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エンジンの圧縮を測定してみました。 [EP82日常整備]

2022年Joy耐申し込みしましたよ。

もう、あといくつ寝るとJoy耐ですよ。

そんな季節ですよ。今までは暑さとの戦いだったのに今年のJoy耐は、五月晴れの中で大会開催なんですよ。きっと。(どうする?今年のゴールデンウイークがずっと雨だったら。)


車両そのものの準備は完了しました。

というか、昨年の大会で破損したハブ周りとドライブシャフトを交換したあと、実はほとんど走らせてなかったんですよね。EP82。

まあなんというか・・・ほんとに今年に入ってから、外出に気をつけるようになってしまって。(2年遅いぞ。)

全員が、あんまり練習しないまま、1年があっという間に経ってしまったという感じです。


で、大会前に今、搭載しているエンジンの圧縮を測定しておこうと・・・そんな気、全然なかったんだけど、測定する羽目に陥りました。あの黒歴史車のおかげで。



購入時に搭載されていたエンジン(プロがチューニングしたエンジン)をメタル交換作業をミスしてブローさせたあと、放置していたのですが・・・オーナーがね・・・ええ・・・買ってきちゃったんですよ。もう一台。ああ、うん。みんな、わかるでしょう?何買ってきたか。


なんかね。

ご夫婦二人でショッピングに出かけた際に、助手席の奥様が叫んだらしいんですよ。


「あの車屋さん、奥の方の白い屋根!あれ、絶対スターレット!!3ドア!!!


なんかさあ・・・その話を聞いた時に変だな。とは思ったんですよ。

なぜ、夫婦お二人のドライブ中にふっる〜いスターレットを見つけるのか・・・っていうか、見つけたことに大興奮するのかっていうか、白い屋根を見ただけで、EP82を識別しちゃうところとか(以下略)


オーナーは、私に電話をかけてきて・・「ねえ、スターレットいらない?すごいよ。希少車。あのGiだよ。マニュアル。5速車。エアコン効くよ。

いや、耳元でハアハア言われても・・・いらない。(即答)


その話、終わったと思ったら・・・後日、保管ガレージに白いスターレットが・・・なんか、カビ(苔)感がすごい・・・

「予備車として買ってきた。この間、二人でセーフティーローダーに載せて、持ってきたんだ。」と言いながら、エンジンをかけ始めたんだけど・・・全くウンともスンとも言わない。なんだこれ?


二人で、セーフティーローダーから降ろして、この車庫に入れるまでは、普通に動いていたんだそうです。

・・・・ここに収まった途端、全く動かなくなるってなんだろう・・・


まあ、エンジン単体だけ取れればいいよ。動かなくても。


いつも通り、オイルポンプとタイミングベルト、ウオーターポンプを新品にして、黒歴史車に搭載しよう。

で、私が筑波サーキットをドライブしたんだけど・・・コースイン直後から、なんか後ろから盛大な白い煙が・・・

「オイル入れすぎたかな。気のせい気のせい。」

と思おうとしたんだけど、2周でオレンジポール。うん。無理だった。周回。


オイル、全く測定せずに心のままに入れたからね。

案の定、オイルレベルゲージ大幅オーバー。


「何やってんですか。オイル量気にしないで入れるなんて。」

外車整備係がブツブツ言いながら、オイルを抜いてくれて・・・次の走行は、彼がドライブ。

うん。白煙吹いてコースインしてる。変わらず。なんていうか・・・

機関車? トーマス?機関車トーマスが筑波サーキットを走ってる。

(黙れ)


今度はすごかった。1周できなかった。各ポストの皆さんが、黒歴史車を見つめてるのがピットからもわかる。

途中のポストで思いっきりバツが出たらしい。

コントロールタワー脇に停められて・・・私がピットを全速力で走って土下座。

「2本ともすいませんでしたああああ〜!もう、今日はこれで帰ります!!」


オレンジポールをパシっパシっとさせながら、制服姿の銀縁メガネのお兄さんがツカツカやってきて・・・

「ふう・・・まさか2本目も白煙吐きながらコースインさせるとは・・・

どんなお仕置きをしてあげようかな。」って言われました。(嘘です。信じないでください。)


フォークリフト修理係に相談すると・・・

「バルブまわり見る前に圧縮測った方がいいですよ。不具合は、腰下側かも。でも、うちにあったゲージ、先日落として壊しちゃいました。貸せるもの無いです。」


ふう・・・前々から、フォークリフト修理係には言われていたんですよ。

「圧縮と燃圧は測った方がいい。」って。

燃圧計は買った。買ったんだよ。うん・・・フューエル周りってさ。ネジが硬くて・・・挫折。道具買ったところで。


圧縮を測定する工具は・・・・

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トラスコ中山さんで売っていた物を購入しました。


外車整備係に測定を手伝ってもらう。

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まず、プラグを全部抜いて・・・

リレーを外すんだそうです。

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これ、エンジンルームで、ヒューズが収められている黒い箱なのですが、目的の「リレー」を外した後の写真です。(黄色い台座だけが残ってる。)

右端真ん中のリレーを外すということだったんだけど・・・とても無理。外れないよ。こんなの。

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って、思っていたんだけど、外車整備係が素手で外してくれた。

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「まあ、壊れちゃうかもって思う固さですよね。」だって。

なんでも、このリレーってやつを外しておかないと、燃料がシリンダーに送り込まれてしまうんだそうです。それを防ぐための処置とのこと。


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タイミングベルトに一番近い側のシリンダーに圧縮計を取り付け。

普通にプラグを取り付ける時の要領と同じ。ネジでぐるぐる回して入れていって、止まったところで計測開始。

「覗き込まないで。離れてて。失敗して、ガソリンが噴き出してくるかもしれない。」


念の為、私は消火器を構えていて・・・スターター開始。

スロットルは、フルに開いている。ガッガッガッガッ・・・エンジンはかからない。プラグがないからね。

代わりにゲージの針はどんどん上昇していって・・・止まった。

値を読むと・・・古い単位記号で・・・12kg/cm3を示してる。

他の気筒も測定してみよう。

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隣も同じぐらい。12kg/cm3付近。

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その次も同じぐらい。

「ねえ、どれぐらいの数字が合格なの?みんな変わらない感じ。」

「ああ、いや、数字じゃないんですよ。圧縮不良の場合、1気筒だけすごく低かったりしてすぐにわかります。」

「ふ〜ん・・・変わるのかなあ・・・」

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と思ったら次のシリンダーの値が・・・すごく低い。8.5kg/cm3ぐらいだ。全然違う。

「あ〜・・・圧縮不良ですね。ヘッド側だったら、バルブステムシール交換でって思ってましたけど・・・」

うん。まあ、このエンジンをいじるのはやめよう。最初にエンジンブローをさせてから、6基めか・・・?

6基目にして、まるっきり外しのエンジンに出会ってしまった。


せっかくだから、本番車の方を測定しみよう。2016年に積んだノーマルエンジンそのままの車両ね。

オイルポンプとウオーターポンプ、それにタイミングベルトを交換しただけで、3回Joy耐を完走したエンジンの圧縮はどうなっているんだ?


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最初の気筒(タイミングベルトに一番近い側)の値がすごく高い。

(そのせいで動揺したのか・・・写真が残ってなかった。)

この二番目も同じぐらいの値だ・・・14kg/cm3を超えるぐらい。

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その隣も・・・

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ディストリビューターに一番近い側もほぼ同じ値になってる。


圧縮圧力って高ければ高いだけいいのか?

よくよくスターレットの整備書を読んでみると・・・そもそも圧縮測定の方法が掲載されてなかった。

なんだろ?エンジン下ろすのを前提にしているような整備書だからかな?


まあ、とにかく今年のJoy耐もこのエンジンで臨めそうだよ。ノーマルエンジンってすごいなあ・・・


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TRDの車高調整式ショックアブソーバーに交換しました。 [EP82日常整備]

オリンピックが終わったら、戦争が始まる・・・

そう思っていたけど・・・本当に今、戦争の真っ最中です。日本の隣の国が、小さな国をいじめています。

今回ほど、「攻撃されている側が、その様子を全世界に発信している」戦争は初めての事例だと思います。

21世紀に入っても相変わらず人類は戦争を続けてきたわけだけど、その主体は、「アメリカの正義」を振り翳して、「悪い奴をやっつけに行く」ストーリーだったんですよね。

「悪い奴は、大量破壊兵器なんて持ってない」と、その当時のフランスの大統領が猛反対した話とか・・・みんな、忘れちゃってるでしょう?その後の「攻撃する側(アメリカの正義)の映像と情報」を見せまくられて。


日本からは、「遠い国のお話」となるのかもしれないけど・・・

「いじめられている小さな国」を自分たちに置き換えておいた方がいいです。なにしろ、北方四島という国境問題を抱えているお隣の国がやっていることなんですから。


戦勝国(アメリカ)から与えられた憲法(今回の一連の騒動でも、国連の常任理事国制度の機能不全は明らかなんだけど。)を後生大事に守ることを選挙のたびに訴えている集団がいるでしょう。いまだに。

「攻撃されている側の情報が全世界に発信されている。」初のこの戦争を見て、なおも同じことを語るとしたら、相当なお人好しです。


なぜ、日本がこの形の地図で定義されることになったのか。

日本人が「終戦記念日」と言っている日は、終戦じゃなかったとか、あるいは、なぜ、1945年9月2日以降、アジアの国々は、独立を勝ち取っていくことになったのか。

あるいは、「韓国」という名前になる前のお隣の国の統治者を暗殺したのは、誰なのか?

