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Covid-19下でのJoy耐(金曜日) [Joy耐2021]



前回記事で少し修正しないといけないことがあります。

Joy耐2021制式結果ですが、私は前回「完走63台中の62位」と記載しました。

これ、正確には、「チェッカーフラッグを受けた台数が63台」という意味です。


今年のJoy耐は、73台が出走しました。

正直、よく集まったなあ・・・と思います。エントリー受付期間を延長したことによる事務方のご苦労は大変だっただろうな・・・と。


何しろ我々が初出場した(あの)2011年よりも、とにかく台数は集まったわけですから。


完走扱いは、67台でした。(完走率91.8%)

この完走扱いとチェッカーフラッグを受けた台数の差について説明をしておいた方がいいですね。せっかくですから。


Joy耐の特別規則書には、「順位の認定」が定義されています。(今年の場合、第57条)

残酷なことが書いてあります。

「走行周回数が、優勝車両の走行周回数の70%未満(端数切捨て)の車両は、”順位の認定を”受けられない。」

今年の最多周回数は、154周でした。

トップクラスは、近年稀に見る接戦だったようで・・・154周の車両が5台も。


154周の70%は、107.8周(端数切捨て規定により、107周が有効)

実際、63位の車両は、107周カウントでした。


では、「チェッカーフラッグを受けなかったけど、完走扱いとなった車両は、どれぐらいの周回数だったのか?」というと・・・


64位の扱いとなった車両は、148周です。(しかもクラス2のEP82)

148周・・・相当上位のはず。

もし、チェッカーフラッグを受けていたとすると、総合23位から28位。クラス2では、5位ぐらいだったということになります。


Joy耐の残り30分は、コース脇に止まってしまったり、あるいはスピンする車両が続発する時間帯なのですが、恐らくこれらの「走行周回数が多かったのにも関わらず、チェッカーフラッグを受けられなかった車両」は、「ガス欠」だったのだろうと思います。


「耐久レースはチェッカーフラッグを受けないと何も残らない。」


参考までに「全出走台数のうち、チェッカーフラッグを受けた率」は、86.3%になります。

勢力分布は、私達が参加したクラス2は、12台でした。これは、FIT1.5ccクラスの15台に次いで、2番手となります。

形式別では・・・EP82はやはり2番手(13台)です。トップは、先代のFit(GK5)が、16台集まっています。

この10年で大きく変わったのは・・・・VTECエンジン勢が本当に少なくなりました。

代わりに台頭してきたのが、Fitと後輪駆動車両群。


あの時は、「1500cc以下の車両がトップ10に食い込むなんて無理だ。VTECエンジン勢のための大会だ。」と思っていましたから。


きっと「大会における車両1台あたりの燃料消費量」は、10年前に比べると格段に減っていると思うんですよね。その視点で、大会主催者がガソリンスタンドの集計を取っているかわかりませんが。


さて、2021年大会結果の解説で、ここまでだいぶ文字数が増えてしまいましたが・・・このあまりいい成績とならなかった2021年大会を自分たちがどう過ごしたか?

をこれから何回かに分けて記事にしましょう。


まずは、大会初日(金曜日)の話です。

休止前(2019年)と色々なことが大きく変わりました。Covid-19の影響下では。

何しろスケジュールが大きく変わった・・・とうとう土曜日朝の練習走行が無くなりました。

金曜日は、例年通り「練習走行の日」となっているのですが・・・

私達は、いつも通りメンバーが集まれない。

今年は金曜日走行が「大会出走費用にそのまま組み込まれている。」ので、ある種お得だったのですが・・・

(2019年までは、練習走行に出走する前に必ず走行券を購入していた。)


我々にとっては、金曜日は「車両をピットに置くだけの日」です。

午後にのんびりやってきて、まあ、試しにコントロールタワー1Fの受付所に行ってみましたよ。

ひょっとしたら、今までと違って、「メンバー全員揃ってなくても受付可能」になっているかと思って。


結果は・・・即座に却下ですよ。ええ。

綺麗なお姉さん二人が、ものすごく困ってる。何?


「一人で来られても全然構わないのですが、ドライバー全員分の運転免許証とライセンスは、お持ちいただかないと・・・」


やっぱりね。薔薇の花束が必要だったか。二人分。(ダメです。)


もう一つ指摘を受けたのが、「印鑑」

今年は、TTC1400大ベテランドライバー様が手伝いにやってきてくれることになったんだけど、手続き書類が到着した後、(大会1週間前に到着。エントリー受付延長の影響が出ました。)全メンバーが揃うことができなかったのだ。

我々は、今年、土曜日の段階でも全メンバーが揃うことはなくて・・・(何しろオーナーも土曜日が仕事で、今回はドライバーを辞退。)

日曜日にコントロールタワー3階に印鑑を持って上がってもらいました。


去年、このなんとかウイルス(Covid-19って言って)騒ぎの時に「印鑑廃止」って遠くで言っていたような・・・

多分あれは大手町周辺の心の叫びだったんだな。きっと。


綺麗なお姉さん二人に問う。

「今日、受付関係で、私ができそうなことは何かありますか?」

「車検はできます。全員が揃っていなくても可能です。」


早速、EP82に大量に積み込まれた荷物をピットに下ろして・・・


我が妻を歩いて車検場に向かわせた後、私がEP82を走らせていくと・・・・

なんか・・・車検場から係員さんが・・・ゾロゾロ・・・全員?多分全員出てきて、私の方を見てる。

入り口前に立っている我が妻が、仁王立ち。

「ダメだよ。この看板に”ガソリンを抜いて、押してくること”って書いてある。」

あ〜ん・・・でも、燃料切れ表示が点灯するぐらい減らしてきたんだよなあ・・・筑波サーキットで。


係員さんの一人がやってきた。

「遠くから自走してきちゃってさあ・・・フォローのしようがないだろ?燃料抜いてからもう一度来なさい。」

「え〜と・・・押してこられないので、事前車検を受けさせてもらうとか?」

「ダメ。事前車検なし。Uターンしなさい。」

「何か他にできることないですか?」

「装備品受付はできるよ。車は関係ない。書類全部揃っているかい?」


書類がね。

Covid-19下のJoy耐は、書類書きに追われたのだ。

大部分は、オーナーが書いてくれたんだけど、それでもその内容チェックと自分の追記で3時間以上かかった。

大会前に仕上げておいてよかった。ピットじゃ書ききれなかったよ。

今までは、全員が揃って装備品チェックの机の上に店を広げて係員さんにみてもらっていたんだけど・・・

その作業の代わりが「書類」

ものすごい項目数を埋めなければいけなくて、さすがにこれはドライバー全員が、大会1週間前に集まって確認しあったのだ。


装備品チェックのテントで無事に審査終了。

「ドライバー各員に必ずこのシールをヘルメットに貼ってから、明日の予選に出走させてください。」

重要な小さなシールを渡される。


私達は、ちゃんとシールを貼って出走したけど・・・翌日、なんだか放送で繰り返しこのシールの注意がされることになります。

「別に見てないからいいだろう。トランスポンダーで、どうせデータを見てるんだろ?」と思ったかね。

厳しいよ。Joy耐係員の皆さんは。しっかりヘルメットシールとドライバーの顔を覚えられています。


ガソリンを抜いてもう一度車検場に・・・諦めた。

Joy耐決勝中のガソリン補給は、軽いクラス2車両は、ドライバーと補助員1名でなんとか処置できます。

でも、ピットから車検場までは・・・上り坂なのだ。決勝時補給ルートと逆に。

我が妻にEP82を押させてあの上り坂を・・・・無理。

後でお仕置きされちゃう。

あんなこととかこんなこととか。いやん。(?)




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Joy耐2021完走できました! [Joy耐2021]

昨日まで開催されていたツインリンクもてぎEnjoy耐久レース「Joy耐」は、無事に完走することができました。

完走63台中の62位で。


とうとう決勝中に車両トラブルに見舞われる経験をすることになりましたが、なんとかチェッカーフラッグを受けることができました。


今回もうちのメンバーだけでなく、サーキットスタッフの皆さんにだいぶ助けてもらってしまいました。

この辺りはまた、次回以降報告ということで。

とにかくほっとした。というか、疲れました。本当に。







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耐久レースでのマナーのお話 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]



新人くん二人が私のセクションに配属されてきたんですけどね。

なんかまあ・・・只今、絶賛新人研修で眠気と格闘中って感じ。

可哀想だから、ちょっと表に連れ出すか。行ってみたかったんだよね。会社の近くにできた喫茶店みたいなところ。(このなんとかウイルス(Covid-19って言って)の真っ最中に飲食のお店が出店されるなんてねえ・・・勇気がある。)


男性3名でお店に入っていくと・・・平日真っ昼間なのに若いお姉さん方がいっぱいいらっしゃる。

みんなこちら見て・・・ああ、若者二人ね。二人の方をチラチラ見てるね。確かにかっこいいんだよね。マスク着けていてもわかる。うちの総務、水着審査でもしてるのかしら。毎年思うけど。


店員のお兄さんがやってきた。「いらっしゃいませ。何にされますか?」

「あ〜んと・・・二人とも、嫌いなものある?」

「何もないです。」

「うん、お前たちの頭のようだね。」

「・・・・」

「んじゃ、アイスコーヒー2つと、私はホットコーヒー。この二人には・・・プリンアラモードと・・・私はパンナコッタで。」

「お客様、今月限定で、さくらんぼのババロアがありますが・・・いかがしますか?」

「あ、じゃあ、プリンじゃなくて、二人ともババロアで。」

その時、新人の片方が一言。

「ババロアってなんですか?」


いや・・・あの・・・なんていうんですか?その瞬間、無音になったんですよ。周りが。

飲食店って、食器の音とかするでしょう?厨房とかで。あれも「・・・・・・」


お姉さんたちがこっち見てる。


「え〜と・・・アレだ。あれ。チミたちが生まれた20世紀末にはまだ発明されてなかったお菓子だ。最近の流行りなんだよ。ババロア。ま、食べてみな。」


店員のお兄さんが・・・なんか・・・恐る恐る持ってきた。二つ。手が・・・え?なんでそんなに震えてるの?え?なんで、何も言わずにさっと奥に引っ込んじゃうの?


