始めたんだから。たったの15周レースで。
でもなあ・・・
本当は、P-FR(2000cc車両)とTTC1600の混走の方が具合がいいと思います。
どちらも台数が少ないし、どちらも現在の混走車両相手じゃ、性能の差がありすぎるみたいだし。

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シルビアVSシビックの方が、観ている人たちも盛り上がると思うんですよね。来年は考えてくれないかな〜。

え?FRとFFじゃ走行ラインが違う?
ぬるいな。
どうせ決勝のバトルになったら、自分の思うようなラインはとれないぞ。
どんな感じ?って言われると、こんな感じ。

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まあ、ストレートでの接触プレイはやり過ぎだけどね。いくら筑波サーキットでも。

TTC1400は、1位の車両が逃げて、2位から9位までが数珠つなぎの状態。
5位で1コーナーを抜けた後・・・15周の間に徐々に徐々に順位を上げて・・・
チェッカーフラッグを振られたときには、2位でした!表彰台ですよ。表彰台!うおおお〜!
フォークリフト修理の彼の息子さんだけでなくて、その甥っこさん(彼はカートに乗り始めている。)がものすごく目を大きくして、喜んでいるのがうれしかった。

で、決勝走行後は、ガソリンを全部抜いて再車検。
重量を調べてもらうと・・・「うわっギリギリ」だって。車検さんが。すげえな。
ダテにワイヤーをカットするようなことをしていないんだね。この車両。プロの仕事を見せつけられたよ。

再車検後は、正式結果が出るまで車両保管なのね。はいはい。
あ、触らないですよ。今度は。朝の予選後に私が車両の窓ふきをしていたら、「は〜い。車両保管中ですからね〜。」と颯爽と係員さんが現れてしまった。
すまんすまん。長く現場を離れていたんで、イベントレギュレーションを忘れていたよ。
「大きな大会なら、今ので失格だよ。」いやいや、ホントにごめん。みんな。

で、車両保管解除まで30分・・・・どころじゃなかった。
その後、3時間足止めを食らいました。筑波サーキット内で。
なにか・・・事件があったみたいですね。
確かに決勝走行中に「拳を振り上げているドライバーさんがいるなあ」とは思っていたんですけどね。TTC1400。
オーナーに話を聞くと、「この間のシューマッハみたいなことをしたドライバーがいるんだ。ピット前ウオールで。しかも、周回ごとに繰り返したんだよ。あれは本当に危なかった。」

そうなの?本当だとしたら残念だなあ・・・私は、全車両が大きく傷つかないで帰ってきたことに拍手したい気持ちだったのに。
「スピード競技」と「レース」の一番の違いは、「競技中に接近戦(バトル)があること」
私は残念ながら、タイムトライアル競技よりもバトルの方が大好き。
ただねえ・・・車が傷つくのは絶対にいやなんだな。
なんで?って?

だって、「修理のためにお金がかかっちゃう。」じゃない。
そのためにひょっとしたら、しばらくの間イベントに出走できないかもしれない。
今回は、第一戦の時と違って、だいぶ出走車両が多くなっていることにホッとしているけど、それでもこの数少ない仲間が「あいつにぶつけられた」と言って、嫌な思いをして、この場所から去っていくのを見るのは嫌だなあ。
そんなことをしていたら、本当に「出走車両減により競技不成立」の時がきちゃうぞ。そのうち。

筑波サーキットがとっぷり暗くなってから、やっと正式結果発表。
結局・・・「なにかあった」その2台は、「重量違反」扱いで、レース結果から除外になっていました。
いいのかね?そんな処置で。

んじゃ、片付けして帰ろうか。え?「正式な表彰式」があるの?VIPルームで?
うおおおお〜20年ぶりぐらいだよ。筑波のVIPルーム。みんな集合集合!

僕らがしょっちゅう訪れていたころのVIPルームは・・・ただ単におっさん(失礼!)にトロフィーや賞品を渡される場だった。
21世紀では・・・きれいなお姉さんに手渡されるんですよ!
しかもお姉さんが4人も!
「指名していいんですか?指名料あり?」
「・・・・・」
その場にいた全員無視か・・・そうかい。そういうプレイか・・・ふっ・・

んじゃ、せめて写真を・・・床に座って・・・じゃなくて、このメンバーだったら、
這いつくばって、かつ仰向けだな。
ん????

私のことを口を開けてぽかんと見つめる幼稚園児が二人。で、その背後には美しいお母様(フォークリフト修理の彼のお姉さん)と・・・

よいしょっと。
んじゃ、普通に撮影しますかね。肖像権も考慮して。

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「ダメな大人」って子供にとってトラウマになっちゃうかもしれないからね。
ああ残念。まったく残念。ふう・・・・
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