学校では教えてくれないことです。


この「自分達の隣の国が、小さな国をいじめている戦争」の期間中に戦争の歴史を振り返る人が増えてくれればと思います。


今回の戦争、武器を使う戦争そのものは、結局のところ、どこまで行っても物理的破壊を伴う局地戦です。

ただ、経済戦争となると・・・国そのものがひっくり返ります。根こそぎ。本当に破壊されてしまう。


「遠い国の話」には、ならないです。

我々全員が、影響を被ることになります。具体的には・・・お財布の中身で買える物が減っていくね。今年から。


さて本題。

そんな「お財布の中身で買える物が減っていく」前に色々と処置をしますよ。なにしろ今年のJoy耐は、ゴールデンウイーク最終日開催なんですから。

正直、「もう、時間が足りない。」感がヒシヒシ。


昨年の大会で、AE86の彼から指摘されていたことを是正しないといけない。

「ショックアブソーバー・・・何年使った?交換した方がいいぞ。」


このボディになる前の年にエンジンを自分達で組んでいて・・・その期間中にビルシュタインダンパーをオーバーホールしたんだよ。

ということは早10年・・・以上・・・早いなあ・・・そのままずっと走ってきたんだよ。このボディ。


ビルシュタインダンパーを取り外すにしても・・・何か仮止めできるショックアブソーバーが必要。

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買ってきました。中古品で。TRDの車高調キット。

左がビルシュタインで、右がTRD。

なんか・・・同じEP82用なのにものすごくデザインが違う・・・これ・・・取り付けられるのかな・・・・


とにかく、入れ替え作業をしよう。

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これが、ボディからビルシュタインダンパーを取り外した状態。

12年前は、「ダンパーのオーバーホール」と言ったら、この状態だと思っていたんだよ。この状態で、コクピット川越さんに持っていって、呆気に取られたんだった。

「え・・・ショックのオーバーホールって言われていたけど、全部一式ついちゃってる・・・」とか何とか。

(その間、ボディは(今のボディの前のやつね)、ガレージオーナーの敷地内で油圧ジャッキにかかった状態で放置されてた。)


まず、トップの「皿」を外す。この作業は、以前はオーナー夫婦が取り外してくれたのだ。

今回は、外車整備係と二人作業なんだけど・・・なんか・・・お皿がくるくる回っちゃって、全然ネジが外れない。

このっくのっ!!!


「なんでしょうねえ・・・工具が無い状態で、二人はどうやってアッパーシートを外したんですかねえ・・・」

「う〜ん・・・俺、よく見てなかったんだよなあ・・・その時は、オイルパン問題にかかりっきりで。」

「愛の力ですねえ・・・・」

え?そういう話?


男二人、構わず万力に向かう。

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万力にかけたら、アッパーシートを取り外せた・・・と思ったら、その下になおも丸い蓋が・・・

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銅バーとハンマーを使って、ガンガン叩いてしまう。

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よしっ!なんとか外れたぞ。

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しかし・・・両方並べてみると・・・ビルシュタインダンパーってものすごくごっつく作ってあるんだなあ・・・

ここまでと逆の作業を開始。TRDショックにスプリングを取り付けないといけない。

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まず、お皿がTRDショックに入るのか確認。


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一旦取り外して、スプリングを入れて・・・

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お皿を装着。

この後、アッパーシートを取り付けるために再び万力のお世話になりました。


リヤの方は、フロントに比べると簡単だと予想していたんだけど・・・(なにしろ、万力が必要となるようなお皿がない。)

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このセンターのところの六角ネジが・・・・緩まない。緩まないよ〜!!!!

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外車整備係曰く、「ラチェットレンチのソケットとして、まあ・・・六角を持っているのもアリなんですけどね・・・」

この写真に写っているような「有名メーカー製の六角セット」は持っておいた方がいいんだそうです。六角ネジは、壊してしまうと非常に厄介になる場所に使われているとのこと。


結局、彼の工具を借りて、取り外し作業開始。

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外せた!

大事。工具。いい工具を持っていると、時間を短縮できます。

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リヤの方は・・・両メーカとも、そんなに大きな違いはないね。デザイン。

TRDショックにネジがついていくのか、慎重に確認して・・・

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アッパーシートも、はまるね。


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大丈夫。ちゃんと使えそうだ。

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この後、スプリングをはめてから、4輪ともボディに装着しました。

まあ・・・走ら・・・なくてもいいかな。ビルシュタインダンパーがオーバーホールから戻ってきたら、交換しちゃうんだし。


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古いiPhoneからSuicaを削除しないまま新品に変えたらどうなった? [iPhoneの話]

え〜とですね。前回の記事から修正事項有りです。

日光(違った。本庄でした。)での軽自動車耐久レースの件、「2月13日の開幕戦は、エントリーせず」になりました。

急ブレーキです。レースに関する活動。とにかく現況のなんとかウイルス(Covid-19って言って)の感染拡大は・・・これまでにない勢いです。正直・・・なんか・・・いくらなんでも感がすごい。


我々の活動の中心は、Joy耐なので・・・今年はゴールデンウイークに開催される大会に出場できなくなるようなことは避けたい。

なので、第二戦(6月26日)からの活動となります。


さて本題。

Suica問題は残っているけど、Apple Storeで買ったiPhoneに既存のiPhoneからSIMを入れ替えるだけで使えることがわかったので、早速、我が妻のiPhoneもiPhone13miniに・・・


「iPhone買い換えるのだったら、私、もっと画面が大きいのがいい。」

「このiPhone13mini、今までのiPhoneSE(初代)より、ほら、だいぶ画面大きいでしょ?」

「iPhone13の中で、一番ちっさい画面って書いてある。こっちのiPhone13Pro Maxってやつの方が、全然画面が大きい。」

「そんな超高級品を持ってどうするの?うちには普通のiPadがあるのに。iPhoneなんてほとんど使ってないでしょう?」

「病院の待ち時間に小説読むのが楽。」


ふう・・・・いかんな。人間、危機を乗り越えると気の緩みというものがね。


「さあ・・・二人で、久々に壁に貼ってある、あの標語を読もうか。さんっハイっ!」

「贅沢は敵だ!」

「欲しがりません。勝つまでは!」


よおおお〜し。いい声だ。

ああ・・・大丈夫ですよ。我が妻のiPhone13mini。ちゃんとSIM入れ替えだけでこちらも無事に動いています。しばらく口聞いてくれなかったけど。(色々大丈夫か?)


さて、Suicaを退避せずに古いiPhoneはまっさらにしてしまった問題。どうしたものか・・・いやいや、あんまり深刻にならなかったです。最初のうちはね。



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「バックアップから復帰」作業開始。

これで、iPhone SEを元に戻せる。

待ち時間の間にiPhone13miniとiPhoneSEを並べてみる。

iPhone13miniとiPhone SE.jpeg


ちょうど(PRODUCT)REDケースの外周分だけ大きくなったんだね。古いケースが新(PRODUCT)REDケースにすっぽり収まる大きさ。


バックアップ復旧完了・・・ん???

「接続エラー」????


え〜と・・・想定外の事態。

いや、そうでも・・・ない・・・か、この中古のiMac(Late2015)が我が家にやってきた時から、どうも挙動が怪しいところがあるのだ。この個体。


iPhoneやiPadのバックアップを取ってくれたり、取ってくれなかったり。今日は、機嫌が悪いのね。接続拒否な訳ね。iPhoneSE。


う〜ん・・・

こんな時のためにiCloudバックアップがある。

Macだと、iPhone内の全データをバックアップして、かつ、暗号化ができるんだけど、iCloudバックアップは、「重要なデータ」のみなのだ。

iCloudバックアップで、iPhoneSEを復旧作業開始。

復旧が終わるまで、またiPhone13miniを眺めていよう。

IMG_7995.jpeg

新旧(PRODUCT)REDケースを重ね合わせるとよく分かる。

時間が経過しても、iPhoneのカメラやスイッチ、端子の位置は全く変わっていないのだ。

ジョニーアイブさんが、Appleを離脱した理由がまあ・・・わからないでもないなあ・・・と。

その後、「スマートフォン」と呼ばれることになる「平べったい携帯電話」をデザインした彼は・・・

「改良作業」が日常業務になってしまうことに飽きてしまったんだな。

「完成されたデザイン」を作り上げてしまった為に「やることがなくなった。」というべきか。


ジョニーアイブ離脱後のAppleが生み出した新しいプロダクトは、現行のiMac(M1 iMac)だけ。

まあ、この調子があまり良くないiMac(Late2015)から、「ジョニーアイブ後のiMac」に替えて「新しいApple」を体験してみてもいいかも・・・


なんて思っているうちにiCloudバックアップからの復旧完了。

復旧後、iPhoneSEの中身を確認していくと・・・ない。ナイ。無い〜


無いよ。Suicaアプリケーション。


iCloudバックアップにとっては、「重要なデータ」ではなかったんだな。Suicaのアプリケーションそのものがバックアップを取られてない。


ああ・・・もう・・・


多分、あれと全く同じ作業をしろと・・・JR東日本の担当窓口に電話をかけるところから始まるのね。


そこで挫折。


電話しなかった。JR東日本に。


しばらく、Pasmo(カード型)で、通勤してました。定期もったいないと思いながら。

で、ある時、「My JR-EAST」のIDとパスワードをiPhone13miniの画面上でいじり回していたら・・・

(iPhone13mini上のSuicaアプリケーション上で、IDとパスワードが入力できるようになっていた。移行初日は”Suicaがありません”という冷たい表示だったのに)

復旧してました。Suicaのデータ。

定期券だけじゃなく、ちゃんと残高も。

?????


なんだこれ?

そんなに悩まなくてよかったってことか?

Suica IDなり、My JR-EASTのIDなりを自分でちゃんと入力すれば、データがSuicaサーバから自動で移行されるってことか?