「これがババロアかあ・・・初めて食べます。いただきま〜す!」

「ああ、初体験だね。甘酸っぱいねえ・・・多分、レモンの味じゃないぞ。」(?)

「うんめえええええ〜!!!!」(雄叫び)


「うるさい!黙って食べろ!!」(反射的に手が出てしまった。)

「おいっお前、食べるの早すぎるよ!」

ああ、うん。二人でそれぞれ個性があっていいね。食べる速度もマチマチ・・・え?もう、食べ終わったの?

(ほんとに皆さんがこの辺りを読む速度と変わらないぐらいのスピード)


・・・なんで私のフォークを見てるの?これは、私のパンナコッタ。まだ二口しか食べてない。

「下向いてアイスコーヒー飲んでなさい。こっちを見ない。あげないから。今ここで、はい。あ〜んとかってやっちゃったら、周りのお姉さんが、鼻血出して悶絶しちゃうだろ?」

「何言ってるのかわからないです。」


冷静だな。ド新人よ。


後日、総務のすんごい偉い人から呼び出し。

「新人研修、ご苦労さんね。大変だろう?」

「はあ・・・なんか、二人ともあまり喋ってくれないんですよね。最近の若者ってあんな感じなんですかね。」

「ああ、いや、”ダメな大人の例を見せる”って言って、そこに配属したんだ。あまり関わるなって言ってある。」

「・・・・・」

「でな。毎日、彼らには研修日誌をつけて、提出させているんだよ。」

「はあ・・・・」

「関わるなって言ってあるのに・・・なんか、先日喫茶店に連れ出したんだって?」

「喫茶店というか・・・色々なものが食べられるオープンスペースの良い店でしたね。まだ出店したばっかりなんですよ。」

「店の話を熱く語らなくていい。勤務時間中だろ?」

「はあ。」

「それってサボりだよね。」

「つまらないPowerPoint投影されて、夢の世界に行ってるよりはいいと思いますよ。」

「でな。ババロアってものを生まれて初めて食べたと。

「ええ、なんか雄叫び上げてました。うるさかった。」

「で、頭をブっただかれたと。」

「黙らせる必要があったので。」

・・・・パワハラじゃない?それ。事実なの?”昨年、新手のパワハラを生み出した人物だ。応対に気をつけろ”ってあれだけ二人に伝えてあったのに。」

「いや、あの・・・え〜とですね。事実と真実というものは違いまして・・・」


うんもおおおお〜!なぜ体験したこと全部書く!ド新人よ!!

絵日記でいいんだよ。新人研修の報告書なんて。全く。


え〜と・・・今回のお題は・・・確か予告してあった・・・そうそう。そうですよ。ちょっとまずいかな。って思っていた話を書こうと思ったんでした。


「耐久レースにおけるマナー」

のお話です。


あ、S耐はちゃんと”プロ以外のドライバー”は、マナー講習会受講が必須なんだそうです。

私がここで書くのは、「2007年以降の第二次活動において、参加した耐久レースで感じたマナーのお話」です。


さて、どう書いていくか・・・


私が思う耐久レースのグレードは次の通りです。

筑波TC2(見学だけ行った袖ヶ浦の走行会も恐らくここと同じ)→本庄軽OneNNクラス→エビス耐久&日光耐久→Joy耐


この順番で経験を積んだ方がいいです。途中を飛ばしてしまうと、無用なトラブルに巻き込まれます。


その好例が、先日出走した日光耐久で実際に起こってしまって・・・

この大会には、初代スイフトが出走していました。

初代のスイフトって、もう、街で見かけることも少ないよな・・・と見ていたのですが・・・どうも・・・

多分、全員じゃないんでしょうけど、恐らくこの車両のメンバー・・・今日がサーキットを走ることが初めて。って感じ。予選の段階で。


後ろから速い車がやってくると、明らかにオロオロして、コース内を動いてしまうんです。

「これはまずいぞ。4時間走りきれるか?何か事故が起きて、サーキットを走ることが嫌いになられたらヤだなあ・・・」


心配は現実になってしまって・・・決勝スタート数時間後、初代スイフトのリヤバンパー・・・ゴトゴト引きずりながら、緊急ピットイン。

リヤ側・・・ということは、誰かに当てられたか。と思ったら、トップグループの車両も緊急ピットインしてきた。そちらの方が明らかに重症。


スイフトは、バンパーを取っ払って、再びコースインしたけど、いやいやそれは黒旗掲示だから。

(その後、リヤバンパーをガムテープでぐるぐる巻にして、彼らは完走しました。)


私はいつも「一番遅い車両」をドライブしているので、自然と癖がついてしまったのだと思うのですが、この日光耐久の時も、「コーナーに入る前にバックミラーに映る車両に譲るラインどり」を自然と意識しています。

それでもこの日光耐久の時は、「ごめん。コーナーが遅すぎて、みんなが詰まってしまった。」という事態になる場面があって・・・

そんな時はどうしたかというと・・・コーナー脱出後、「ここにジッとしているから、みんな抜いていってくれ。」


左右からぶち抜いていってくれます。トップグループはみんな腕が立つメンバーなので。彼らは躊躇なんかしない。(そのはずです。その大会で一番速いメンバーが揃っていないと耐久レースのトップは走り続けられないのだから。)


「アウト側に動くと危ないと感じたら、とにかくじっとしてる。上手い人たちは、見切って抜いていってくれる。」


逆にいうと、”速い車両”は、他車を引っ掛けてはいけないんです。引っ掛けたドライバーは、その大会のへたくそ大賞受賞者です。


これが、私の中で一段クラスが低い本庄軽One耐久レースNNクラスになると・・・

困ったことに「追いつかれた側が、ブロックライン」をとってきます。


まあ・・・「わかるよ。その気持ち」って車内でつぶやいていましたよ。レースやってる気分になれるものね。後ろの車両をうまく抑え込めると。


本庄軽One耐久NNクラスでは、「他の耐久レースでは絶対体験できないこと」があるんです。

それは、「最高速度が、参加車両全てが全く同じ。Honda車を除いて。」(なので、Honda車は別クラス扱い)


車内から観察していると、シフトアップポイントの違いだけで、トップエンドの速度は全く同じです。どの車両も。

なので、この大会は、まさしく「ドライバーの力量とコーナーリングの車両セットアップ」が決定的な差となるのですが・・・


「速い車両に追いつかれた側」が、「コーナーでブロックラインを取り続ける」それも「耐久レースなのに」


全く意味がないです。もう一度書きます。

その行為に全く意味はない。


「トップスピードの差がない大会で、自分の後方から速い車両が迫ってきた。」

「力量の差」を素直に認めるべきです。

大丈夫。ドライバーの差じゃなくて、車両のセットアップの問題。恐らく。さっさと後方から迫ってきた車両を前に出した方が、自分のペースで走れるんです。前に出した後、その車両について行くことができたら、自分の力量が一段アップしたことになります。大会中に。


この本庄軽One耐久NNクラスは、「決勝中に少なくとも10回のドライバー交代」をしなければならない独特のルールがあって・・・


電子ボードの順位表は、その時点での正しい実力値を示していません。


「自分の後ろから迫ってきた車両は、すでに決勝周回数が違う。」可能性が高いんです。同一周回だっら、ブロックしてみても・・・まあ、意味があるのかもしれませんが、この大会は、同一周回数であることをお互いはっきりわかっているのは、トップクラスの数チームだけでしょう。


速い側は、かなりイライラします。イライラする大会です。本庄軽One耐久レースNNクラスは。

ただ、繰り返しますが、「速い側が、遅い側を引っ掛けたら、引っ掛けた側がその大会の下手くそ大賞受賞者」です。


大丈夫ですよ。10分・・・長くて15分イライラをコントロールするんです。自分の中で。

競技速度で人が集中力を保てるのは、最初の10分・・・長くて15分です。だから、スプリントレースのほとんどが15周までの周回数なんです。


15分経ったら、前を塞いでいる車両は、ブレーキングで甘さが出ます。

ただ、抜きにかかる時も、「ブレーキングで100%」にならない進入の仕方をしないといけないです。

相手は、再びあなたに向かって被せてくるかも。アウト側から。


今年の第一戦でも、私は何度か、イン側の縁石に大きく車体を載せて、引き下がりました。タイヤのグリップを余らせて、ブレーキング中に左右に動けるようにして抜くアプローチをとっていました。相手は、「車がぶつかるとどうなるか?」を恐らく体験したことがない。


軽自動車で衝突事故を起こしたら、まず間違いなく転がるんですけどね。(もし、腕が外に出てしまったらアウトだ。)


まとめると次のようになります。

1)耐久レースで追いつかれた側は、素直に後続にラインを譲ること。あなたが競っている(つもりの)相手は、実は、全く違う周回数かも。


2)後続に追いつかれて、動くことが危険だと感じたら、そのままその位置をホールド。不用意にコース幅を使うような動きをすると事故になります。


3)追いついた側は、イライラしない。遅い相手に近づいても、アウト側から抜くのは余程の場面のみ。相手は、あなたをイン側に譲ろうとアウト側に動くかもしれない。(何年か前のJoy耐でいたんですよ。練習走行中にEP82をアウトから抜こうとして飛び出していったVTECシビックが。練習走行中にそれをやるってなんだろう・・・車を整備してくれている人たちのことを考えたら、その選択はないだろう。)


4)イライラしても10分か最大15分自分をコントロールする。前方の遅い相手はどうせ疲れてくる。それからゆっくり料理すればいい。


さて、月末は、Enjoy耐久”Joy耐”です。

行くぞ。約束の地へ。

2016年に積んだラインオフそのままのノーマルエンジンで、今年の大会も完走してみせるぞ。


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GOLDEX本庄モーターパークの路面の話 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]



