スマホホルダーは車検で取り外しを求められました。 [Joy耐2023]
ものすごく暑い筑波サーキットで、マツ耐ってやつのスタートを見てた。
なんでも「ノーマルカー」クラスという放送だったけど・・・フラッグが振られた直後に思ったのは・・・
「なんか・・・なんかものすごく難しい大会じゃないか?これ。」
ロードスター群が勢い良く飛び出して行った後、いろいろな車種がだいぶのんびりと・・・最後尾は、ランティス・・・ランティス!!!懐かしい〜。久々に見たよ。
これ、ゴールできるのかっていうスピードで走り始めたけど・・・なんだ?この大会。
周りの人たちにルールを聞くと、「2時間半の大会」「その間、給油一切なし」なんだそうです。だから、各車がさまざまなスピードで走っているのか。
しかし、「ノーマルカー」って言ってるけど・・・このデミオとか、車高が・・・ノーマルじゃないよね?ナンバー付きで公道を走れればいい仕様ってことなのかな?っていうか、普通の筑波サーキットでの練習走行みたいな走り方をしているロードスター群って、2時間半無給油・・・できるのか?あの勢い。
と思っていたら・・・トップクラスの車両群はすごくて・・・残り30分ぐらいまで、タイムのばらつきが1秒以内で各ドライバーが走らせていました。最後の最後に燃費走行で合わせ込んだみたいで・・・そのままトップ3がゴール。
これは・・・Joy耐は、このマツ耐ってイベントを研究するべきだよな。って思いました。
ナンバー付きで24台が出走するだけじゃなくて、前日(土曜日)は、別のクラスも成立していたそうです。
特にJoy耐チャレンジや、ミニJoy耐は、参考にすべき点が多いのではないかと思いました。
私たちは、ミニJoy耐を数回出走して参加を取りやめるようになりましたが、理由は「あの大会は、でかいタンクを抱えている大きな車両が必ず勝つ。」のが、わかってしまったから。
まあ、ここ数年は、「ハイブリットカーが優勝できる耐久レース」になっているみたいですが。
「無給油で、限られた時間にできる限りの周回数を重ねなければならない。」
すごく難しいミッションを灼熱の筑波サーキットで、参加者みんなが笑顔でこなしているのが印象的な大会でした。
確かに「給油のために車両を押す人員を確保しなければならない。」って、モータースポーツの入り口の人たちにとっては、ハードルが一段と高くなっちゃいますものね。
「走っている人は楽しいだろうけど、手伝っている人は、よっぽど心が広くないと務まらない。」
で、なんで日曜日に灼熱の筑波サーキットでボケッとしているかというと・・・
TTC1400の彼が、復帰することになったのだ。スプリントレースに。気がついたら、あっという間に10年が経過していたんだって。一時休止してから。
マツ耐のチェッカーフラッグを見届けた後、ピットに戻ると・・・
椅子に座っているTTC1400大ベテランドライバー様の前に彼がひざまずいていた。
あ、マズイ。出遅れた。訓示を聞かないと・・・あわてて私も走り寄って、脇でひざまづく。
「この大会終わったら、本庄N-Nの第3戦にエントリーするから。さっさと15周してトップで帰ってくるように。」
地面につけている膝が・・・火傷しそう。(話聞け。)
10年ぶりの復帰ということで、懐かしい人々が彼のところに寄ってくる。
「この車、ネットないじゃん。運転席の窓、開けられないよ。」
「あ〜・・・うん。あれだアレ。空力を考えて、窓は閉めっぱなしで周回するの。」
「ねえ、なんでこんなクソ暑い時に復帰したの?」
「うん・・・どうしてだろうね。オレ。なんでこんな真夏にエントリーしたんだろう・・・」
全員「・・・・・」(遠い目)
10年が経過する間にTTC1400のエントリー台数は激減して・・・5台だった。
3台エントリーのTTC1600だけでなく、ViTZカップカーも混走になる大会だった。
彼が出走すれば、優勝するだろうと思ってこの暑い筑波サーキットにやってきたけど・・・
やっぱりそんなに簡単じゃなかった。
15周後の結果は・・・
予選3位
決勝2位
驚いたのは、表彰台の他のメンバーが・・・若い!ものすごく若い!!