JR東日本って、それぞれのサービスでIDとパスワードを別個で登録させるので・・・よくわからなくなるのだ。毎回。だいたい、「パスワードをリセット」って作業をやってる。

今回も、まず、iMacの画面上で、My JR-EASTのパスワードをリセットして、新パスワードでログインできることを確認してから、iPhone13miniのSuica画面をいじっていたら、うまく移行できていることに気がついたんだから。


その後、ちゃんと改札を通過できているかって?

大丈夫。Apple Watch Series6を使って、毎日改札を通過できています。


iPhoneの新旧切り替えっていうのを今回初めて体験したけど、このSuica問題以外は、何もトラブルなく使うことができています。SIMカードを入れ替えただけでね。


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Apple Storeで買ったiPhoneにY!mobileのSIMを差し込んだらちゃんと使えました。 [iPhoneの話]

2022年になりましたよ。なんか、昨日の深夜から津波が押し寄せていて、ちょっと不気味な日です。

(あの気象庁が困ってる事態)

え〜とですね。新年の最初の記事なので・・・恒例の「今年何やるか」を書いておきましょう。


1つめ

今年もGOLDEX本庄モーターパークで開催される軽One耐久N-Nクラスシリーズに参戦します。

なんだかイベント開始日が早くて、第一戦が2月13日だそうです。

2月からモータースポーツが開幕するイベントって一体・・・ダートラでもそんなに早くなかったような・・・

学生さんたちと一緒に走るイベントですが、4年生って、卒論の佳境の頃だよね・・・大丈夫なんだろうか・・・


2つめ

当然ですが、ツインリンクもてぎのJoy耐7hにも出走します。

昨年壊れた箇所を修復済みで、出走可能状態になっています。こちらのイベントもなんだか前倒しになっていて、今年はとうとうゴールデンウイーク最終日に開催です。

・・・宿泊施設が必須の人たちは、大丈夫ですかね。ゴールデンウィークでのイベント開催なんて。


で、今日のお話は・・・車の話じゃないです。iPhoneの話。

購入して5年余りのiPhoneSE(初代)がね。少々バッテリーが・・という状態になっていました。ここ数年。

こんな感じの表示になってた。

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最大容量84%となっていました。

ちなみに同じ日に購入した我が妻は、ここが100%のまま。う〜ん???

で、昨年から時々「半日で充電が0になってしまう。」ことが発生するようになっていたんです。

まあ、そんな事態が発生した時は、色々なソフトウエアの通信や、位置情報を切断して使うようにしてなんとか使ってきたのですが・・・


年末にとうとうこの画面。

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コンセントから抜くと2時間ぐらいで充電0。

我が妻との使い方の違いは何だったかというと・・・

私は、「容量が完全に0になってから充電」することが多かったです。

対して我が妻は、「ちょこちょこ充電。たまに100%満杯にする。」という使い方。

「ピークパフォーマンス性能」の項目が起動することはなかったですものね。我が妻のマシン。


端末のフルリセットとかをしてみたんだけど、復旧せず。

う〜ん・・・今は、年末年始でどこのお店もお休み期間・・・という前に実は、2月か3月までなんとかして誤魔化して使い続けようと思っていたのだ。

恐らく、Y!mobileがiPhone13miniの取り扱いを開始してくれるだろうと・・・2020年秋に登場したiPhone12miniの取り扱いは、翌年のそれぐらいの季節だった・・・


Appleの製品は高いと言われるけど、ほったらかしで使ってこのiPhoneSEの場合で5年強ですからね。その間、ずっと最新OSをインストールできた。


数千円支払えば、バッテリーは新品にしてくれて、さらに長く使える・・・いやいや、さすがにこのiPhoneSE(初代)は、恐らく2022年秋の最新OSには対応してくれないだろう。


何がなんでも、「一番小さいiPhone」にしたいんだけど・・・恐らく2021年秋に登場したiPhone13miniが「最後の小さいiPhone」になる。


・・・Y!mobileがiPhone13miniを取り扱ってくれるまで携帯電話を持たない・・・いやいやいや。

「端末持たなくても、携帯電話会社への月々の支払いは発生する。」

う〜ん・・・どうしたものか・・・


確か・・・確かですねえ・・・だ〜いぶ前に「携帯電話のSIMロックは禁止」とお役人様から通達が出るとかなんとか・・・


仕方がない。

私の端末だけ、まずはApple StoreでiPhone13miniを購入して、SIMカードだけを交換してみよう。実験だ。

うまくいかなかったら?


Y!Mobileの契約を解除して、SIMだけどこか格安業者のプランで購入しよう。


早速手配して、正月明けに到着!

選択した端末は、いつも通りの(PRODUCT)REDモデルです。

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何事にも進化ってあって・・・X-Y方向は、ほぼ同じ大きさの箱なのに厚みが格段に薄くなってる。

これをやると・・・今、世界は物流が混乱したままになっているけど、確保した航空便の中にできるだけ多くの貨物を積むことができるね。


iPhoneSEのこの分厚い箱って何が入っていたんだっけ?

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この真ん中の薄いペラペラは一体・・・

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う〜ん・・・そう・・・なんかこれを購入した当時見たような・・・なんだこれ?って、あの当時は思ったんだよ。

で、今回は、このクリップみたいなやつが主役の話なのだ。

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絵の通りにこのクリップをiPhoneSEにブスッと刺してみたら、小さなSIMカードが取り出せた。

で、同じことを最新鋭機にも行うんだよ。きっと。

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ブスッとな。

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で、Y!mobileのSIMカードを入れてみる。

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起動開始。うまく行くか?

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起動中・・・・

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起動した!最初期画面表示!

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この後は、画面表示(クイックスタート)に従って、古いiPhone SEの電源を入れて・・・データが全て、新しいiPhoneに移行した。簡単簡単。あっけないなあ・・・Macの新旧入れ替えみたいにすごく手間がかかるのかと思ってた。

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大きさは・・・できればiPhone SEと変わっていて欲しくなかったんだけど・・・少し大きい。

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面白いのは、寸法が大きくなっても、インターフェース類の位置はほぼ変わらないこと。

ものすごく完成したデザインだったんだと思います。

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この5年〜6年の間の一番の変化は、「カメラのレンズの数」

このiPhone13 miniの場合で2つレンズが装備されています。ほとんど撮影しないんですけどね。

スマートフォン関係のTV CMも「電話機というよりカメラの宣伝?」って思うものがほとんどなんだよなあ・・・


iPhoneは、さまざまな産業を破壊したけど、カメラ産業(ごく最近まで主に日本メーカーの独壇場だった。60年代にヨーロッパに進出して、”アジアのメーカーがヨーロッパを侵略”と報道されていた。まだHondaがF1に進出するのに苦労していた時代に)もその一つ。


私は、電話機とiPodとして使えればいいのだ。

今度のマシンは、512GB版なので、やっとこれで私の「ミュージック」ライブラリを全部入れて持ち歩けます。

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厚みはほとんど変わらず。

ただ、ずっしりと重くなりました。iPhone SEに比べると。

正直、なんというか・・・手軽さがなくなったなあ・・・と。

世の中の人々が・・・非常に贅沢になったと思います。すごく高級なものを一人1台持っている時代・・・

というか、1980年代にクレイリサーチ社という会社と日本企業がスーパーコンピューターで壮絶な争いをしていたというのがね。(初代Macintoshが登場した頃の時代)


みんな・・・感じてる?

みんなのポケットに入っている端末、あの頃の「スーパーコンピューター」の何倍もの能力のものをみんなが普通に身につけている。っていうか、落としちゃったりしてるんだよ。超高性能マシンを。


恐らく「最後の小さなiPhone」になるはずのiPhone13 miniの画面表示はこんな感じ。

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iPhone SE(初代)は、こんな感じでした。

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幅方向は、そんなに表示面積が変わらないけど、縦にたくさん表示ができるようになりました。

まあ、表示領域の広さよりも・・・とにかくその描画の美しさに圧倒されてしまうというか・・・なんか・・・本当に「高級なものを手に持っている。」って感じ。大事にしないと。また5年以上使うんだものね。絶対。


SIMの交換だけで、ちゃんと使えるものなのか不安だったけど、全く問題なし。

電話もできるし、通信もできる。そんなに不安がることなかったな。我が妻の端末もApple Storeで買ってしまおう。

そう思いながら、iPhoneの画面に表示された通り、古いiPhoneの全データを消去。


・・・消去してしまった後ね。

自分が間違っていたことに気がつきます。この画面を見て。


Suica移行


みんなごめん。

今日の記事、私の手順が間違っていた。って話になるんだよ。

どうなるSuica?次回!チャオ!!(誰?)


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レース用バケットシートを交換作業 [EP82日常整備]

父上様がgo to Heavenされましてね。

ああ、いや、年末に良くない話を書いて申し訳ない。


瀬戸内寂聴さんが少し前に亡くなられた時に有名な講話が繰り返し放送されたでしょう?

「みなさんは、明日、朝、また起きると思って布団に入るでしょう?あれは大変贅沢なことなんですよ。」

まさしくアレ。


弟からの知らせを受けて、急いで実家に駆けつけると・・・たくさんの警察官の方が、現場検証をしていて・・・

寝てた。普通に。父上様が。いつも通り、大きなベットで。


変わっていたのは・・・もう、呼びかけても起き上がらないだけ。


こんなことがあるんだなあ・・・本人も、「明日、朝になったらまた起きる。」と思って、ベットに入ったんだろうに。


それからが大変だった。

「悲しい」なんてならないです。とにかく全力で色々なことを片付けないといけない。

驚いたというか、困ったのは・・・

「人は、go to Heavenする時にものすごくお金がかかる。しかも、この世からいなくなった後も、毎月資金は流出し続ける。」

ことなんです。今、本当に思い知らされています。


みんな、覚えておいて。

「お墓に入れるまでに300万円かかります。」

できるだけ小さく、親族しか集まらないで葬儀をしたのにこれだけかかりました。

すごいんですよ。

何百万って単位の金額が、「はい。出してください。遅くても五日後までに振込です。」って何もかも請求されるんです。現金で。


あると思っているんですよ。そういう単位のお金が。葬儀屋さんと何ですか?あの・・・葬式仏教の世界の方々は。

きょうだい3人で、何とかかき集めたけど・・・お墓がなかったら、さらにここにon・・・いや、墓があったから葬式仏教の連中に介入されたのか・・・


みんな、生命保険入ってる?