先日、ものすごく久しぶりに日光サーキットに行ってきました。

日光4時間耐久レース第1戦参加のために。

この第二次活動の最初期メンバーから誘われてVitzをドライブすることになりました。

会場でオーナーと朝の挨拶。

てっきり二人とも同じ車をドライブするのだと思っていたんだけど・・・別々だった。オーナーは、EP82。

「二人で同じ大会に出ていながら、別の車両をドライブなんて初めてだなあ。」

「まあ、お互い車を壊さず完走しよう。」

なんて言って、4時間を過ごしたんだけど・・・

オーナー・・・表彰台乗ってた。

さらっと。クラス3位だって。

車高が高くて、ラジアルタイヤのVitzのブレーキング姿勢に手を焼いている脇をオーナーがドライブするEP82がドッカ〜ってぶち抜いていくたびに「アレ、一体どうなっているんだ?トップ争いをしている連中と同じスピードじゃないか。」と思っていたんだけど・・・まさかの表彰台とはね。VitzもEP82も元は、フォークリフト修理係が作ってくれた車両なんだけどなあ。Vitzがレースでは使われない理由がわかった日だったよ。


さて本題。

今回のお話は、「GOLDEX本庄モーターパークの”路面”の話」

ちょうど、日光サーキットの舗装も確認する事ができましたからね。


どちらのコースも「棲む場所に特化した車両セッティング」が求められる「特殊対応車両」になっていきます。


筑波サーキットやツインリンクもてぎといった、「大きな観客設備があるサーキット」用にセッティングされた車両は、そんなに「特殊対応車両」化はしません。(我々のEP82は、Joy耐朝の練習走行以外、ツインリンクもてぎで練習をした事がない。)


その感覚のまま、ミラをセッティングして出場したんですね。ええ。「初出場でお空に飛んでいったミラ」は。



「なんかうちの車両・・・最終コーナーでブレーキングするとリヤが跳ね上がって、3輪走行になっているよな。」

まあ、軽自動車ってそういうものなのかなあ・・・って、スターレットも筑波の最終コーナー旋回中は、リヤの内輪側が空回りしている車両がありますからね。


ただ、NNクラス初参加の朝に車両をグリッドにつけた際にこのコースが独特の舗装であることを知って・・・

練習走行の時にグリップレベルが低いことは気がついていたのですが、それはラジアルタイヤ(コス●コタイヤ)のせいだと思っていたのですが・・・


違った。


今月、グリッドに車両を並べた日光サーキットはサーキット舗装でした。通常通りの。

でも、この本庄モーターパークは・・・なんといったらいいのか・・・

「白いコンクリに大きな砂利が混ざっている。」

そんな感じの舗装です。


「この舗装、どこかでみた事がある・・・」ずっと気になっていたのですが、フォーメーションラップが始まった時に思い出しました。



現在の丸和は、だいぶ舗装化が進んでしまったそうですが、私が訪問していた2010年頃までの舗装にすごく似ています。本庄モーターパーク。

丸和のスタートラインから直線に伸びていた「コンクリ状の舗装路面」あれと同じ外観をしています。大きくひび割れているのも同じ。


そんなことを思い出しながら、2021年本庄軽One耐久NNクラス第1戦のスタートを見守ったのですが・・・

全車両が、最終コーナーに殺到した時に悟りました。

「うちの車両だけが最終コーナーでリヤが跳ね上がっている。しまった・・・俺たち、セッティングをミスしたんだ。」


スムーズなサーキット舗装でセッティング出しされたこの軽自動車は・・・実際のドライブでは、ブレーキをかけた後、アクセルペダルに足を動かした時に後方から猛烈な振動がある。体全体が揺さぶられるというか・・・

アクセルペダルは・・・踏み込めない。踏んでいくと、フロントタイヤが両輪とも空回りしている感覚がある。


自分の担当時間の間中、ものすごくもがくことになりました。

周りの車両群が異常に手前でブレーキをかけ始めることに合わせなければならず、そのくせ脱出加速時にアクセルを踏み込む事ができない。


抜かれていく中で、周りの車両を観察していると、皆、「バネが柔らかい」のだと思います。中には、「明らかにノーマルバネのままだよね?」という車両も走っていましたから。

恐らく、ノーマルバネではうまく走れないと思います。

ノーマルバネだと恐らく今度は、「ロールと戦う」ことになってしまう。


「ものすごく凸凹があるサーキットで、いかに駆動力をかけられるようにするか。ドライバーのミスを許容できるようにするか」がテーマになるサーキットだと思いました。

ドライバーのミスを許容できないセッティングだと・・・空に飛んでいくことになります。このコース。我々のように。

実際のところ、実は、大会の帰り道に真っ直ぐ家に帰れなかったんです。私。

頭がとにかく痛くなってしまって・・・2月に熱中症?

そんなわけはない・・・途中で寝ながら、なんとか自宅にたどり着きました。恐らく・・・競技中に頭が揺さぶられ続けた影響かと・・・実際、翌日には体調は元に戻ったんです。

熱中症だと、その後、数日頭が痛いはずなんですけどね。


先日、日光サーキットで1日過ごしていて、ボケッとこの辺りのことを考えていました。

日光サーキットは、またここに集まってくる車両群も不思議な形態をしています。「みんなやたら車高が高い。」

なんだろう・・・とは思っていたんです。自分たちが日光耐久レースにEP82を持ち込んでいた時にも。

N1仕様のままの我々だけが車高が低くて、他は全車ノーマル車両・・・というか、ダートトライアル車両の車高セッティング。


「車高が高いVitz」を走らせて、初めて知る事がありましたよ。

N1車両の車高セッティングでは、絶対近寄らない場所を走る事ができるようになるんです。日光サーキット専用セッティングの車両では。


「舗装の一番端まで使った方が速く走れる。でも、このコースは独特で、一番端の部分は、地面に向かって落とし込むように舗装されている。(普通のコースはゼブラゾーンで路面よりも高く持ち上げられている。)」


事実、今回の2021年日光耐久第1戦では、ポールポジションをナンバー付きの最新鋭ロードスターが獲得したのですが、彼らは車高を低くしてきていて・・・(ロードスターパーティレース仕様ではないという事)

4時間を走り切ることはできたのですが、帰りには何か駆動系・・・からなのか異音が出ていました。

激しくトップ争いをし続けたので、恐らく底打ちしたのではないかと・・・


「小さなサーキットは、そこで棲み続けるための専用セッティングが必要です。」

Joy耐を10年続けてきても、知らないことってあるものです。


次回は・・・マナーの話をしましょう。

短い期間で日光サーキットの大会と本庄モーターパークの大会を経験して、ちょっと気になるところがあるので。



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本庄軽One耐久NNクラス大会時に必要な持ち物 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]

河川敷の鯉のぼり
2021年のJoy耐は・・・

今日の時点でも募集がかかったままですねえ。

だいぶ・・・集まらないんでしょうね。我々はエントリー済みなのですが。

一番最初に出走した2011年がこの10年で一番台数が少ない年で、確か70台を切っていたと思います。

今年は・・・どうしよう・・・ピットの数(45)ぐらいしか集まらないとかなっちゃったら。ソーシャルですたんすとか言って、各ピットも柵じゃなくて、アクリル板で仕切られちゃってるんですよ。ピットモニターには、「しゃべらないでください。」とかって、定期的に横スクロールで流れちゃったりして。ふおおお〜。アイコンタクトよ。みんな。めっと目っで通じ合う〜!!!あ、繰り返さなくていい?はいはい。本題ね。本題。


初出場で大失敗に終わった2021年本庄軽One耐久NNクラス第一戦。

短い大会出場時間でしたが、「持ち物」リストを作っておきますよ。あの大会、これからどんどん「出場してみよう。」って人が増える予感がしましたからね。


大会当日に持ってきた方がいいものリスト

1)ブルーシートできるだけ大きなもの(2枚)

2)養生テープ

3)テント(念の為)

4)消火器

5)無線機(デジタル簡易無線機)

6)ピットボード

7)補給用ガソリン(携行缶3つ)

8)予備タイヤ(決勝前交換用タイヤ)

9)ホイール締付用トルクレンチ

10)サービスカーとして、1BOXタイプの車両

11)軍手

12)人数分の椅子


この他にドライバー各人の装備品が必要です。

説明をしていくと、ブルーシートは、1枚は地面に、もう一枚は、荷物の上に被せる用です。

で、養生テープと軍手もここに関係します。

何かというと、「クラッシュした車両を数日置いておくための準備用品」です。

え?不吉?


あ、うん。でも、実体験したことをそのまま伝えるのがこのBlogの使命だからね。

軽自動車がお空に飛んでいくとねえ・・・地球の重力を脱出することができなくて、地上に舞い降りるんだな。(壮大だな。)

で、全部のガラスが割れると、車内が大変なの。ガラス回収で。そのための養生テープと軍手。

管理事務所で車両保管場所を指定してもらって、そこになんとか全員で車両を収めたあと、持ってきたブルーシート(2枚。ここが重要)が役に立ちます。

「軽自動車だとブルーシート2枚で、全体が覆える。」ってことを学びました。エッヘン!


ちなみにピット位置には、パーツ破片がばらばら落ちるので、管理事務所でほうきとちりとりを借りる必要があります。きれいにしておかないと、誰かが怪我をするかもしれないからね。


テントは、酷暑や雨の時用に必要になるのですが・・・風が強い場合は、直ちに畳む必要があります。実際、2021年の初戦では、朝、組み立てた全てのチームが降ろしていました。風があまりに強くて。

このテントの代わりが1BOXタイプのサービスカーなのですが・・・私は今回、サービスカーとして、ツーリングワゴンを乗り入れたのですが、雨が降っていたらアウトだったと思います。3列シートタイプでないと、メンバー全員分の荷物を避難させることができない。

このコース、弱点があって、「着替えのスペース」がないんです。

女性ドライバーの参加が多数あったのですが、皆さん着替えスペースのつもりでおそらくテントを持ち込んでいたかと。で、風が強くてテントが開けない。

正直、おトイレの件も含めて、このコースは女性をあまり連れてくることができないコースだと思います。

筑波サーキットやツインリンクもてぎだけでなく、ダートトライアル場のモーターランド野沢でも女性ドライバーの受け入れをしていて、実際、VITAでのKYOJOCUPの影響なのか、ここ数年本当に女性ドライバーが増えています。

なのに、「モータースポーツの入り口」の場所であるこのGOLDEX本庄モーターパークは、「この大会に出てくれた女性ドライバーさん達は、次も来てくれるのだろうか・・・」と思わされる什器設備で運営を行なっているんです。


まあ、暗くなってしまう話はこれぐらいにして、先に進みましょう。


耐久レースで一番の悩みどころ「燃料補給」の話です。

このコースには、ガソリンスタンドがありません。

ついでに言うと、歩いて行ける距離にもガソリンスタンドなんてない。それどころか、朝7時から始まる大会で、そんな時間に開いているスタンドなんて周辺にあるのかな?


