ここ数年、決勝中の燃費が非常に悪くなりました。 [Joy耐2023]
Joy耐決勝日は、朝6時半の集合後、直ちに「ガソリン残量チェック」が始まるのですが・・・
土曜日午後の整備で、エンジンが自然停止するまで、ガソリンは抜いたんです。
なので、自信満々に係員さんの前でスターターを回したところ・・・かかっちゃったよ。エンジン。
ん???
すぐにガス欠・・・と思ったら、回り続けてる。エンジン。
ちょっとまずい。
慌ててガソリン抜き作業を行うんだけど・・・今度は、ず〜とガゾリンが出てくる。ガソリン缶に向かって。
係員さんを完全に足止め。申し訳ない。なんだコレ?
なんとか合格をもらって、全員で車検場に向かって車両を押しながら考えたのは・・・多分、ジャッキアップしたまま、ガソリン抜き作業をしたのが問題だった・・・かな?と・・・
ジャッキダウン後の水平位置が違っていて、タンクに相当ガソリンが残っていたのかも。今まで経験したことがないパターン。
金曜日の予備車検では、スマホホルダー取り外し指導があったけど、もう外しっぱなしにしちゃったからね。決勝前車検では全く指摘事項なし。
9時15分決勝スタート。
スタート時は、ドライ路面だったけど、今年は大会出走9回目にして、「決勝中に雨が降る」大会となりました。
初めての体験です。さすがにSCが何度も介入することになって・・・最初の一発目のSCで我々は引っかかった。
私は、Joy耐の最終結果は「1回目のピットストップ」で決まってしまうと思っています。
例年、「大会出走車両で、ほぼ一番遅い」車両の我々は、「できる限り、1回目のピットストップを遅くする。」ことで、ガソリンスタンド渋滞を避けるようにしていたのですが、今年のSCは、ものすごく迷うタイミングで発生。
「SCで燃料補給せず、そのままスルーだ。」と思っていたのですが、TTC1400大ベテランドライバー様は、「今、入るべきだ。」
補給路に入ったら・・・後ろは、誰も入ってこな〜い。
しかも、我々の前には、ズラッと・・・「やられた。」
規定時間オーバーでのピットリリース。
この時は、「失敗した。うちの車両では挽回できないだろう。」と思っていたのですが、ここが判断の分かれ目でした。
結局、ピットリリース後もSCの隊列は続いていたんです。規定時間オーバーは、ロスタイムにならなかった。
しかも、「早く燃料補給をすることになったから、30Litterなんて入らないよ。」と思っていたのが、ギリギリのところで完納。
その後の燃料補給も全部30Litterを入れ切ることができました。(例年だと、満タンになってしまって、規定量を入れることができずにピットアウトさせる時もある。)
「ちゃんと全部規定量を入れることができたんだから、チェッカーフラッグまでガソリンを気にしなくていいんだ。」と思っていたのですが・・・
残り1時間の段階で、残量計と睨めっこ。
「これは・・・ダメなんじゃないか?今のペースでは、チェッカーフラッグを受けられない・・・」
「なんでこんなに燃料の減りが速いんだ?21年,22年大会で周回数が少なかったのにガソリン消費量が多かったのが気になっていたけど・・・燃料ポンプを交換したことが影響しているのか?今年は、外車修理係が燃料をずっと薄くしてくれたのにやっぱり足りないのか?」
ものすごく迷う。気にせず今のペースを維持か・・・
いや、ペースダウンだ。もう、競争はしない。チェッカーフラッグを受けることを最優先にするんだ。
それからは、例年通りの展開となって・・・もう、ホームストレートで出してくれるピットボードも見ることができない。とにかく左右のバックミラーを見て、接触しないように抜いてもらわないと・・・そうこうしているうちに左足がおかしくなってきた。
マイッタ。決勝中に足がつりそう。
なんだ?一体。
それも、右足じゃなくて、左足がつりそうって・・・確かに・・・今年は、2月の本庄耐久だけしか走行しないまま、このJoy耐に入ってしまったものなあ・・・頬骨骨折で寝込んだのがこんなところに影響が出てるのか・・・
とにかくゆっくり操作するんだ。完全に足がつらないように・・・でも1周3分を超えたらダメだ。
残り30分を切って・・・涼しい大会のはずだったのにとっくの昔にドリンクボトルは空になってしまった。
今年は、コース脇に止まってしまう車両が多い。みんなも燃費がきついのか?
とっくにガソリン残量計は振り切ってる。オレンジの警告灯が点灯しっぱなしだ。
「16時15分は過ぎたぞ。早くチェッカーを振ってくれ。」
そう思いながら、タワーを見上げるんだけど・・・もう一周・・・か?
例年、この時間帯が・・・ものすごく時間がゆっくり流れるように感じる。
なんとかチェッカーフラッグを受けることができた。7回目の完走にして、初めてピットに向かってガッツボーズしちゃったよ。
ポスト員の皆さんに手を振りながら走るんだけど・・・前にも後ろにも全く車両がいない。
「出走台数が、そもそも少ない大会だったからかな?」と思いながら走って・・・いつまで経っても前の車両が見えてこないぞ。
やっとバックストレート半ばで追いついた。
後ろを振り返っても、誰も来ない。どうやら、本当に最後にチェッカーフラッグを受けた車両になったらしい。
この最後の1周が・・・いや、最初のSC時のガソリン補給が分かれ目になった大会でした。恐らく、「SCが出ていない状態での燃料補給」をしていたら、1位の車両から更に周回数を引き離されて、大会が終了していたはずです。
自分たちにとって、過去最高周回数を1周多く更新できた大会になった。(143周)
予選と決勝タイムも過去最高を更新した大会で、5人のドライバー全員が全くミスをしなかった。
「決勝中に飛び出したり、スピンしたらものすごいロスタイムになる。この遅い車両では、挽回できない。」
それがわかっていたからこそ、全員が丁寧に走り切ったんだけど・・・
このままではダメだ。
「同じ燃料使用量で、より速く走った方の勝ち」
同じ燃料使用量なら、できる限りパワーが出せるようにしないと。
「同一エンジンで、5回Joy耐を完走した。」っていうのは、ある種の記録なのかもしれないけど、もう、完走する方法はわかったよ。十分。
競技用のエンジンを作ろう。今年の大会に載せようと思ったやつは、全く始動ができなかったんだけどね。
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