変な話をしていると思われるかもしれないけど、事実だからね。ここまで書いたこと。

「生命保険は、お墓代」

今回の金額ぐらいの死亡時保障ついてますか?ほら、みんな、生命保険の契約書を引っ張り出して確認して。

あ、10年とか15年おきに更新とかってなっている保険契約は、「ほぼ掛け捨て」ってことだからね。

あと、60歳とか65歳で、がっくうって、死亡時保障の金額が下がってしまう保険設計も「ほぼ掛け捨て」

ベストは、生涯同一掛金&生涯保障の保険契約。

「ある年齢までお金を入れたら、あとは一生涯保障」の生命保険であるとなおさらベスト。

死亡時保障なんて、本当にお墓代分あればいいんだからね。


さて本題。え?「これから車の話をするのか?」

あ、うん。気分転換しないと。どうにもならん。ここのところ、本当に土日家にいないのだ。たまには、物書きをしましょう。iMacに向かって。

シーズンが終わりましたからね。これからしばらくの間は、スターレットの整備のお話になりますよ。


EP82のバケットシートがね。だいぶボロボロになりました。

当て布とかを使って、何とか引っ張ってきたんですけどね。元々は、2007年にオーナーが引っ張ってきた初代車両に取り付けられていたスパルコのバケットシート。


さすがにオーナーが「交換しようよ。もう、十分役目は果たしたと思うよ。このバケットシート。」


私が乗り気じゃなかったのは、「バケットシート・・・新しいの買って、入らなかったらどうしよう・・・」


オーナーと二人で筑波サーキット前のMECCAさんを訪問して相談。

「スパルコのバケットが入っているということは、結構余裕がある車両ってことですよ。そのまま、スパルコ製品でいいんじゃないですか?」


買ったのは、これ。

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結局、今まで使っていたスパルコのREVってモデルを購入しました。

正直、何も変わっていないんじゃないかと・・・・

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いや、確かに間違いなく取り付けられるってことなんですけどね。

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規格は、FIA8855-1999対応品です。

ちなみにFIA8855規格の最新版は、2021になります。市場にはFIA8862-2009版も流通しているのですが、我々の車両は、耐久レース用。

どうも・・・FIA8862-2009シートは、乗り降りにロスがあります。安全性が高いんでしょうけど。


同じブランドの同じ名称の商品で、FIA規格も変わりなし。う〜ん???と思いながら、取り付け作業を開始。

IMG_7569.jpeg

シート下の6点シートベルト開口部が大きくなっていました。


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それと、座面にクッションがあるのが標準状態なのね。今まで、全部取っ払ってペタペタのところに座っていたのだと初めて気がつきました。


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旧シートのスペースにそのまま取り付けようと・・・

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苦悩したのは、シートレールの取り付け。

取り付けネジの加工精度が悪くて・・・(埋め込み樹脂がネジ部まで侵食していた。)座面高さの調整に何度も取り付けと取り外しを繰り返して・・・・

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取り付け完了!

シートベルトもタカタのシートベルトが有効期限切れとなったので、シュロスのシートベルトへと更新してあります。

まさかこの活動をしている間にTAKATAが消滅するなんてねえ・・・

シュロス製品の実際の製造元は、タカタだったそうです。まあ、まだ我々の車両の中に生きているということで・・・


同一メーカの同一モデル名ということで、あまり期待していなかったのですが、やはり時の流れというのはあって・・・

すごく軽くなってた。

それと、このREVというモデルは、「サイズを選べる」ようになっていたみたいです。

今回のシートサイズの方が、横方向にフィット感があって、しかも軽い!ものすごく軽い!


座面にボコんとクッションがあるのは、走行中に邪魔になるかと懸念したけど・・・

全然そんなことはなかったです。逆にすごく足の裏が楽になりました。

もっと早く交換しておけばよかった。これでまたJoy耐7時間を走りやすくなったぞ。


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本庄軽One耐久N-Nクラス第四戦に参加しました。 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]


12月4日に開催されるYOASOBIのライブに応募したんですけどね。

なんか・・・なんとかウイルス(Covid-19って言って)後の世界ってこうなっちゃうのかなあ・・・と・・・


チケット購入の為に猛烈な勢いで個人情報を入力しないといけないんですよ。

まあ、私本人の個人情報は入れないといけないのかもな。と、入力し続けたんですけどね。

同行者(我が妻)の生年月日から何から、全部入れて、かつ、携帯電話番号も求められたところで、ハタと・・・

家の電話とかじゃないんですよ。私の携帯電話の番号でもダメ。個人が特定できないと、先に進めない。


ん????


よくよく読むと、これ・・・「チケットの抽選のため」の入力行為。

購入できないのかもしれないんですよ。チケット。個人情報全部入れた挙句。


ばっと購入をやめました。入力しちゃった個人情報は残ってしまうんだろうけど。

必須行為とされたローソンチケットの入会処理も終わっていたけど、直ちに退会。


なんかね。

我が妻曰く、「万が一の事態になった時の為に連絡先を確定しておきたいから、そういう購入の仕方になったんじゃないの?」


う〜ん・・・

2020年新春のPerfumeのライブの時は(私たちが参加した翌日から、公演中止になったあのライブ)、そんなに厳しくなかったような・・・・

Perfumeの方は、映画館でライブ配信されることが今、告知されているんですけど、この体験でチケット購入をやめることにしました。

Appleの製品を使っていれば、どんどん個人情報が外に漏れないように対策されている時代なのに「集まる」って行為を選択した途端、「自らが外に向かって自分の個人情報を入力しないといけない。」時代が到来したんです。


皆さん体験したことないですか?


私の場合、パスワードの内容で使用していた時期が特定できるようになっているので、流出経路も大体予測がつくようになっているのですが(よって、疑いがあるサービスからは、直ちに脱退処置)、いくら「情報保全は万全です。」ってチケット購入時に書かれていてもねえ・・・


なんかね。


音楽関係の集まりには、今後、多分参加しなくなるんですね。私。


さて本題。

今月14日に開催された本庄軽One耐久N-Nクラス最終戦に参加してきましたよ。今回はそのお話。


今回はですねえ・・・ついに参加台数30台です。フルグリッドですよ。

ええ・・・ゾッとする(?)。

初参加者がどんどん集まってきているんでしょうね。集合時間も更に早くなって、6時40分開門です。

私たちのパドック位置は、「出走3回目のあなた方は、もはや初心者ではない。」って感じで、コースから離れた場所を指定されました。ついに。


今回は、大ベテランドライバー様がちゃんと全部のテント部品を持ってきてくれましたよ。

全員で組み立てを始めて・・・う〜んウ〜ン・・・1時間かかりました。テントの組み立て。

「今度からさあ・・・ストップウオッチで測ろう。テント組み立てタイム。次は、58分20秒目標ね。(なぜ?)」


難しい構造のテントだけあって、ものすごく軽いんです。すごく動かしやすい。楽々。


車検を受ける手順も慣れたもので、出走前ミーティングを全員で受けた後(お話をする人が前に出るたび、みんなが元気よく拍手するのが新鮮でした。結構嬉しい。みんなで拍手するの)、40分間の練習走行&予選開始。


ここで・・・恐れていたことが起きるんです。


走行開始とほぼ同時に黄旗・・・と思ったら、赤旗中断。

「小さなコースに30台も集まって・・・荒れるだろうなあ・・・今日。無事に家に帰りたい。」

って思いながらのイベントだったのですが・・・


その状況を見ていた人によると、「黄旗が出ていたのに無視して衝突した車両がいるんだ。」


あ〜・・・・

夏の第三戦の時も、初参加のTTC1400の彼がショックを受けていたんですよ。走行後。

「黄旗が出ていたのに抜かれたよ。それも2台・・・なんなの?この大会。」


平気・・・なんだと思います。そもそも旗を重要視していないというか、見ていないのかも。旗そのものを。

先日のF1では、マックスフェルスタッペン選手が、ダブルイエロー無視でこっぴどくペナルティを受けてましたけどね。予選終了後。


まあ、この朝の赤旗が・・・その後の5時間耐久での全員の振る舞いを正す機会になったようです。

決勝本番では、夏の大会と違って、ガムテープバリバリの車両は・・・1台だけ・・・だったかな。

SCが出た場面も、2回で済みました。夏の大会とは大違い。


実際、「この人、こっちを見てくれているかな?」と不安になるような走り方の車両は少なかったです。

ただ、追いついても前方に居座ってしまう車両はやっぱり残っていて・・・



ぶつかりたくないので、後方から来た車両に譲る。(もはや競争をしてない。)

その車両が抜いてくれるのを期待したんだけど・・・やっぱり無理か。すごく困ってる。

トップクラスのチームが追加で投入した車両なんですかね。何か意図を持って。

コース外走行を今回も行っているような変なチームなのですが、今回は、結構厳しく放送が入ってました。


仕方がないので、2台まとめて抜きました。やりたくないけど縁石を跨いで。


このコース、縁石を踏むのは危険です。我々は実際に第一戦の時に「お空に飛んだ」わけですから。

縁石を踏むことを決意して乗り越えていく時は大丈夫なんです。

問題は、踏み越えたその次の縁石。


通常のラインを通っていないので、ゴミを拾っている状態で次の縁石に当たって・・・体勢を崩しやすいです。できれば縁石を触らない走り方をした方がいいです。遠回りになって、タイムは落ちるんですけどね。