なので、ドライバー各員が1個づつ携行缶にガソリンを入れて集合することになります。

私は、これで大会前日に携行缶を抱えてウロウロすることになりました。

だって・・・今の世の中は、「セルフスタンド」が主流。


セルフスタンドで、携行缶にガソリンを入れようとしても・・・入れられないんです。給油機が作動しない。

法律で制限されているとは知っていたけど・・・日光耐久の時は、補給できて現地に持ち込みができたんだよ。

まさか、「給油機そのものが作動しない。」ようになっているとは思わなかった。今では。

なので、「有人スタンド」を探し回る羽目になりました。営業時間に間に合ってよかった。

で、この携行缶に関連しての「消火器」持ち込みです。

大会では、給油場所にちゃんと消火器が設置されていましたが、まあ、Joy耐での癖というか(Joy耐では、参加者がピット内に消化器を持ち込むことが義務付けられている。)自分達のピットエリアに携行缶が3つも4つもある状況は、あまり安心できない・・・なので、自然と各人が消火器を持ってきていました。


無線機は必須です。この大会。

サインボードは、「万が一、無線機が使えなかった時のための手段」として持ち込んでいました。

何しろ、「タイヤが外れま〜す。」と言っている大会で、できる限りコースには近づきたくない。

免許不要タイプの無線機で、十分競技中も使えます。

無線機を走行中に使うということが我々は初めてで、正直、使い方に難儀したのですが、TTC1400大ベテランドライバー様と大々ベテランドライバー様は、かつてS耐に出場する時にこの無線機を使っていたとのことで、走行中に二人ともずっと話していることにショックを受けました。

(私は、絶対無理。ステアリングホイールから手を離してボタンを押さなければならなくて、話せることは「はい」「了解」だけだった。)


予備タイヤとトルクレンチは、これも「万が一」用です。

この大会では、決勝中のタイヤ交換は、ペナルティ扱いです。

決勝前に新品に交換して出走させるのですが、大会半分付近でリタイヤしたあと、タイヤをチェックしたところ、4輪とも走りきれそうな摩耗状況でした。

まあ、ドライバー交換時に毎度ではないにしても、ホイールナット締め付けチェックは必要かなとは思います。Joy耐では、燃料補給時に強制的にピット時間調整があるので、その時にチェックできるんですけどね。

この本庄軽One耐久では、ドライバー交換に一生懸命になってしまって、ナットチェックをしないまま出走・・・ホイールがバイいい〜んとおおお〜という展開になっているのかもしれません。


次回は、「路面」の話をしましょう。

このサーキットの独特な路面状況に苦しめられましたから。


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本庄軽One耐久NNクラスってどんな時間進行? [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]


「ああ〜!!!!」という悲鳴というか、叫び声がする方向を振り向くと・・・

ミラがお空を飛んでた。白いミラ。

星になった・・・じゃなくて、なんかその後の光景が・・・アレ、アレを思い出してた。

そう。クリスマスケーキを帰宅途中に道路に落としたあの光景。

走馬灯ってあるんだなあ・・・クリスマスケーキの箱のように・・・ミラがゴロンゴロンと・・・40回転ぐらい(嘘です。)


転がった車両の方に近づかなかったです。あの10年前のツインリンクもてぎと同じ。

「ああ、クラッシュした車両、うちのだな。」

見なくてもわかった。

思ったのは・・・「この大会、長い付き合いになるんだなあ・・・」ということ。

Joy耐も初出場の2011年に全損ですから。

あれから気がついたら、あっという間に10年です。今日の10時からJoy耐2021は参加受付が開始されましたが、我々は今年も出場します。


で、このGOLDEX本庄モーターパークでの軽自動車耐久の話は・・・1回で済ませるつもりだったのですが、大失敗に終わったので・・・何回かに分けて話をしましょう。

というのは、この大会、どんどん参加者が増えると思います。今回は、総計22台の出走でしたが、非常に面白い大会だったので、これからもっと盛り上がっていきます。

で、宣言をしておきたい。


俺たちみたいになるな。大失敗しちゃった。最初の大会で。

あ、ちなみに今回の2021年第1戦の結果は、全22台中、予選16位 決勝リタイヤという結果でした。


さて、今回のテーマは・・・「大会進行(スケジュール)」の話をしましょう。

正直、コースを2回走っただけで、事前情報全くなしで本庄モーターパークに集合しました。

朝7時が集合時間だったのですが・・・7時少し前に本庄モータパーク周辺のコンビニエンスストアには、それらしい人たちが集まっていました。

その中にオーナーを発見。

「いやあ・・・朝、早く来すぎちゃってさあ・・・みんなコンビニで時間調整しているみたいだから、真似してた。」

「早く来たって、何時ごろ?」

「5時半。」

・・・・早すぎるぞ。いくらなんでも。

ちなみに私は・・・午前1時半から、全く寝る事ができなくて・・・家で時間調整してきたんだよね。まあ、いつものこと・・・ほら、遠足の日の前って、眠れなかったでしょ?ええ、アレですよ。アレ。ワクワクしすぎちゃって。

バナナはおやつに含まれるのか?みたいな。


でも、休日の関越自動車道って、朝早くなのに渋滞が始まっているんです。正直、ちゃんと7時に到着できるか不安だった。途中。


本庄モーターパークの入り口に到着すると、係員さんから言われたのは、「サービスカー以外は、ピットに入れません。駐車場に止めてください。」

私の乗ってきた車両がサービスカーになることは決めてあったので、ピット内の白いミラを探して・・・横付け。

「ピット位置が先着順だったら嫌だなあ。できる限り朝早く来て、場所取りをしないと。」と思っていたんだけど、そうではなくて、ピット割が大会主催者から連絡されるのだそうです。

で、本当に「軽自動車1台プラス普通車1台」のスペースしか割り当てられないので、そんなに荷物は持ち込めないです。


後ろについてきたはずのオーナーが・・・なんかいつまでたってもミラのところに集合できない。

なにぶん、今日初めてこのコースを走るのだ。案の定、駐車場の位置がわからなくて、少々放浪したらしい。

事前にこのコースで練習ができる時には、山の上の方まで自分の車両でゆっくり上がってみたほうがいいです。セーフティーローダーとかも十分に止める事ができる広い駐車場があるので。


外車整備係も到着したので、全員で事務所で受付。

待ち時間の間に外車整備係に話を聞くと・・・

ぐらいに入り口に来たんですけど、もう、”絶対にこの周辺に車を止めさせない。”って感じでしたよ。近寄れなかったので、周りをドライブしていました。」

あ、う〜ん・・・チミもワクワクしちゃったのか。寝れなかったのか?そんな時間に到着しちゃうとは。早すぎるぞ。みんな。


受付と車検はほぼ同時進行という感じです。

とにかく、朝7時集合後、いろいろな作業を同時並行で行わないといけない。今度は、車検ね。車検。

と言っても、ミラを出走できる状態にした後は、「ヘルメットを1つでいいから天井に置いて、フロント側をジャッキアップして係員さんを待つこと。」

係員さんを待つ間にトランスポンダーを装着する位置をみんなで決める。


なんでフロント側をジャッキアップ?

全然簡単な車検だった。ぐるっと外観検査と、ウインカー類の作動検査の後は、ギヤボックス周辺をチラッとみられておしまい。

なんだかやたら簡単な車検だな。と思っていたら、我々の車両は「ナンバー付き」だからとのこと。「自走してくるんだから、道交法違反の改造はしていないよね?」という前提なのだそうです。ギヤボックス周辺をチェックされるのは、「レギュレーションでLSD装着を禁止している。」ためとのこと。


隣の若者たちの車両は・・・我々と全然違って、筑波やツインリンクもてぎ並みのチェックが入っていた。入念に。

なんか・・・やたら若い人たちが集まる大会だな。とは思っていたけど・・・車両の仕様も違うらしい。あちらは、ロールケージまで入ってる。


全車の車検が終わった後、すぐにドライバーズミーティングです。

広いピットで、係員さんが前に出て、参加者がそれを輪になって聞くというスタイル。

きちんと話を聞いたほうがいいです。ドライバー交換手順やガス補給手順の説明があります。かつ、落とし穴がある。ちゃんと聞いてないと。他のコースや大会では見られない独特のルールがあります。


そのミーティングの中で気になる発言があって・・・

「タイヤ。飛ぶので、しっかり増し締めをして出走させてください。」

うわあ・・・軽自動車ゆえの現象なのか、それとも整備不良なのか・・・実際、この大会を最後まで見学(出走していたはずなんだけどね。)したオーナーによると、終盤にタイヤ外れ事故が発生したそうです。

なので、実の所、私はコースはほとんど見ていなかったんです。遠くから時々眺めるだけ。とにかく近寄るのはよそうと思っていました。1日。


気になっていたのは、このコースを初めて走るオーナーの処遇。

事前のライセンス講習を受けていないで、本大会を迎えてしまった。

でも、ドライバーズミーティングも終了してしまったし・・・これ・・・どうなるんだ?コースライセンスの取り扱い。

しばらく、オーナーの姿が見えない・・・と思ったら、帰ってきた。

「別の場所で、コースライセンス直前講習会があったんだ。でも・・・予想していたよりもたくさんの人が講習を受けていて驚いた。」

・・・・そんな人達と競技をするの?5時間。


9時から練習走行・・・というか、もう、これ予選。

9時からの40分で、オーナーをコースと車両に慣れさせないといけない。

車両の持ち主であるTTC1400大ベテランドライバー様にチェック走行してもらった後、オーナーにとにかく走ってもらった。耐久だから予選順位なんて気にしない。


10時には、グリッド整列開始。


グリッド整列のためにミラを押している段階から、私の頭の中はグルグル。

1.コースには近づかない。絶対。

2.車両を傷つけずに帰ってくる。追突されたり、抜きにかかっているのにスペースを与えないで、ぶつけてくるような相手がいっぱいいる大会なんじゃないか?ちゃんと無傷で済むだろうか・・・