てっきり、10年前のメンバーがずっと続けているのだと思っていたら、完全に代替わりしていた。すごいなあ。若い人でも、車に興味を持ってくれる人が今もいるんだ。
で、10年経って、歳をとったせいか・・・色々物忘れが激しくてね。
我々は、正式表彰をすっぽかしたチームになりました。ええ、年若いメンバー達に「お手本にならないおっさんの集団」って思われてしまった瞬間ですよ。反省。
さて、いつも通り前振りが長いのですが、ここからが本題。時間軸を戻してJoy耐WEEKの話ですよ。
今年は、金曜日の出来事から記事を書きます。というのは、Joy耐参加最初期以来、久々に「事前車検」を受けました。金曜日開催の。ええ。そのお話。
通常、金曜日のJOY耐は、皆さんが練習走行をしています。ガンガン。
私達は、ノコノコ午後にやってきて、ピットに車を置いて帰るというパターンだったのですが、今年は、オーナーがわざわざ会社を休んで手伝ってくれたのだ。もてぎのピットで集合。
一通りピットに車両と荷物を下ろして・・・ガソリンを抜く。(ガソリン積んだ状態では車検を受け付けてもらえない。)
「事前車検と持ち物検査に行こう。」
いや、オーナー・・・今、14時55分。あと5分で一旦車検場は、1時間クローズになるんだよ。って・・・迷う。
行こう!二人で車両を押せばなんとか間に合う。ダッシュだ!!
我が妻にピットで荷物番を頼んで押し始める。
遠くに車検場が見える直線にやってきて・・・後悔し始めた。
「しまった。3人で押さないとダメだ。これ。」
なん・・・だ・・・?この車両、こんなに重かったっけ?だって、ついさっき、グランドスラムエスプリさんで、4輪アライメントテスターにかけたばっかりだぞ。
去年と全く同じセッティングにしてもらったのに・・・なんで・・・ぜ〜ハ〜・・・なん・・・重い。車両が重いよおお〜!!!
気がついたのは・・・ガソリンスタンドから車検場までが上り坂になってる。ここ。
そうか・・・だから、Joy耐決勝では、二人で車両を押すことができていたんだ。こんなわずかな上り坂が・・・こんなに重く感じるなんて・・・このっくのっ!残り2分!!
車検場クローズギリギリに車両を押し込んだ。「寒いJoy耐なんて初めてだ。」なんて、数分前まで言っていたのに二人とも汗だくだ。
車検が始まって・・・指摘事項なんてないよ。去年と全く同じ仕様なんだから。
と思っていたら、面倒なことになった。
「このスマホホルダー外して。」
ありゃ?
確かに去年と違うスマホホルダーにしてる。今年。
今までは、毎年スマホホルダーが壊れてしまったのだ。数百円で買えるやつを使っていて。競技車両の衝撃に耐えられないのか、1年でガタガタになってしまう。
で、今年は、しっかりしたスマホホルダーを見つけてきたのだ。
これで、走行中にガタガタスマートフォンのラップタイマーが揺れることも無くなったって喜んでいたんだけど・・・
逆に立派すぎて目立ってしまったらしい。
取り外せって・・・これ、ガッチリ取り付けられるのが特長の製品なのに・・・オーナーと二人で取り外しに格闘。
「ダッシュボードバラさないとダメ?」
「いや、そこまでじゃない。こう、エアコンルーバーを・・・」
バキってなんか嫌な音がした。
うん。気のせい気のせい。ルーバーごとスマホホルダーを握りしめて・・・ルーバー戻す。テープ・・・持ってきてないから、そっとダッシュボードにひ・・・かかった。よしよし。これ外していると改造扱いになっちゃうからね。ふい〜。
車両重量もクリアして、今年も(も。ね。)下回りチェックで指摘事項はなかった。
まいったなあ・・・ここ数年、スマホのラップタイマーを頼りに走行していたのに・・・ホルダーを外す羽目になるとは・・・
「しょうがないよ。装備品チェックに行こう。」
装備品チェックは、全員分の「装備品チェックシート」を自筆で用意していれば、受け付けてくれるのだ。
逆に「チームメンバーの書類が一人でも欠けていたら、受付不可」だった。
落とし穴だったのは、「規格」の空欄を全部埋めていないと受理されないことだった。
装備品によっては、既存の規格欄には対応していない品もあって・・・そこは「二重線」を入れるように指導された。
この装備品の関係は・・・来年ぐらいには・・・どこかで記事に・・・タイムリミットが迫ってますからね。
参加受付は、ドライバー全員が揃ってないと実施できないです。
土曜日集合ということなので・・・その辺りは、次回。