前で居座ってしまっている人には申し訳ないけど、このコース、ブロックラインなんて成立しないです。

筑波組から見れば、「どのコーナーもパッシングポイント」


おかしな走り方をしている車両とぶつかりたくないので、様子見に付き合うだけです。

我々の車両は・・・残念ながら、今回5時間完走で、前後に1回づつ接触がありました。板金をするほどの壊れ方ではないですが。


後ろから観察していると・・・ブレーキを踏んだ途端に左右方向に車両が揺れて、並んで走っている車両の側面にぶつかってしまうことが多いようです。ドライバーも意図せず。

それらの車両を左側に押さえ込んで、右からは後方についてきた車両をすり抜けさせるといったことをやっていました。

いや、本当に軽自動車と言っても、この小さいコースに30台ぐるぐる回っていたら、「譲り合いの精神」ですよ。「競争しにきてるんだろ?」って言われるかもしれないけど。

「耐久レースは、チェッカーフラッグを受けないと何も残らない。」


5時間走り切って、初めて結果が手に入るんです。


夏の大会と違って困惑したのは、「走行中に振動と音に悩まされた」こと。


飛んでくるゴムの大きさが・・・すごく大きいんです。

で、それを拾ってしまうのか、すごく振動が・・・色々音も出るようになって、途中、ペースダウンをして様子見をするようなことをたびたび行っていました。

「これはタイヤカスの問題だけか?駆動系に何かトラブルが出たか?」


夏の大会の時は、そんな心配はなかったんですけどね。なんだろう?・・気温が低くなると変わってくるんですかね。タイヤからのゴムの剥がれ方。


5時間を走り切った結果は・・・

予選10位

決勝11位


今回は、走行後に全員で声がけをするようにして、サイン記入漏れもなし。

まあ、2回完走して、わかってきたのは・・・

1.どうやら予選順位が大体決勝順位を決める。

2.コース上の速さで決勝順位が決まるわけではない謎イベント

ってところかな。


1周1秒遅いとしても、トップとここまで引き離されるはずがないんです。周回数。

謎に満ち満ちていますよ。このイベント。謎解きの必要があります。ものすごく面白い。


無事にチェッカーフラッグが振られた後、みんなで表彰式。

帰ってしまうチームもあるようですが、表彰式、参加した方がいいです。

すごく楽しみなんですよ。全チームに「プロが撮影してくれた写真」が1枚贈呈されます。それがすごく楽しみ。

(”さすがプロ。”と思わされるかっこいい写真です。)


表彰式冒頭で、特別賞の発表。

「今回は、飛び賞があります!」


ん???飛び賞・・・ってなんだ?

メンバーとヒソヒソ。

「キリがいい順位ってこと?」

「10位とか、20位とか?」

「それって飛び・・・っていうか?」

「素数!素数じゃない?」


「29」

「なぜ大きい方から言う?」

なんてやっているうちに飛び賞の発表となって・・・うちが呼ばれた。11位だって。飛び賞。

お米と景品をいただけました。ふおおお〜。まさかの展開。


「よかったああ〜、これで久しぶりに白いご飯を食べさせられるよ。ここのところ麦しかなくてさあ・・・」

全員「・・・・・」

「今年、まさかのミラをもう一台買う羽目になると思わなかったからさ。白米、買えなかったんだ・・・よかったああ、今日、俺、家に帰ったら子供たちに褒められるよ。」

いや・・・あの・・・大ベテランドライバー様、声大きい。まだ表彰式は続いてる・・・ごめんなさい。悪かったよ。来年はもうちょっとちゃんと手伝います。ふう・・・


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本庄軽One耐久NNクラス第三戦に参加しました。 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]


もう、この記事を書いてもいいでしょう。緊急事態宣言は解除されましたしね。

Joy耐メンバーだけでなく、私の会社関係者も含めて、切り抜けましたよ。なんとかウイルス(Covid-19)を。

まあ、「マスクは、なんとかウイルス(Covid-19)を防いでくれない。ワクチン2回キメていても、罹患しないということではない。」という点は変わらないので、これからも特に手洗いを徹底するようにします。


真夏の朝7時。

GOLDEX本庄モーターパークの門をくぐる。

わずか半年で・・・復活したのだ。本庄軽One耐久NN車両が。


あの「お空に飛んだ白いミラ」を修理したのではなくて・・・全くの新造車両。

半年で組み上げちゃったんですよ。TTC1400大ベテランドライバー様が。

お空に飛んだミラを回収した時点で、「まあ、もし復活するとしても1年後だな。」って思っていたんですけど・・・

なんだろう・・・このガッツ。


と、競技車両の脇にピカピカのミラが到着。いや・・・これは5ドアだから乗用車か。降りてきたのは・・・

外車整備係・・・え〜・・・いつものZは?

「車、買い替えました!Zを売って、このミラのセダンにしました!」

「え???いや・・・なんで・・・あのZ33ものすごく大切にしてたのに・・・」

「この間のJoy耐で、予備車大事だなって。あんな大トラブルがあったのに走り抜いたことに感動しました!なので、今度は自分が、通勤車両でミラを使っておこうと思って・・・」


ああ・・・うん・・・また一人犠牲者が・・・


このBlogでさ。時々書くけどさ。なんか・・・まあ・・・申し訳ない。人生踏み外させちゃって。

大事に乗ってたZからとっくの昔に生産終了になっているミラのセダンに乗り換えるって一体・・・

「お金、いっぱい余りました。元々、ミラのバンの方を買いに行ったんですよね。お店に着いたら、もう買われちゃって・・・隣にあったこいつでいいですって言って、引っ張ってきました。」


・・・そんな感じ?


全員で出走準備を開始。今回は、とうとうTTC1400の彼まで引き込んでしまった。

「今日は、暑くなりそうだからさあ・・・テントを持ってきたんだよ。みんなで組み立てよう。」

大ベテランドライバー様が出してきたテントキットは・・・なんだか複雑。

オーナーとうんうん言いながら組み立て始めて・・・挫折!

なんだこれ?どうやっても骨組みを組み上げられない。

「あ、ごめん。固定する部品、忘れちゃったみたい。」


・・・・広げたパーツ群を全員で黙って収納する。

予選開始時間まで、全員で、椅子に座って・・・・ものすっごいピーカン照り。

下を向いて、アスファルトの模様を眺める。なんか・・・ポツポツと黒いシミが・・・

大丈夫。これは汗。涙じゃない。


「あのう・・・」

なに?

隣のチームの若者たちが何か大きな布を・・・

「僕たち、テントが余りました。どうぞこれ、使ってください。テントを組み立てなくても、この天井部分だけをそのミニバンのリヤゲートに引っ掛ければ、結構大きく太陽を防げますよ。」

「ふおおおおお〜!ありがとうおおおおおお〜うううう!!!!!」

「いやあ〜今時の若者は、人間ができとるのう〜!」

感謝。ものすっごく感謝。

「いや・・・なんか、おっさんたちが全員直射日光を浴びながら、椅子に座って黙って地面を見ているって・・・なんの修行かなって・・・不気味だったんで。


いやあ・・・まさかのテントを借りられると思わなかった。ものすごく助かりました。本当に。

今回、第一戦の頃の反省で、ツーリングワゴンではなくて、ミニバンをサービスカーにしたのですが、それと相まって、テントが必須だったことを思い知らされました。彼らが助けてくれなかったら、本当に厳しい1日をすごすところでした。


予選の40分間走行は・・・第一線の時と同様、まるっきりの練習走行。前回と同様16位。

でも、今回は、出走台数そのものがものすごく多いのだ。とうとう29台ですよ。29台もこの小さなコースに集まって、5時間ぐるぐる・・・・ゾッとする。(?)


案の定、5時間耐久レースがスタートしてすぐにセーフティーカーが介入する事態。

私なんて、出走準備ができてなかったですからね。飛び込んできた大ベテランドライバー様に代わり、外車整備係に走ってもらう。


自分の順番がやってきて・・・いつものことなんだけど、この車両、ブレーキのタッチがいつも変わるのだ。

ゆっくりコースを回って、感触を確かめた後、車両そのものの動きも確認する。

「今日は大丈夫。第一線の頃とはセッティングも違う。ちゃんと1日走ることができる。」


狩りの時間だ。


バンバン前方の車両を抜いていく。ただし、絶対に接触させないように。


相変わらず・・・皆さんこちらが完全にイン側に侵入しているのにも関わらず、寄せてくるのだ。相手を見ているのか見ていないのか・・・見ていないことを前提に(筑波で、同じことをしていたらブラックポール掲示になります。)コーナリング中にも関わらず、ブレーキを踏み直したり、大きくイン側の縁石に乗せたりしながら、回避行動を取る。


速い車両群には、みんなの手本になってもらいたかったんだけど・・・明らかにコース外走行を堂々と繰り返すチームもいて・・・大会中、何度も注意喚起放送は入ったんですけどね。


この大会、ボディが無傷なままの車両はどれだけ残ったのか・・・

とうとう、大会の終盤、ベテランドライバーさんに若いチームメンバー全員が直立不動で立たせられて、厳しい教育的指導を受けていたチームがいましたからね。その脇には、ベタベタにガムテープが貼られたアルト・・・

激しい叱責を受けている様子を側から見ていて・・・「やっちまったなあ・・・あんたら。まあ、車だけが怪我をしているうちはいいけどさ。怒ってもらえるってありがたいぞ。」


我々は、無事、無傷で5時間を走り抜きました。

表彰式終了後、みんなでワクワクして結果表を待ちかねると・・・大ベテランドライバー様だけが暗い顔。

「なんか・・・おかしい。決勝も16位だって。」

「?????」

「え?なんで・・・いっぱい抜きまくった1日だったのに・・・」


よくよく決勝結果表を確認すると・・・ペナルティの文字。ん???