3.走行中にタイヤが飛んできたら、どうやって避けよう・・・


グリッド整列終了後、ローリングスタート開始。
ドライバー交代を10回もしないといけない大会ということで、早々にその作業の時間がやってきた。
決勝がスタートしたところで、大会関係者の配慮に気がつかされることが起きました。
「初めてこの大会にやってきてくれたチーム」ということでなのか、我々のピット位置は、とにかく全ての作業がしやすい場所だったんです。
最初は、周回タイムを掲示している計時システムの目の前が自分たちのピットなんて楽だなあ。と思っていたんです。
何しろ、自分たちの車両の正確なラップタイムを遠くから電光表示板で確認できる。
それだけではなくて、自分たちのピットの目の前が、「ドライバー交代エリア」だったんです。
なので、各チームのドライバー交代作業方法を確認した後、自分たちの交代作業に取り掛かることができました。
まあ、初めてだったが故に注意を受けてしまったのは、「自分たちの交代の番だからと言って、エリアの場所取りをしてはダメで〜す!」
なんか・・・はやる心のせいか、どうしてもエリア内にグイグイ入っちゃうんですよ。体が。
そのせいで、ピットロードに進入してきた車両が、「え?え?この人達、俺たちのチームの人じゃない・・・」ということで、フリーズしてしまうことが発生していました。ごめんなさい。
恐らく、経験値が高いチームは、事務所棟に近い場所が割り当てられているんだと思います。(ドライバー交代エリアから最も遠い)何しろ、事務所等に近い側では、「スリックタイヤ?」と思うような走り尽くしたタイヤとかを置いているようなチームがありましたから。
自分の担当時間を無事にこなした後、落とし穴発生。
ドライバーミーティングで言われていましたよ。
「走り終わったドライバーは、係員の机にやってきて、自筆でサインをすること。」
危ない危ない。
自分のピットに戻ってしまっていました。無事故で走りきれたことにホッとして。
あっという間にお昼の時間になります。
お昼ご飯は、ドライバー人数分、カレーが用意されていました。温かいカレー。
でも、お手伝いに来てくれた人の分はないので、別に購入する必要があります。
我々の場合は・・・走行を終えて、肩で息をしているオーナーの鼻先にカレー。
「はい。お疲れさん。」
「ハアッハアッ・・・あの・・・あのさ、普通、走行終わった後って、スポーツドリンクとかじゃ・・・ハアッない?」
「いや、カレーは飲み物だから。冷めないうちに。はい。」
食べてましたよ。カレー。レーシングスーツのまま。(いぢめじゃないよ。)
で、お昼ご飯の片付けをしている時に冒頭のシーンになるんです。
我々の大会はここまで。
その後、1時間ほどいろいろと片付けをしたのちに本庄モーターパークを後にしたのですが、この時点まででは、リタイヤ車両は我々だけでした。
それどころか、傷ついている車両も全くなかったんです。
すごいものだと思いました。
朝の段階では、「この狭いコースに22台も・・・いくら軽自動車が小さいと言っても・・・5時間グルグル回って、無事では済まないだろう。」と思っていたのですが、みんな、全く接触プレイなしです。これなら、参加者がどんどん増える大会になるだろうと思いました。
今日は、ここまで。だいぶ長い記事になってしまいました。
次回は・・・「持ち物」の話でもしましょうかね。


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レーシングシューズの底剥がれを直しました。 [FIA規則装備品]


来週日曜日(3月14日)は、初めての軽自動車耐久です。

流石に色々不安があって、2回目の練習走行にTTC1400大ベテランドライバー様と外車整備係と共に集合。

外車整備係に講習会出席後、早速出走してもらったんだけど・・・

なんだか、彼の携帯電話が鳴り響いている。何度も。


12月の段階と同じタイヤで初めてのコースを初めての車両で走ってもらって、55秒台。

「あ、じゃあ、僕、会社に戻ります。」

いやいやいや。何言っちゃってるの?まだ9時半。

「いや、会社のメンバーからは、”あのコース、軽で55秒出れば十分だから。出たらすぐ戻ってきて。月末対応で大変なんだ”って、さっきから電話がすごいんですよ。」


あ〜ん???なぜにそんなに具体的なタイム?とにかくもう一回だけ乗って。お願いだから。

今度は、決勝で使うタイヤ。新品。今、TTC1400大ベテランドライバー様が自らタイヤ交換してるから。


「いや・・・車両のオーナーの前に私が新兵器を使っちゃうっていうのは、ちょっと・・・じゃ、会社に・・・」

待て待て待て。


大ベテランドライバー様と協力して、外車整備係を無理やりバケットシートに括り付ける。

2回目の練習走行を15分実行させて・・・なぜに新兵器投入なのにさっきのコ●トコタイヤと百分のI秒まで同じタイムで戻ってくるのよ。


「じゃ、ほんとに帰ります。14日よろしく。」


流したな。新品タイヤ痛めたくなくて。


なんか・・・TTC1400大ベテランドライバー様の彼を見送る姿が・・・あれ?

「そっちのメンバーってさ。」

「はい。」

「なんでこうも集まりが悪いのかね。主役のオーナーは?」

「あ、いや・・・あの・・・来よう・・・としてましたよ。もう、今日が最後の練習の機会って事で。」

「いないよね。」

「あ、う〜ん・・・なんか・・・大会当日に講習を受けると、講習費がタダになるって聞いて・・・」

「で?」

”俺、新しいコース、新しい車両でも、すぐにみんなと変わらないタイムで走るから。”って・・・」

「練習なしで本番を走ると?」


あ、なんか・・・遠くの山の方を見つめてる。ソーラーパネルが広がる方じゃなくて、相当遠く見てる。

「あの、あのあの・・・大丈夫です!当日、牽引ロープも持っていきますから!大会で何か起きても、関越道を牽引して帰られるようにします!!」(道交法違反です。やめてください。)


さて本題。

今年も出走を予定しているJoy耐では、車検時にドライバー装備品のチェックが実施されます。

で、今日のテーマは、その時にチェックされる「FIA8856-2000対応レーシングシューズ」のお話。


私は、高校生の時に陸上部(長距離)だったせいか、靴を選ぶのにものすごく慎重になってしまうんです。

たまに普通の靴を選ぶのにも30分で決められない。

色々な靴とサイズを試し履きしてやっと決められるという状況です。

なので、一度買った靴は、底が壊れたり、穴が開くまで使い続けます。

最近、この歳になってやっと悟りを開いたというか・・・

「革靴以外でも、リーガルの靴にしておくと長持ちする。長持ちの靴を買っておけば、毎回靴のサイズに悩むこともない。」ことに気がつきました。


でも、リーガルはFIA8856-2000対応の靴なんて作ってくれない。

今の私のレーシングシューズは、確か・・・最初のJoy耐に出走していた時にツインリンクもてぎのピット内で見つけたTTC1400の彼が予備で持っていたシューズ。


予備で持っていたんですよ。FIA8856-2000対応品。TTC1400の彼は。

その予備品に足を通して・・・すごくいい。これ。

TTC1400の彼に言い放ちましたよ。


「これ、頂戴。」

TTC1400の彼の反応は、「あ、う〜ん・・・」

 

そこっ!画面の前で、「強盗?」とかってブツブツ言わない。


ちゃんと所有者(TTC1400の彼)の同意を得ましたよ。両足とも既に私が履いちゃってる状態だったけど。(ツインリンクもてぎのピットで仁王立ち)


私がそれまでイマイチ納得がいかないまま履き続けていたレーシングシューズは、外車整備係へ。


そんな状態で手に入れた青いレーシングシューズを履き続けて早・・・ん?まさか、今年で10年か?

すごく気に入っています。このsparcoのレーシングシューズ。

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でも・・・

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とうとう底が剥がれてきちゃった。右足。

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左足は、そうでもない。


よくよく振り返ってみると・・・

最近は、練習走行を開始する前に準備体操をするようになったのだ。

さすがに歳を重ねて、まあなんというか・・・「激しい運動をしているのは事実だから、運動の前には、普通、準備体操をして臨むよね。」と気がついてしまったというか。


で、アキレス腱の延ばしとかをやるようになったらあっという間にレーシングシューズが壊れた。

ミスったな。

レーシングシューズに履き替える前に普通の靴で準備体操をしておくべきだった。


どうしよう・・・新しいシューズ?

いやいやいや・・・また、この青いシューズを手に入れた頃みたいに足に合う合わないで悩みたくない。

最近は、服や靴も通販で買うのが当たり前になっているらしいけど・・・あれ、多分、「体に合わない場合、返品可能」の商売でないと成り立たないよね。

でも、返品無料って言われても・・・その返品された品物を倉庫に戻す作業をしている人たちがいるんだよ。きっと。

ちょっとねえ・・・返品無料は、その人たちの労働を搾取しているんじゃない?ひょっとして。


なんとか、この青いシューズ、使い続けられないかね?底が剥がれた以外は、ちゃんと機能しているんだから。


机の中からゴソゴソと探し出したのは・・・

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あったぞ。コニシ 速乾ボンドGクリヤー。

まあ・・・だいぶ前に買った事務用品なんだけどさ。まだちゃんと機能するみたいだから、靴底を貼るのに使えるんじゃないか?

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ムニョッと出して・・・

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とにかく靴底に入れてみる。たくさん。1本使い切るぐらい。

で、多分こうするんだよ。

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OK?次の練習走行までほっておけば、いけるんじゃないか?

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たぶん・・・多分うまくいった。


早速、何回か練習走行をしてみたけど・・・

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やっぱり・・・

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パコって剥がれかかってる。

う〜ん・・・なんていうか、パリッと接着するんじゃなくて、弾力がありながら、しっかり接着できるものじゃないとダメみたいだ。


どうしたものかなあ・・・

スターレットの整備中に保管ガレージでAE86レースの彼に相談してみると・・・

「ああ、そんなの超強力接着剤を使えば全然問題ないよ。いつもそうしてる。」

「いや、超強力接着剤って一体どんなの?」

それ。いつも使ってるだろ?」

????