今日1日を振り返ってみると・・・最後のドライバー交代が終わって・・・みんなで万歳したっけ。

「やったぜ。これで無事に完走だ!車、壊してないぞ!!」

みんなで喜んで・・・喜ん・・・で・・・ドライバー交代したことのサイン・・・し忘れた。

全員、舞い上がって、そう・・・この大会の落とし穴にものの見事にハマったんだね。俺たち。


なんかですねえ・・・完走してみてわかったんですけど、この大会、コース上の速さじゃないですよ。決勝結果。

どうも、「ドライバー交代10回」という独特のルールをどうこなすかがね・・・決勝順位のキーポイントになるみたいです。

なので、みんな車を大事に乗ること。ダメ。接触。絶対。


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Joy耐のリペアエリアはどんな場所か?(後編) [Joy耐2021]



なんとかウイルスのね。(Covid-19って言って)

ワクチンとかってやつをキメましたよ。ええ。2回目。

1回目の副・・・じゃなくて、反作用より、楽でした。ホッとしています。今。

1回目の時は、だるくなった。熱は上がらなかったんだけど。あと腕が痛かったかな。

今回は、1回目の時よりもそれぞれ症状は楽で・・・ただ、何かの拍子に気持ち悪くなったかも。

1回目も2回目も先行した我が妻の様子を見ていたおかげで、とにかく接種日は、金曜日指定。会社に行けないなんてことになりたくなかったから。


今回は、3連休ということもあって、とにかく横になり続けたのが良かったのかもしれません。

できる限りこのワクチンってやつの接種を遅らせるようにしたんだけど・・・正しかったと思います。

とにかくJoy耐の前に接種するようなことはあってはならないと思っていたし、この夏の間にわかってきたのは、「ワクチン接種後、しばらくの間は運動をしないこと。」


今年からF1をDAZNで見るようになったのですが、ルイス・ハミルトン選手がね。

なんか・・・様子がおかしい。表彰台で。

ものすごく疲れた様子なんです。


変だなあ・・・と思っていたら・・・案の定、ご本人も「なんとかウイルスにかかっちゃった(Covid-19って言って)後遺症かも。」って言ってるんですよね。


この様子を見ていてなんです。「ワクチン・・・打ったほうがいいな。俺。」


我が妻が接種を済ませた後も「キメないで済むなら、そうしたい。」と迷っていたのですが・・・

ここ数年、夏場の筑波サーキットでの練習走行後、地面にへたり込んでしまうことが増えました。

運動をした後は、ダウン(とにかく歩くだけでもいい)をしないといけないのですが、本当に無理。

動けなくなってしまうんです。EP82を降りた後。


「ここ数年の自分の夏場の状況を考えると・・・もし、なんとかウイルスにかかってしまったら、後遺症でJoy耐を走ることができなくなるかも。あのハミルトン選手ですら大変なんだから、自分なんてイチコロだ。(不吉)」


とうとう今シーズン限りでの引退を表明したキミ・ライコネン選手は、引退表明で気が抜けたのか、その直後になんとかウイルス(Covid-19って言って)に感染。

ただ、ワクチンを2回キメていたせいか、イベント出場用のルーティーン検査で判明したらしいですから。

(本人は感染していると思わなかったらしい。)


多分、私はこれで、万が一感染することはあっても、Joy耐を走れないほどの後遺症はない・・・と思いたいです。そう。マスクの話と同じです。ワクチン2回キメていても、感染の可能性はあります。感染しないという意味じゃないです。

まあ・・・なんというか・・・「2019年には戻れない。」っていう現実を早く受け止めましょう。

みんな。変な言い方だけど。


さて本題。

Joy耐2021年のリペアエリアで、1時間以上をロスしてなんとか再出走できるところまで漕ぎ着けた我々のEP82。

リペアエリアを出るところで疑問だったのは、「給油を行いたいけど、1時間リペアエリアに閉じこもっていた我々の給油時間カウントはどうなるんだ?」


給油場入り口のテントの皆さんに尋ねてみる。

「これからリペアエリアを出て、給油に向かいます。時間カウントはどうなりますか?」

「大丈夫ですよ。我々がこれからタワーに連絡しておきます。」


Apple Watchでカウントダウンタイマーをスタート。給油場手前のEP82にダッシュして・・・押す!!!

と思ったら、思いっきりブレーキ!AE86レースの彼が叫ぶ。

「ストップストップ!まだ、前にいるから!!ぶつかっちゃうよ。」

ああ・・・冷静にありがとう。そうだった。以前もこんな風景が・・・あの時は、前方のAE86にごっつんこしたんだった。慌ててる。ものすごく慌ててる。


給油後、ピット前に戻ってドライバー交代。そう・・・慌てる必要なんて全くなかった。給油用厳守時間がものすごく余ってる・・・


TTC1400の彼がゆっくりとピットロードを走り出すのを見送って・・・外車整備係が一言。

「あのう・・・」

「なに?」

「あのスターレット、青いブレーキパッドだったのはいいですけど、スプリント用ですよねえ・・・」

「うん。」

「ブレーキ・・・無くなったらどうしましょう?」


「ふう・・・・いかんな。俺たち、Joy耐が終わった後、いつも筑波サーキットで何してた?」

「真夏のクソあっつい中、走らされました。Joy耐から戻ってきたそのままの状態で。」

「そうだね。どんな状態だったっけ?」

ブレーキが全く効かないって言って、すぐにピットに戻ってきたのに・・・そのまま走らされました。ものすごくひどいって思いました。」

「な?今日みたいなことに備えての練習走行だったんだよ。Joy耐での損耗状態の確認の為に走らさせてたの。だから大丈夫。今日も走り切れる。なっ!」

「はあ・・・なんか、筑波の練習の後って、”なんでこんなバカな状態でコース走っちゃうの?”とかって言ってませんでしたっけ?パドック内でぶつかりそうになったりとかして。」


え〜とね。みんな、真似しないでね。このBlogは、自分たちが体験したことを正直に書いているけど、本当にダメ。この辺りの話。「自己責任」って話じゃなくて、やっちゃいけないことの体験記になっているからね。


TTC1400の彼と外車整備係が複数回ドライブして・・・最後は私だ。

出走前にTTC1400の彼から、細かく助言を受ける。

「フロントブレーキはものすごくアンバランス。とにかくそっとブレーキを踏み始めること。」

「エンジンブレーキに頼るような走り方をしたほうがいいかも。」

「ブレーキの状態に慣れるまで、とにかく無理はしないこと。」


入りの1周目は3分を超えてしまった。

いくらなんでも遅すぎる。(Joy耐参加規定は、1周3分以内の周回を求めている。)

この車両、ブレーキを踏み始めると、勝手に左旋回する。

ブレーキシステムが左側の方が大きいから・・・だけではなくて、フロントのアライメントも全く狂った状態だからか?

せっかくグランドスラムエスプリの皆さんが、4輪アライメントテスターをかけてくれたのに意味がなくなってしまった。


エンジンブレーキをできるだけ効かせて減速させようとするんだけど・・・今度は2速へのシフトダウンで、フロント側両タイヤから猛烈な白煙が出てしまう。しかも、ミッションもガリガリ・・・派手な音を立てる。


どうしたらいいんだ・・・TTC1400の彼も外車修理係もこの状態で、ほぼ予選並のラップタイムで走行し続けていた。

我々の車両は、予選よりも決勝の方がラップタイムがいいことが多いけど・・・いったいどんな走らせ方をしたんだ?


苦悩しているうちにルームミラーにAE86が大写しになっていることに気がついた。

「しまった。近づいてきていることに気がつかなかった。左に避けて・・・」

その瞬間、私の動きを見切って、大きく左に迂回しながら白と黒のAE86が通り過ぎていった。

「危なかった。相手がうまい人で良かった。同じ方向に動いてしまうところだった。」


やめた!

みんなみたいに速く走らせようと思ってはダメだ。いつも通りだ。自分の任務を思い出すんだ。

私の任務は、「無事にチェッカーフラッグまでこの車両を運ぶこと。」


「全力で、今、コースを走っている全車両に抜いていただく。」

今、自分にできることは、それしかない。


全てのミラーに注意しながら、各コーナーに掲示される旗をよく確認しながら進入する。

ゆっくり走っていると・・・コーナーボックスの係員さんが・・・全員、こちらを見つめているのがよくわかる。

握りしめられている旗は、黄色でも白色でもなくて、

私がコーナーに近づいてくると、一生懸命、その青い旗を振ってる。曇っているといっても、蒸し暑いだろうに・・・


後続にラインを譲ると、大量にばら撒かれたタイヤカスを拾ってしまう。

ただ、何回かこの大会を完走しているうちに学んだことがある。

「タイヤカスを拾った後、振動が出るからといって、さらにスピードを落としてはダメだ。」


タイヤが冷えてしまうと、ますますタイヤカスはくっついたままになってしまう。

後続に譲った後、ラインに戻ってしっかり走り続ければ、自然とタイヤカスは取れていく。振動がで続けているということは、スピードを落としすぎってことだ。


正直、前を見ているよりもミラー類の確認が忙しくて・・・・チェッカーフラッグを見落とすところだった。

センターポストを通り過ぎるぐらいのところで、「終わりの旗」が振られていることに気がついた。


なんか・・・全然ダメな大会だったなあ・・・今回。

がっかりして、ホームストレート場に車両を止める。

とぼとぼ車両から降りて歩いていたら・・・係員さんに止められた。

「大丈夫ですか?体?私が見えてますか?」


ああ・・・いや、大丈夫なんだ。今年は。体は大丈夫。ただ、なんかものすごくがっかりしてしまって・・・

黙ってピットに戻ったら・・・みんなも黙々とピットの片付けを行っていた。

なんかね。

人間、贅沢になるというか・・・もう、みんな「完走するのは当たり前。前の大会より、俺たちはどれだけ進化したか?」を確かめる為の大会になってた。


今年は全然。

力一杯、みんなを走らせることができなかった。

良かったのは、2016年に積んだノーマルエンジンのまま、2018年に積んだミッションのまま、再びJoy耐を完走できたってこと。


オーナーと二人、通勤スターレットの復旧作業をする。と、そこに同じピットの皆さんが通り過ぎる。


「あ、そうか。復旧させないとダメなんですね。」

「そう。家に帰れないんで。無事に家に帰るまでがJoy耐。

「あはは。頑張ってください。先に帰ります。また来年。」

そう・・・「また来年。」

年に1度の大会のいいところなんだ。来年は、きちんと走り切れるように整備しよう。サボるのはろくな結果を招かないって学んだよ。本当に。


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Joy耐のリペアエリアはどんな場所か?(前編) [Joy耐2021]