何言ってんだろう・・・と、指差す方向を見ると・・・いや、まあ・・・確かにね。確かに接着剤・・・



あ、う〜ん・・・確かに、確かにね。

あの新品オイルポンプオイル漏れ事件の時に散々触ったけどさ。シールパッキンブラック。

ちょっと・・・高級すぎる接着剤かなあ・・・う〜ん・・・確かに固まった後も弾力があるし理想的・・・いやいやいや。


何かねえ・・・頭の隅っこにあるんですよ。陸上部の頃の記憶が。

双子の兄弟がいつも何か接着剤を握りしめて、競技シューズの底を貼ってた。(兄ちゃんの方は、チームのエースだった。)

「やっぱり塗って翌日に使っちゃうとすぐ剥がれるのか」とかなんとかブツブツ言いながら。


あれ、なんて商品だったっけ?

シュー・・・なんとかっていつも言ってたような・・・


家の近くの大形スポーツショップに行ってみる。

陸上用競技シューズのコーナーで店員さんを捕まえて話をすると・・・

「靴底を貼る接着剤ですか?どのような靴を貼りますか?」

「運動靴です。」

そのまま店員さんが消えて・・・いつまで経っても戻ってこない。


仕方なしにシューズコーナーをブラブラする。

靴を買うたびにいつも思い出す事がある。


中学生になった頃・・・私は周りから笑われていた。

「お前、いつまでそんなプリント柄の靴履いてんだよ。PUMAの靴とか買ってもらえないのかよ?PUMAってピューマって言うんじゃないんだぜ。


流行り始めていた運動靴メーカのスニーカーを買ってくれなんて親にせがめなかった。

何しろ、自営業者の我が家は、母親もトラックを運転して、毎晩遅くまで働いていた。

月に一度、母親に呼ばれて、たくさんのお札を見せられるんだけど・・・従業員の皆さんへの支払いをそれぞれ封筒に入れた後、残ったお金の枚数が・・・すごく少なかった。

「残ったこの分で、うちは生活するんだよ。」と毎月母親に言われていた。


あのかっこいい靴は、すごく高いんだろうなあ・・

ある日、父親が、私と弟を連れて、街の小さな運動用品店に連れて行ってくれた。(そのお店には、高校で陸上を行うようになってから、通うようになった。)


「この棚から靴を選ぶように」

ものすごく驚いた。

「みんなが履いているのと同じデザインの靴」が棚いっぱいにある。

でも・・・選ぶのにものすごく時間がかかった。

確か・・・1つで1万円を超えていることにものすごくびっくりした。

とにかく値札を全部見ていって・・・欲しい形の靴は、みんな1万円を超えていた。

五千円ぐらい・・・だったと思う。

六千円しない靴を選んで、買ってもらった。


弟は、1万円を超えるかっこいい靴を選んだ。

驚いたのを覚えてる。「なんでそんな高いのを選ぶんだ?」

弟は一言。

「お前、なんでそんなカッコ悪いの選ぶの?」


結局、その初めて買ってもらったスニーカーを中学校に履いていったら、弟と全く同じことを周りから言われた。

「やっとプリント柄の靴じゃなくなったと思ったら、変な靴買ってきた。」

ガタガタになるまで、あの青い靴を履き続けて、最後の最後まで、そう言われ続けたよなあ・・・1足しかなかったし。確か、高校生になっても履いていたんじゃなかったかな?


そんなことを思い出していたら・・・(ものすごく長い時間、店員さんが戻ってこなかった。)

すごく困った顔をして、店員さんが戻ってきて・・・ああ、やっぱり21世紀にわざわざ靴の底を貼ってまで履き続ける人はいないんだな。


「すいません。倉庫を探したんですけど、お客様が希望される接着剤は在庫切れで・・・取り寄せしましょうか?」


すごく頑張ってもらったのはわかるけど、まあ、お断りした。


さて、困ったぞ。問題は解決していない。


あの高校陸上部の兄弟の実家に電話してみる。ものすごく久しぶりに。

「ねえ、あの高校の時に靴底貼る時に使っていた接着剤って、なんて言ったっけ?」

「ああ、シューグーだよ。Shoe Goo!いやあ・・・久しぶりだ(ガチャ)」

プープー・・・


ああ、うん。商品名わかればいいから。


今もシューグーって商品は売ってるのかね?

と思ったら、ちゃんと販売していました。しかも進化して。

スポーツ用は、Sports Gooという商品名なんだそうです。


さっさと楽天で購入。うん。リアル店で入荷まで待ってられない。

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よしっ。

んじゃ、ムニョッとな。

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はあはあ・・・白い。白い液だぜ。ビュウウ〜とおおお〜!!!!


その後、どうなったか?って?

うん。全然問題なし。すごい性能。全く剥がれずに練習走行を続ける事ができています。

ちょっとね。この白い液が固まってしまうのも忍びない。

みんなで使おう。

え〜と、じゃ、まずはオーナーね。その次は、外車整備係のシューズっと。

・・・・そういえば、その後、誰の家に行ったんだっけ?Sports Goo・・・あれ?


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ロールケージをコーキングしました。 [EP82日常整備]



「あと一周・・・か?フロントタイヤから振動が出るようになったけど・・・走り切ってしまおう。」


筑波サーキットのフィニッシュラインを超えて、1コーナーにアプローチ。

もう、練習走行も終わりの時間だ。ブレーキング・・・ブレーキペダルを踏んだ瞬間にこれから先の未来が予測できた。

いつものように減速できない!

ブレーキペダルから足を離して、もう一度踏み直す。無理だ。


ジタバタせずにそのまままっすぐ進むことを選択。

「今日かよ。」

コース外の砂利ってこんなに深いんだ・・・減速しきれず・・・クラッシュパッドに突き刺さった。


まいったね。ミスをした。第二次活動が始まって、無事に車を壊さず走ってきたってスタート前に思っていたんだ。

まさか、今日、車両を壊す日になるとは・・・


コース内でバックギアはご法度だけど・・・後ろをよく見て、バック開始。脱出できた。

そのままコースの隅っこを走って・・・ポスト員の皆さんがこっち見てる。

「お前なあ・・・どうした?砂利撒き散らして・・・何やってんだよ。」って感じ。恥ずかし〜!!!


強制的に練習時間も終了になったらしい。誰も走ってない。


Bパドックに戻ってくると、オーナーがタイヤを一通り外してくれて、砂利を掻き出してくれた。

スタート前にオーナーから忠告は受けていたんだ。

「これ、タイヤ、もう無理だと思うよ。換えようよ。」


いやいやいや、我々は「タイヤは、下地が出たら使い切った。」っていうチーム。これからあと1走行できるって。


ここのところ、試したいことがあって、4輪ともメーカーバラバラ、コンパウンドバラバラという状態で走ってる。

当然、「なんか乗れてないんだよな。」という感じの練習走行だったんだけど・・・耐久レースは、タイヤがダメな状態でも最後の最後、チェッカーを受けないといけない場面がある。

「路面のタイヤカスを拾ったのか、タイヤが無くなったのか」

その振動の状態を自分で予想して、最終周回に入ったんだけど・・・まさか、あそこまで止まらなくなるとはなあ・・


タイヤメーカーによって、「下地が出るあたり」の振る舞いにそれぞれ癖があって・・・

「最後まで、タイムが落ちてもなんとか走ることができる。」

「ある程度のところで、ゴムがずるっと剥がれて、走行しようと思わせなくなる。」

今日のタイヤメーカーは、「表層のゴムが無くなった途端、グリップしない。」タイヤだった。


その兆候は、練習中にあったんだよね。とにかくブレーキペダルを踏むと、ロックしてしまう。

やってしまった。無理をし過ぎた。

第二次活動14年目にして、スターレットを壊しちゃった。


「まあ、大丈夫じゃない?フェンダー引っ張るだけで。」


オーナー。そっち側持って。私は、前の方持つから。

「え?なに?なんで、目をつぶってるの?引っ張るんじゃないの?なにブツブツ言ってるの?」

ふっかつのじゅもんを唱えていたの。はいっ!引っ張る!引っ張る!!引っ張るうう〜!!!


「あのさ、普通にできない?静かにグッて引っ張る感じ。みんなこっち見てる。」


フェンダーどうなったかって?

歪んでませんよ。左側。

もし、この左フェンダーが歪んで見える人は・・・

心に闇を抱えている人だな。いかんな。全く。


さて本題。

2012年に組み上げて以来、初めてクラッシュパッドに突っ込んでしまったスターレットですが、前々から気になっていたことがあります。


それは、「クラッシュしたことがないのにいつの間にか車両の中に水が溜まってる。」こと。


「耐久レースは雨でも実施される。」


ということで、雨の筑波サーキットでの練習もきっちりこなすのですが、(というか、雨になると他の車両との差が小さくなるのが嬉しいんですよ。走っていて。)どうも、雨の走行中に水が侵入するらしい。


あまりね。運転席に水が溜まるようだと、ペダル操作に支障が出る場面があるかと。

疑ったのは・・・多分、あれだよ。アレ。

ロールケージ基部.jpeg



ロールケージ取り付け部.jpeg


ホイールハウス内の当て板も・・・明らかに隙間があるものなあ・・・


考えたのは、接着剤・・・・いやいやいや。

万が一の事態になった時に(なったんだけど。練習中に)板金作業がやりにくくなるような処置を取りたくない。


家のエアコン・・・コーキング処理するよね。配管と壁の間。


あれ・・・白いけど、あれの黒版ないかね?コーキングだったら、後から剥がすことも簡単だ。

信越シリコーン製品で探してみる。

shinetsu.jpeg


あった。黒いコーキング材。

信越シリコーン.jpeg


箱から取り出すとこんな感じ。

なんで信越シリコーン製かというと・・・電気工事をしていて不具合が出たことがないのだ。信越シリコーン製品って。

それと、親会社側も「電子部品内に使うコーキング材」の分析を行なっていて、「周辺の部材を侵食しないか?」という試験にクリアした商品群に信越シリコーン製品がたくさん掲載されてる。


さっそく塗ってみよう。

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多分こんな感じ。


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ほんとは、ネジの頭の部分までコーキングするか迷ったんだけど・・・

大会前は、必ず増し締めするからね。締められることを優先。

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小さなスターレットの処理で、ちょうど一本使い切るぐらいだった。


多分・・・たぶん、これでだいぶ水が入ってこないはずなんだけど・・・今のところ、雨の練習走行がないから、わからないや。


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GOLDEX本庄モーターパークを初走行 [GOLDEX本庄モーターパーク]

スクリーンショット 2021-01-07 22.18.32 (1).jpeg

今年初めての記事になります。

2021年もよろしくお願いします。

年末年始から、今日まで(今も)面倒ごとに巻き込まれていて・・・

中古で買ったiMacがどうにもうまくない・・・初めてSofmap以外で中古マシンを買ってしまって・・・案の定の展開。

これがいわゆる「安物買いの銭失い」かと・・・


このマシンを売った店舗からは、全く連絡なし。やられたあ・・・


もう一度、リカバリーモードで立ち上げ作業を行いながら、従来通りのiMac(2012)でこの記事を書き始めます。


さて年明け一発目なので・・・まず、「今年やること」を書いておきます。


1)すでにスケジュールが発表になりましたが、Joy耐2021に出場します。

2)本庄モーターパークで開催される軽自動車耐久レースに出場します。(こちらは多分)


で、今回の記事は、この2)のほうです。


数年前から、オーナーには言われていたんですよね。

「軽自動車の耐久レースって面白いみたいよ。本庄サーキット(この頃の名称)とかでやってるんだって。」


ふ〜ん・・・


終わり。特に反応なし。


いやあ・・・本庄サーキットって・・・この活動が始まった頃に1度だけ行ったことがあるけど・・・ちょっと・・・対向車が走ってくる感じであんまり安全と言えないんじゃ・・・


それと、そもそも論で、「軽自動車は長持ちしない。」って思っています。私。

2019年・・・だったと思いますが、筑波サーキット近くで車の故障で困っていた老夫婦をオーナーと二人で助けたことがあって・・・大渋滞の先にあったのは、「少し古いアルト」


交差点のど真ん中で立ち往生してた。

なんとかオーナーと二人でアルトを動かそうと・・・よくよくみると、ドライブシャフトが外れちゃってたんですよ。そんなに古いアルトじゃなかったのに。


まあ、こんな感じ。


「自分たちのスターレットだって、てこずっているんだから、軽自動車なんて手に入れたら、そっちにかかりっきりになっちゃうぞ。」


それがねえ・・・オーナーの特技が再び作動したんですよ。

彼はねえ・・・「困ってること。こうしたいと思っていること」を自分で口に出していると、解決策が向こうからやってくるんです。呼んでいるわけじゃないのに。


TTC1400の大ベテランドライバー様が乗ってくる車が変わったんです。外車から・・・ダイハツのミラに。

・・・・どうした?何があった?とうとう2020年は、TTC1400にも出場しなくなったし。


そのうち・・・なんだかそのミラは、車高が低くなって、赤いフルバケットシートに4点ハーネスが入るようになった。


年末、うちのメンバーがみんな大ベテランドライバー様に呼ばれて・・・大ベテランドライバー様の前では、全員片膝をついて、拝聴しなければならない。

「来年、本庄で行われる軽自動車耐久に出るから。年末休暇期間中に本庄で練習走行ね。このミラで。」

「いや・・・私は年末年始、iMacのOS入れ替えを・・・」

「なぜ俺の目を見て、”はい!行きます!”と言えない!!」

いや・・・あの・・・おっさんと見つめ合う趣味は・・・わかりました。行きます。


オーナーと外車整備係を見ると・・・二人とも遠くを見てる。

「ねえ・・・なんで俺だけ・・・」

「あ、うん。人質は、一人で十分かなって・・・」

「レポート提出してくださいね。車とコース状況の。本番当日に参考にさせてもらうんで。」


年末に本庄サーキットに集合・・・って思ったら、看板が違っていた。

今の正式名称は、「GOLDEX本庄モーターパーク」って言うんだそうです。ナビは、「本庄サーキット」で迷いなく検索されたけどね。


朝8時に集合って言われたけど・・・ギリギリ・・・あれ?誰もいない。ほんとに。


恐る恐る、受付らしき場所に行くと・・・

「今日、初めてきました。なんか8時から講習会があるって聞いたんですけど・・・」

「この紙。すぐ書いて。今すぐ書いて。ほんとに。チャッチャッと。ゲスト会員と年間会員どっちにしますか?」

え?え?会員にゲストとかあるの?


わからない・・・けど、どうやら軽自動車耐久はシリーズ戦みたいだから・・・迷わず、「年間会員」を選択。

「では、年間会員費をいただきます。」

ここで、お財布を開いたところで、驚愕の事実がああああ〜〜〜〜!!!!!

「無い!お札がない!!!」

?????


ただいまの所持金621円ナリ。


・・・・え?え?なん・・・なんで???(硬直)

「あのう・・・カードでも受付できますよ。」


即座にクレジットカードを渡す。よかった、受け付けてもらえた。

教えていただいた「講習場所」に向かうと・・・ドアを開けた瞬間、マスクをつけた人々が、こちらをジロリ。

ふおおおお〜・・・これだから、マスクが嫌いなんだよ。みんな、顔がわからないってことが、怖くないのか?


そ〜しゃるですたんすってやつで、1つづつの椅子にみんなが距離をとって、奥の方まで腰掛けてた。

なんだか教室みたい。


どうも私が皆さんを待たせてしまっていたらしい。講義が始まった。

始まった時は、コースと旗の話なんだろうとタカをくくっていたんだけど・・・なんだかみんなが真剣に聞いてる。

そりゃそうだった。大変だ。このコース。


「ワンオペ運営」なんです。このGOLDEX本庄モーターパーク。

1)赤旗出したら、走行遅れ分1分単位で罰金請求

2)クラッシュパッドを破損させたら、実費請求。(クラッシュパッド外側のカバーを引っ掛けただけでも請求)

3)コースアウトした場合、必ずいったんコース外にでて、車を洗ってから再びコースインすること。

4)ゴミは全部持ち帰ること。そもそもゴミ箱が設置されていません。

5)ご飯は、お昼時にカレー等のサービスカーがやってきます。ぜひご活用ください。


走行時に補償制度にも加入できるけど、満額補償じゃないらしい。ちょっと・・・まずいぞ。

こんな感じなので、30分で終わらない講習会でした。朝早くだけど、全員受講義務ってことに納得。


講習を終わって、早速TTC1400大ベテランドライバー様と一緒に来ていた大々ベテランドライバー様と共に早速走行を・・・とは、ならなかった。


「あのう・・・私、ちょっくらコンビニに行ってきます。」


コンビニにダッシュ。すぐ近くにあったぞ。

コンビニのマシンで、初めてクレジットカードのキャッシング機能ってやつを・・・

エラー!!!!

なんだか知らないけど、受け付けない!クレジットカード。


ドキドキドキドキ・・・・別、別のコンビニだっ!

セブンイレブンに飛び込んで・・・エラ〜!!!

????なんで?


え〜と・・・今日一日621円で過ごせと・・・走行終わった後、水は飲みたいぞ。自動販売機の。

nanacoのカードがある。うん。大丈夫。現金はないけど、nanacoはある。

とにかくお昼ご飯は買っておこう。


もう1件コンビニを探して・・・結局1時間ぐらい放浪してからコースに戻ってきた。結果は・・・所持金621円のまま。


大ベテランドライバー様に恐る恐るお願いする。

「あのあのあの・・・お金・・・貸してください。」

「いいよ。(ニヤリ)」

その即答した笑顔が怖い。

これから何が起きるんだろう・・・


どうも・・・昨日の夜、荷物チェックをしたんだけど、お出かけ用にお財布を移し替えた時に小銭とカード類を移しただけで、舞い上がってお布団に入っていたらしい。

寝られなかったんだよ。おふとうんの中で・・・なので、8時ギリギリ到着。


走行券は、クレジットカードで決済ができた。どうも変だ。磁気不良ってわけではないらしい。

走行券を買ってきたら、すぐにミラに乗せられた。

「いや・・・コース何にもわかってないし、私は最後で・・・っていうか、この車両、スピードメータしかないけど、どの回転数でシフトアップすれば・・・」

「車検が通る改造しかしてないミッション車のミラだから。探すの大変だったんだぞ。もう、軽自動車のマニュアルミッション車なんてなくて。レブカウンターは取り付けたから、とにかく音がなったらシフトチェンジして。」


係員さんのフラッグに合わせて、とにかくコースインする。

「コースが・・・よくわからないよ。筑波サーキットの半分の距離って言ってたから、ツインリンクもてぎみたいに迷子になることはないと思うけど・・・それよりも後ろのアルファードって・・・体験走行なのかな。こんなのでコース走るんだ。」


って思ったら・・・なんだか私がアルファードを邪魔しているみたい。

まあ、とにかく前に出そう。やだなあ・・・コースに慣れてきたら、こんな背が高い車なんて、すぐに追いついちゃうぞ。きっと。


違った。


魔窟ぢゃ。

本庄モーターパークは魔窟ぢゃった。


前に出したアルファードに追いつけない!

なんだ?このアルファード、相当コースに慣れているみたいだ。この車両について行ったほうがいい。って、そっちの方走るの?ライン取り、そっちが正解なの?


ダウンサスが入っていない全くのノーマル車高のアルファードに・・・2周もしたら振り切られた。

いや・・・あの・・・なん・・・なんだ。このコース、「車高低い車でサーキットを走る?そんなの当たり前だろう。時代はミニバン走りさ。」って、そういう人たちが集まるコース????


1本15分の初走行が・・・混乱したままあっという間にチェッカー。

「あの・・・アルファードがサーキットを走っているって一体・・・」

「ああ、あのドライバー相当慣れているみたいね。当たり前のようにあの車高が高い車を振り回していたなあ。」

「どうにも・・・この車両、LSDの効きが悪いみたいです。」

「違うって。そもそも軽自動車にLSDなんて入れるわけないだろう。そんなの最初の直線の段階で感じ取らないと。」

「あと、なんかタイヤが・・・横が弱いんです。いつまでもステアリングを切ってられる。」

「ダメだよ。あんなにフロントをこじってたら。コ●トコで4本18,000円で売ってたグッドイヤータイヤだぞ。Sタイヤと違うんだから。できるだけ早くタイヤをまっすぐにできるようにしないと、タイムでないぞ。」


最初の1本目で54秒台のタイムだったけど・・・二人から遅れてる。とてつもなく離されているわけじゃないけど、ちょっとまずい。


あっという間にお昼ご飯の時間になって・・・

ここのコース、15分ごとに走行枠があるんだけど、間髪入れずに車両を入れるから、1台の使い回しだと、待ち時間を取らないといけない。


恐る恐る二人に聞いてみる。

「あの・・・今日、何時にここに・・・来られたんですか?」

「うん。7時。」

「え、二人共・・・8時集合でしたよね?確か。なんか・・・お腹が空いてきちゃったんですけど・・・」

「あ、俺、もう適当なところで帰りながら食べる。」

ん????