天気がおかしくなったのにあわせてなのか・・・お盆休みの最中、ずっと伏せってしまいました。

マイッタ。体の調子が悪い。

総合病院に向かうと・・・大変。患者さんで溢れかえってる。

なんか・・・ものすごく大変な状況。

お医者さんの席の前に行くまでに何度も問診と・・・なんですか?アレ。指先に差し込まれるヤツ。あれを何度もチェックされて・・・お医者さんの前でもチェック。


肺のレントゲンを撮ってもらって・・・お医者さんは一言。

「ぜんっぜん問題なし。原因は・・・わからないね。どうする?」

ああ・・・いや、この地域の皆さんが頼る総合病院は、どのようなお医者さんであっても、わからないことは、こんな感じで”わからない”と言ってくれるのだ。いつも通り。


で、いつも通り「え〜と・・・家帰って寝てます。」終わり。お薬もなし。


まあ・・・なんていうか「病は気から。」ってことで。

ただ、申し訳ないことしたな。って思いました。診療待ちの人たちでいっぱいな場所で、病院関係者の皆さんがものすごく真剣なんですよ。

私の肺をレントゲン検査してくれた人たちなんて、凝視ですからね。私のこと。全員が。

私みたいな「病は気から」モードの人間が、余計な手を煩わせてしまって申し訳ないって思いました。ほんと。


で、数日寝てたらMacの前に向かえるようになったので、記事を書きますよ。Joy耐2021の決勝日の話です。

とうとう「決勝の最中にトラブルで止まってしまった。」大会になりました。2021年は。

スタートは順調。

1時間半が経過しても周回を重ねていて、そろそろ給油の時間ということで、私は給油場入り口で待機していました。

61位でスタートした我々は、今、順位表示タワーが15位であることを告げている。

「しめしめ。これで2位か・・・19年大会のように一時1位を走行するぐらいになってから給油になるのがベストなんだよな。」

なんて欲を出していたら・・・なんか・・・ゼッケン表示が動かない。ん????

そのうちにものすごく慌てた様子でガソリンスタンド入り口に車両群が殺到し始めて・・・なんだこれ?

私の傍にやってきた外車整備係に「失敗したね。ガソリンスタンドに入れるタイミングミスしたみたい。」と言うと・・・

「違いますよ。止まってます。うちの車両。」

えっ!!


なんで????


そのうちに明らかに全車両の速度が落ちて・・・SC(セーフティーカー)が入ったんだ。これ。

うちのせいか?1台止まったからってSCを入れるなんて・・・すごく面倒な位置に止めたってことか?


金網の向こうの・・・リペアエリアに入れてもらって車両が戻ってくるのを待つ。

この場所は・・・嫌な記憶しかない。3回目のリペアエリア。車検場を出たところに広がるアスファルトの空間。

過去2回は、回収車両到着=リタイヤ届けだった。


最初にこの場所に来た時は・・・土下座をしたんだよ。ここで。私。SC中に追突した相手のドライバーさんに向かって。

翌日も、会社を休んで相手チームの本社前に行ったら・・・なんのことはない。休みだった。休んじゃうんだね。Joy耐出ちゃうと。会社そのものが。

本社の前から、教えていただいた連絡先の携帯電話に連絡を入れて、「もういいですよ。」と言われたんだけど・・・

結局ねえ・・・その後、数年に渡って、執拗に攻撃を受けるんです。大会中に。

収まったのは、ドライバー全員にトランスポンダーが配布されるようになってから。


マイッタ。本当に。私はドライブ中に「性能に余裕がある車両は、暇なんだなあ・・・お前が向かうべきは、私に当てようとすることじゃなくて、ゴールだ。」って思ってましたけどね。

まあ、わかってしまったのは、「我々が完走した時には、彼らは必ず我々より順位が下。」だったということ。

数年にわたり、スポーツマンシップに反する行為を繰り返しながら、5万円のスターレットに勝てない金のかけ方ってなんだ?って思った。


レースの醍醐味は、近接戦闘ができることだけど、ぶつけるもんじゃないです。

本当に神経をすり減らされました。ゴールに向かう方向じゃない場所で。


そんなことを考えているうちに車両が戻ってきた。トラックに乗せられて。

車内に残っているAE86の彼が、エンジンをかけようとしている。

いや・・・無理だって。止まったんだから。と思ったら・・・エンジンがかかった!

え?

なんだ?土曜日の予選中に2箇所油圧がドロップする症状を見つけていたから、てっきりエンジンブローなのかと思ったけど・・・エンジンは生きてるのか?


「ハブかドライブシャフト!多分ハブだ!!」

そんなことを言いながら、彼が前進させようとして・・・やっぱり動かない。

なんとかトラックから車両を降ろして・・・係員さんがやってくる。

「どうする?車両をピットに戻すのはダメなんだ。ここで修理してもらうしかない。電動工具は使ってはダメだし。エアツールもない。ここに持ち込める道具だけで直すしかないよ。」


迷いなんかない。即答する。

「直します。ここで修理して、また走ります!」


みんなが困った顔をしている。

「そんなこと言ったって・・・予備のハブ無いって言ってたじゃん。あれだけ準備した方がいいって言ってあったのに。」

「筑波のガレージに取りに戻ろうか?」

「違うよ。俺たちには、通勤スターレットがある。」

全員が、オーナーの顔を見つめて・・・「え?俺???」

「そうだよ。出番だよ。オーナー。遠くに止めてしまった通勤スターレットをピット裏に持ってきて!みんな!工具をここに運び込むんだ!!通勤スターレットが来る前に分解するぞ!」


走って工具を取ってくると・・・「危ない!」

周りの人たちから無理やり止められた。

危ない危ない。そうだった。給油所に入ってくる車両が自走するんだよ。その前に飛び出しそうになってしまった。慌ててる。すごく慌ててる。走ってくる車両が目に入らなかった。


AE86レースの彼は、ヘルメットも装着したまま、リペアエリアで立ち尽くしている。

「暑いから、ピットに戻って着替えてきたら?」

「ダメだよ。リタイヤじゃ無いんだから。このままの装備でいないと。ヘルメットは脱げない。」

頑張っていたけど・・・さすがに係員さんが不憫に思ったらしい。ピットに戻ってもいいことになった。


右フロントハブをばらし始めるけど・・・

いつものロングパイプや、大形スピンナーハンドルは持ってきてない。今回。

こんな重整備はしないだろうと思ってた。まいったなあ・・・まず、センターナットが外れないぞ。

と思ったら、外車整備係がジャッキのハンドルと十字レンチを使って・・・なんとかどんどんばらしていく。

すごいもんだ。

みんなが作業している様子を見ていて・・・何度もね。多分、今日のこの状態は警告があったんだ。


大会1週間前に雨の中、対TTC1400制圧用車両のフロントハブをバラそうとして、大形スピンナーハンドルを壊していた。

で、その夕方にフォークリフト修理係のところに予備ミッションを取りに行ったんだけど・・・

その時に言われたのは、「ハブ・・・予備を準備していないのは危ないと思いますよ。」

AE86レースの彼からも繰り返し「Joy耐には、予備ハブを準備していないとダメだ。」って言われていた。

2019年大会の後、スプリント用車両(あの黒歴史の車両ですよ。)とハブを交換していた。

今年の大会が終わった後、ハブのオーバーホールをしようと思っていたんだけど、間に合わなかったか。


予備ミッションと予備ドライブシャフトは持ち込んでいるのに、予備ハブがない。

で、よりによって、持ってきていないパーツが決勝中に壊れた。


「何やってるんだ。俺は・・・」

なんて思いながら、通勤スターレットの右フロントハブをバラし始めたんだけど・・・・恐れていたことが発覚。

通勤スターレット、ABS無し車だ。


競技車両の方は、ABS付きのハブ・・・ブレーキキャリパーが大形だから。


しまった。

この小さなブレーキキャリパーまで移植しないと・・・ブレーキパッドもきっとノーマルだ。

もつかなあノーマルブレーキパッド。ツインリンクもてぎで・・・と思ったら・・・え?