「私は、コンビニで買ってきたのを適当に食べるよ。朝、牛丼屋で食べてきたんだ。朝定食大盛。


・・・なんか・・・朝から牛丼定食大盛って・・・おっさん達についていけない・・・

地べたに座って、セブンイレブンで買ってきたサラダを食べ始める。

あ、このコース、「折り畳み椅子」を持ってきたほうがいいです。椅子の類は何もないので。


「15分2本で見切った。」という大々ベテランドライバー様のご帰還を見送って・・・午後、もう1本走る。


コースの券をもう一度買う方法がわからなかったんんだけど・・・いちいち申込書を書かなくていいんだそうです。

朝、1回書いたら、あとは窓口で「○時の走行走ります。」と申し出ればいいとのこと。

(なので、朝書いた補償金加入口数で1日が決まってしまう。)

最初に渡された、「スタンプ帳」が大事だった。


今度は、スタートライン先頭に10分前には到着して、とにかく目をつぶって、コースの状況を思い浮かべる。

借り物の車両で耐久レースに出るとなったら、とにかく他のメンバーから遅れを取らないようにしないと・・・

迷惑かけないようにするには、それしかない。


フラッグが振られて、全力ダッシュ開始。まあまあ・・・小さな筑波サーキットって思うことにする。


基本的には、2速と3速で廻るコース。レブカウンターの喧しい音を鳴りっぱなしにさせたまま、ターンさせるべきか、迷うラインもある。


さっきは、クリッピングポイントを意識せずに走った。

最終コーナーだったらしい場所になんで衝撃があるような段差があるのかと思っていたけど・・・あれ、ピットロードとの区切りだった。(絶対に真似しないでください。非常に危険です。)


今度は、ちゃんとクリッピングポイントにタッチするように・・・ブレーキをかけると自分が思っているよりも早くロックアップしてしまう。

このコース、ブレーキかけないとダメかな。FF車なんだから、ステアリング切ったら減速するよね。


2本目も54秒台で走ることができたけど・・・これが速いのか遅いのかわからない。とにかく二人からは、0.3秒程度、安定して離されていることはわかった。


「ブレーキかけて白煙出しているようじゃダメだよ。もう、滑走しているってことだからね。止まってないよ。」

「この車両を早く走らせることができるようになったら、EPも速く走れるようになるよ。」


いやあ・・・難しい。どんな競技も、どんな車両も簡単なことはないと思っていたけど・・・この小さなコースにてこずるとは。

軽自動車で走っているせいか、外から見ているほど、コース幅が狭いとも感じなかった。

本庄モーターパーク.jpeg


1日いたけど、赤旗どころか、コースアウトする車両なんて、1台もなかった。

ゴミも散らかること無し。


なんかね。

ここのコースを知ってしまうと、筑波サーキットでは我々はだいぶ楽をさせてもらっていたんだなあ・・・と。

年明け一発目の走行で、コースアウトとかしてちゃいかんということですよ。

あ、ダメiMacのMacOS Big Surインストールが終わりました。


再起動っと。

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FlashAirを使おうとしたら、ものすごく大変だったというお話 [雑談]



なんとかウイルス(Covid-19って言って)が再び猛威を振るうようになって・・・

再び「不要不急の外出を控えましょう」という状況になってきましたねえ・・・


まあ、Go Toなんとかを始めた時点で想像できたことだし、恐らくデータを冷徹に収集している方々がいらっしゃるんだと思います。

私は、日本人らしく「曖昧さ」でこの状況も切り抜けると思うんですよね。ほら、みんな・・・普通に通勤電車乗って出勤しているじゃない。


春のパチンコ店騒動後、実は、薄々気がついてるでしょ?みんな。

「・・・しゃべらなきゃいいんじゃね?」


テレパシーですよ。みんな。テレパシーが使えるようにならないと。

え?無理?あ、う〜んと・・・じゃあ、あれだアレ。

目っと目っで通じ合うううう〜そういうな〜かになりたいわ〜!

はいっ!近くの人と見つめ合って。あなたの頭の中のどす黒い思念が・・・ひっひっひ。


まあ、「空気の遮断」(必要なものだけを取り込む)って大事で、その効果を実証できるものが住友ベークライトから販売されています。

家庭用鮮度保持フィルムってやつなのですが、こんな感じになります。

P-PLUS.jpeg


これ、どちらも同じ日に買ったバナナです。

買ってから4日・・・かな?

この住友の袋に入れておくと、鮮度にこんなに違いが出るんです。

「買いだめ」をこの冬はしないといけなくなると思うので、ぜひ使ってみてください。


さて本題。

今回のお話は、キオクシアのFlash Airを使おうとしたら、とってもとっても大変だった。

というお話。


記録用に残しておきます。


このBlogに掲載している写真は、CanonのPowerShot SX40HSというデジカメを使っています。

もう、だいぶ古いモデルなのですが、「0cmでピントが合う」ということで、愛用しています。特に不具合もないですしね。って思っていたのですが・・・意外なものが壊れた。


それは、SDメモリーカード。8GB品。全く撮影データが記録されなくなっちゃった。


Panasonic品だったので、恐らくPoserShotを購入する前に使っていたPanasonicのFZ・・・忘れた。

とにかく長い時間が経過していたんだと思います。いつの間にか。

壊れちゃうことがあるんだね。駆動部が全くない記憶デバイスでも。


で、すでに古いSX40HSにSDメモリーカードを新しく買うと言っても・・・あまり容量が大きいものも実は使えないのじゃないかと。


色々探したところ「そもそもSDメモリーカードそのものにWi-fi機能が内蔵されている」商品が販売されていることを知りました。

まあ・・・私のSX40HSから直接みんなのスマートフォンに撮影データを転送できたら、便利かも。

たまにAE86レースの彼には、「競技の写真データ一通りこのUSBメモリーカードにコピーして。」なんて渡されるからね。


購入したのは、東芝(現社名はキオクシア)のFlash AirというSDメモリーカードです。64GB品。

自宅に商品が到着した時点で、「アレ?」感が・・・

W-04.jpeg

パッケージの言語がね。

FlashAir.jpeg

中国語版だ。これ。


結局、キオクシアのホームページで取扱説明書をダウンロードすることになるんだけど・・・

Mac版FlashAirToolをダウンロードしてインストール。

FlashAir.png

iMacのSDメモリーカードスロット.jpeg

iMacのSDメモリーカードスロットに差し込んで・・・

ネットワーク設定終了

ネットワーク設定.png

これで、FlashAirをSX40HSに差し込めば、データの転送ができるんだと思っていました。しかし・・・

ここからが長かった・・・

どうもFlashAirドライブ設定というものをしないと、FlashAirのデータにアクセスできないらしい。


FlashAirドライブの設定をします.png


FlashAirドライブ設定.png

FlashAirを入れ替え.png

FlashAirをiMacから取り外して、SX40HSに差し込む。

デジカメのSDカードスロット.jpeg


iMacの無線LANをON

iMacの無線LANアイコン.png


設定中です。

設定中です

1分・・・では終わらなかった。数分待って・・・・

設定が完了しました.png


設定完了したのね。

なにが変化したんだろう?????

書類フォルダ.png


書類フォルダがなにか・・・

flashairフォルダ.png


ああ・・・書類フォルダの中にflashairというフォルダを作ってくれたのね。

で????


あ、ああ・・・FlashAirDriveというソフトウエアを立ち上げるのね。

FlashAirDrive.png


・・・・ここでね。ここで止まったの。

何回FlashAir接続ってボタンを押しても、なにも起きない。


う〜ん・・・まあ・・・考えられるのは、私のiMacはセキュリティがかなりガチガチに固めてあるせいかと・・・

多分・・・多分、FlashAirのせいじゃないんだよ。


キオクシアのホームページで他のOSの取扱説明書を一通りあさる。

なになに・・・ブラウザで、http://flashair/って打ち込めばアクセスできるのね。

httpflashair.png


ああ・・・う、うん・・・明らかにまずいよね。このホームページデザイン。

タイトルバーは、「安全ではありません」って出てる。


アウトでしょう。触るとろくなことがないホームページ。きっと。


さて、どうしたものか・・・・

もう、諦めて「普通のSDカード」として、USB読み出しだけしようか・・・



今では、Safariのお気に入りにFlashAirとして登録しておいて・・・


お気に入りFlashAir.png

FlashAirのSSIDを選択

スクリーンショット 2020-12-05 11.34.02.png


Flash AirをSX40HSに入れたまま、電源ボタンをon



スクリーンショット 2020-12-05 11.43.05.png


やった!Safariの画面上にFlash Airのフォルダーが表示された。

スクリーンショット 2020-12-05 11.43.31.png


こんな感じで、月別にデータフォルダが生成されています。

中身を見ていくと・・・

スクリーンショット 2020-12-05 11.44.53.png

ちゃんとデータにアクセスできてる。

で、面倒だと思うのは・・・

スクリーンショット 2020-12-05 11.48.41.jpg


Macへの取り込みには、いちいち1画像ごとに中身を確認した後、コンテキストメニューでイメージを”写真”に保存としなければいけないところ。

まあ、無駄なデータをMacに取り込むことが防げて良いんですけどね。


ふう・・・なんとか無駄にならずにすんだよ。FlashAir。


早速AE86レースの彼に報告。

「そんなことしてもらってもさあ・・・無駄だぞ。」

「え・・・・いや、だって、いちいちUSBメモリーを介さなくていいじゃん。」

「いや、そういうことじゃなくって・・・」(なんで下向いてモジモジ?)

「スマートフォンじゃないんだよ。俺。」

は????


「携帯電話。大事にしてるんだあ・・・この携帯が終わる時が、俺も終わりの時さ。(大げさ)」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


何でだああああああ〜(苦悩)


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