ブレーキパッド・・・青いしかも、ほぼ新品・・・・


「あの・・・オーナー・・・このブレーキパッド・・・」

「うん。スプリント用。」

「うん。じゃないんだよ。なんで通勤スターレットに競技用ブレーキパッド?」

「会社までの道が峠なんだよね。いつも、家を出てから、あの信号機まで何秒とか、ストップウオッチで測ってるんだ。今までのベストがね・・・」

「ストップ。全部聞かないほうがいいと思う。手を動かして。」


あの・・・絶対みんな真似しないでね。競技用ブレーキパッドは、公道で作動レンジに入れられません。毎日通勤中に何やってるの?オーナー・・・


ABS無しの小さなブレーキキャリパーだけど、ハブの交換作業が終わる。

係員さんに修理が終わったことを告げる。

「修理終わりました。これからガソリンを入れたいです。ガソリン補給の時間カウントはどうなりますか?」

「我々が確認するのは、修理が終わってここから車を出すところまでだよ。ガソリン補給受付のテントの人たちと話をしてみて。」


「二手に分かれるぞ!道具の片付けは後だ!ドライバーチェンジの準備!二人だけで車両を押してスタンドに持っていくぞ!」


ちょうど1時間。
車両回収までにも相当時間をロスしている。急がないと・・・もう、完走できても順位はつかないかも。
とにかく走り続けるしかない。チェッカーフラッグを目指すんだ。

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Covid-19下でのJoy耐(土曜日) [Joy耐2021]



前回記事を再び修正・・・っていうか、追記の必要があることに気がつきましたよ。

まあとにかくこれまでの大会と色々なことが変わっていて・・・


え〜とですね。金曜日夜は、我が妻にお仕置きを受けるようなことはなかったです。

あんなことされたりとかこんなことされたりとか。(聞いてない。)

ツインリンクもてぎに車両を置いて帰ってきた後もiMacの前に座らないといけなかったんです。今年は。

1つめが、「体調確認フォーム」回答作業。

これは、金曜日が2回目の作業でした。

その1週間ほど前にも1回目のフォーム入力を求められます。


2つめが、「予選前のブリーフィング映像を見ること」

何とかウイルス(Covid-19って言って)のせいで、Joy耐も色々と変わらないといけない状況になりましたが、これはそんなに悪くない変化だったな。と思いました。

いつもは遠くの方で話している人のことを見ていたことが、目の前でわかりやすく映像で解説してくれます。

予選前ブリーフィング映像を見ながら思っていましたよ。

「女性の参加者の中には、この解説員さんの仕草・・・この辺りにハアハアしてるかも。繰り返し見ちゃうかも。この映像。」


アレですよ。アレ。

せっかく映像を作るんだったら、「いつものおじさん」じゃなくて、もてぎエンジェルの皆さんが解説してくれる形でも構わないかも。っていうか、コチラレーシングの皆さんがブリーフィング講師を務めるとか。

(え?コチラレーシングって喋っちゃいけないの?声なし?)

あるいは、旗の説明のあたりは、ポスト員の皆さんにやってもらうとかね。旗の振り方講習から。シングルイエローとダブルイエローの旗の振り方は、途中秋葉原系を入れないとダメとか。(嘘です。)


この辺りの「義務作業をチーム員全員が実施しました。」の確認フォーム送信がね。

今年、結構二重作業になったのではないかと。


我々は、各員連絡を取り合って実行状況確認の上で、オーナーがまとめて代表者として送信してくれていましたが、アクセス時間が早かったメンバーは、「自分だけ確認結果を発信しちゃっていいのか?このフォーム入力できてしまうぞ?」と混乱したようです。


そんな感じで金曜日夜から完全にJOY耐モードに入る必要があります。Covid-19影響下では。


で、土曜日朝は、朝7時から公式車検開始。なので、6時半にはピットに集まっておいた方がいいです。

何しろ、「車検の前に受付を済ませないといけない。」状況です。我々の場合。

ピット内荷物整理とサインボードエリアへのスクリーンオーニングの設置をしているうちにあっという間に7時。

ドライバー全員で参加受付。昨日の綺麗なお姉さん二人に言い放つ。


「昨日は出直しを言われましたが・・・ふっふっふ。全員揃いましたよ。俺たちは全員免許証が金色さあああ〜!!!

「はい。大きな声を出さないでください。一人で来ていただいても結構です。隣の机でお弁当代の清算をしてください。」

「あ、はい。」

そうなのだ。今回は土日共お弁当の配送をお願いしたのだ。この辺りは、また別の機会に書きましょう。


受け取ったトランスポンダーを運転席ドア下方にテープ止めして、エンジンがかからない状態であることを確認。(完全にガソリンを抜いた上で計量)

全員で車検場への登り勾配をEP82を押して歩く。

「なんかこの車両・・・軽くなってない?押すのが楽。」

「ああ、グランドスラムエスプリさんでまた4輪アライメントテスターをかけてもらったんだ。だいぶ厳しくセッティング出ししてくれたよ。」


車検場では・・・何も指摘事項がなかった。何も。

いつもは・・・いくつか指摘事項・・・というか、質問というか、教育的指導があるのだ。でも、何もないなんて7回出場して初めてだ。


車検場から戻ってきたところで、青年が一人ピットにやってきた。

え〜と・・・何?何か必殺技を繰り出すの?受け身取らないとダメ?

「Blog見て、自分たちも耐久レースやってみようと思いました!よろしくお願いします!」


あ、ああ・・・ありがとう。

こんな感じの挨拶、筑波サーキットでも時々あるんだけどね。その時にどう思うかっていうと・・・素直に嬉しい。

と、同時に・・・

「ごめん。人生踏み外させちゃって。」

(え?ダメなの?そういうこと書いちゃ。)


ちょっと・・・ここで、このBlogの定義を思い出そうか。ちょうど250万PVを超えたところだし。

このBlogは・・・・

1.大学生の頃に筑波サーキットのファミリー走行で出会った二人が、だ〜いぶ時間が経って、家庭を持つようになってから再び競技車両を手に入れて、体験したことを記録しておくBlog。

2.車両のオーナーは、地方銀行員。Blogの作者は、電気の世界でネクタイ締めて働いている人。脚本家のたまちいが降りてこない限り、Blogが更新されることはなく、大体その頻度は月に1回。月に2回とか更新しちゃうと(今回とか)どうしたの?と周りから心配される。

3.二人とも車両整備経験がないのにもかかわらず、エンジンをオーバーホールしたり、競技車両そのものをはじめから全部作っちゃたりしていることを記録している。よって、大体やっている作業が失敗続きで、「同じ失敗をみんながしないように記録しておこう。」という精神でBlogの更新が続いている。

4.この第二次活動が始まった頃(2007年秋)は、単に筑波サーキットでの練習走行が目的だったはずなんだけど、翌年に出場したエビス12時間耐久の場で女の子に言われた言葉から、ツインリンクもてぎで大きな大会が開催されていることを知る。いつの間にか「全くノーマルのエンジンとミッションで何回Joy耐を完走できるか?」に目的が変質していて、その活動を記録しているBlog。


とまあ・・・こんな感じで、「ダメな大人のお話」がいっぱい詰まったBlogってことなんですよ。

画面の前のみんな。胸に手を当てて目を瞑って。

こう唱えるの。

「こういう大人には、ならないようにしよう。」


はい。予選の話に戻るよ。2021年Joy耐の。


予選フォーマットはこれまでと変わっていて、とにかくギュッと時間が短縮されてた。

いつもだとABドライバー以外の時間は、比較的長く、グループ分けも維持されていたんだけど、今年は、ABドライバー以外は、「出場全車両が同じ時間帯(30分間)に予選」となっていた。

「まあ、チェック走行扱い・・・なんだろうけど、全車が予選モードで走られちゃうとなあ・・・大丈夫かな?」と思いながらコースイン。


何か・・・おかしい。この車。

右足がザラザラする。

フロアから連続で振動が出てる。

そんなこと・・・これまでなかったぞ。なんだ?この振動。

あまり本気で走る気にならなくて・・・そのまま予選終了。

決勝結果は・・・いつもの通りだった。2019年は雨の予選だったから夢を見ることができたけど、今年はドライの予選。現実に引き戻された。

予選結果62位(73台出走。スタートはペナルティ車両の繰り下げがあり、61位の位置から。)

クラス2としては、10位(出走12台)


土曜日は、午前中で終了です。Covid-19下のJoy耐は。

その後、すぐに決勝前ブリーフィング。


これは、当初の予定から変わったようで、当初は「予選の時と同じように決勝前ブリーフィングも各員映像を見て、その結果を連絡」となっていました。

でも、雨が降らないことが確定したせいか・・・予定変更。コース上に全員集まって決勝前ブリーフィングとなりました。

これまでと違っていたのは、「マイクを握っている人の方を全員が見るのではなくて、大きなグランドビションを見ながらブリーフィングを聞く」という形。

この形式の方が楽です。

みんな、曇っていたおかげで、ベタっと路面に座ってそれぞれ画面を見ていました。コース長と幅をだ〜いぶ使いながらね。


その後、ピットに戻って決勝前整備。

オイル類を全部交換しながら、みんなで気が付いたことを話したんだけど・・・

「変な振動が出ている。」と言ったのは私だけだった。

みんなは「筑波とツインリンクもてぎの路面の差じゃない?」

そう・・・なのかなあ・・・自分だけ変だって思うことの方が変なのかも。


油脂類とブレーキ周りの交換作業だけだから、すぐに終わり。おやつの時間には解散する。


「なんかさあ・・・土曜日に何も問題が起きないって・・・変だよね。車検員さんからも何も指摘がないし。」

「大会当日に何も起きないことが当たり前だから。今までがおかしかったんだって。毎回毎回、決勝走れないかもってトラブルが土曜日に・・・全く。」

「う〜ん・・・そうかなあ・・・俺たちが何も問題なくJoy耐を過ごせるなんて・・・変だよ。やっぱり。」

「決勝で何か大きなトラブルが出ちゃったりね。あはは〜」


うん。そうだった。

Joy耐でノントラブルになるわけがなかったんだ。

この時点では、「トラブルにならないことを不安がる自分がおかしい?」と思い込ませようとしていたんだ・・・


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